1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:20:21.71 ID:5ZgSVSDpO
長門「他のキュベレイはキュベレイじゃない」
キョン「おい、ちょっと待て」
長門「何」
キョン「キュベと言えばプルツー機しか無いだろう。常識的に」
長門「何故」
キョン「男の子は昔から、赤色が好きって決まってるんだよ」
長門「私は男性ではない」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:26:51.67 ID:5ZgSVSDpO
長門「あの曲線フォルムにマッチする色はパールホワイトだけ」
長門「それに、キュベレイの語源はギリシア神話に登場する女神『キュベレー』」
長門「女神に合う色と言えば白」
長門「そういうこと」
キョン「なんだと……!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:30:30.90 ID:5ZgSVSDpO
キョン「女神だろうが何だろうが、乗ってるのは年増のババァだろうが」
キョン「所詮賞味期限切れなんだよ」
キョン「比べて、プルツーを見ろ。可愛いだろ」
キョン「赤いカラーリングは若さの印だ」
キョン「まぁ、ババァ趣味には解らんだろうが」
長門「ハマーン様の悪口は許さない」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:34:31.42 ID:5ZgSVSDpO
キョン「おまけに、いつまでも昔の恋人なぞに粘着しやがる」
キョン「正にストーカー」
キョン「いくら機体が女神に由来するとはいえ、パイロットはストーカーババァだ。これじゃ台なしだろう」
長門「もう怒った」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:39:18.24 ID:5ZgSVSDpO
長門「ハマーン様は美しい」
長門「類稀なるニュータイプ能力。兵士達をあれ程まで纏めあげられる統率力。そして操縦技術。小娘とは格が違う」
キョン「シロッコと二人掛かりでもシャアと互角だったけどな」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:43:42.91 ID:5ZgSVSDpO
キョン「しかも年下のガキ誘惑しようとして振られまくりだしな」
キョン「全くどうしようも無いババァだ」
長門「もう駄目だ殺すこやつ」
ガチャ
古泉「やぁ、まだお二方だけでしたか」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:46:50.79 ID:5ZgSVSDpO
キョン「なぁ、古泉。お前ガンダム知ってるよな」
古泉「えぇ、まあ。プルたんの可愛らしさは半端じゃ有りませんね」
キョン「え?」
長門「は?」
古泉「これはこれは」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:49:38.84 ID:5ZgSVSDpO
キョン「馬鹿言え。あんな池沼よか真面目なプルツーだろ」
長門「馬鹿言え。あんなキチガイより高貴なハマーン様だろ」
古泉「いえ、僕、熟女はちょっと……」
長門「んだとコラ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:52:48.83 ID:5ZgSVSDpO
古泉「キュベレイも黒が1番格好よいですし」
キョン「そうか?黒ってお前、なんかオッサンのイメージがあるんだが」
長門「黒い三連星とか」
古泉「一緒にしないで下さい!」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 16:57:00.35 ID:5ZgSVSDpO
キョン「まぁ、確かにプルも可愛い。少なくともババァより断然」
古泉「当たり前ですね」
長門「テメェ達に今日を生きる資格は無ぇ」
キョン「だが、頭の中が終わっとる。ぷるぷるぷる()」
古泉「違います!プルプルプルプルプルぅ~!」
古泉「です!」
キョン「うわぁ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:00:23.73 ID:5ZgSVSDpO
キョン「プルファンってキモいんだな」
古泉「失礼ですよ」
長門「ハマーン様の良さが解らない奴は童貞」
キョン「童貞で何が悪い」
長門「見た目」
キョン「クソッ、何も言い返せねぇ」
古泉「これはこれは」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:04:06.02 ID:5ZgSVSDpO
古泉「でも黒って良くないですか?ダークな感じで」
キョン「中二臭い」
長門「赤も小学生臭い」
キョン「白はババァ臭いけどな」
長門「次ババァって言ったら消すからな。嘘じゃないぞ」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:06:43.63 ID:5ZgSVSDpO
キョン「それぞれのキュベのスペックってどうなんだ?」
長門「大して変わらない」
古泉「後はパイロットの腕ですね」
長門「所詮強化人間は純粋なニュータイプに敵わない」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:09:58.96 ID:5ZgSVSDpO
古泉「ここで話していても平行線ですね」
キョン「客観的な意見が欲しいな。知り合いにも聞いてみるか」
長門「そうするべき」
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:14:13.68 ID:5ZgSVSDpO
―――
キョン「おーい、谷口、国木田」
谷口「おう、……って、愉快な仲間達も一緒か」
古泉「どうも」
長門「どうも」
国木田「どうしたの?」
キョン「モビルスーツの話なんだが」
谷口「ストフリ最高」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:19:06.62 ID:5ZgSVSDpO
キョン「あ、いや」
谷口「ストフリ最高。それ以外はダサすぎ」
キョン「あの」
国木田「ちょっと谷口!何言ってるんだよ!」
キョン「俺は……」
国木田「最高なのは陸戦型ジムだろ!?」
谷口「有りえねー。雑魚すぎ」
国木田「主人公無双の何処が楽しいんだよ!ガンダムは泥臭く有るべきだろ!?」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:28:00.20 ID:5ZgSVSDpO
谷口「時代の流れについてこれないのかよ!」
国木田「今のガンダムはガンダムじゃない!」
キョン「あの、ちょっと」
「「キョンはどっちが良いんだ!」」
キョン「……」
キョン「正直どうでもいい」
国木田「な……!」
谷口「この野郎……」
キョン「よし、他を当たろう」
古泉「了解です」
谷口「おいッ!まだ話は終わってねぇぞ!キョン!」
キョン「うるさい」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 17:32:31.87 ID:5ZgSVSDpO
―――
キョン「あの二人は失敗だったな」
長門「そう」
古泉「他を当たりましょうか」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 18:15:58.76 ID:5ZgSVSDpO
キョン「お、あそこに見えるは鶴屋さん」
古泉「声をかけてみましょう」
キョン「おーい」
鶴屋「ん?」
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 18:20:27.07 ID:5ZgSVSDpO
鶴屋「おやっ、キョン君じゃないかっ!久しぶりだねっ!」
キョン「お久しぶりです」
古泉「最近お休みが多いと、朝比奈さんから聞いていました。何をされていたんです?」
鶴屋「ちょっとSD三国伝の撮り溜めをね」
キョン「SDですか」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:04:33.32 ID:5ZgSVSDpO
キョン「俺はSDは良く解りませんが、どうなんです?」
鶴屋「うーん、ちょっとメカっぽさが足んないかなっ!三国志が好きだから見てたけど」
長門「イージーエイトは格好良かった」
古泉「メカっぽさ求めるアニメじゃ有りませんけどね」
241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:12:41.79 ID:5ZgSVSDpO
―――
鶴屋「ごめんっ!ΖΖとかはよく解らないにょろ!」
キョン「そうですか。どうもすみませんでした」
鶴屋「お役に立て無くて申し訳無いっさ」
キョン「いえいえ。ではまた」
鶴屋「またねっ!」
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:17:50.12 ID:5ZgSVSDpO
キョン「後、なんか知ってそうな奴いるか?」
古泉「朝比奈さんはどうでしょう?」
長門「彼女は初代信仰派だから無理」
キョン「仕方無い、アイツに聞いてみるか……」
258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:29:20.32 ID:5ZgSVSDpO
―――
キョン「あー、もしもし」
佐々木「もしもし、久しぶりだね、キョン。どうしたんだい?」
キョン「一つ聞きたい事が合ってな」
佐々木「……?」
キョン「キュベレイといったら何色だ?」
佐々木「……」
佐々木「紺色かな」
古泉「これはこれは。彼女も僕と同じでしたね」
佐々木「量産型の」
キョン「なんと」
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:37:52.78 ID:5ZgSVSDpO
佐々木「僕は昔から専用機が嫌いでね」
佐々木「どうしてもパイロットの悪い所を見て、機体も嫌いになるんだ」
佐々木「量産機なら、名も無い兵士。感情移入しなくて済むだろう」
古泉「ああ、キャラに成り切っちゃうタイプの人ですか」
265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:43:49.96 ID:5ZgSVSDpO
佐々木「因みに、僕は連邦派でね」
佐々木「リ・ガズィとか好きだよ」
キョン「なるほど」
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:54:54.27 ID:5ZgSVSDpO
―――
キョン「そうか。量産機とかも有ったな」
長門「盲点だった」
古泉「人それぞれの考え方が有りますね」
長門「そう。人それぞれ」
キョン「……やっぱりさ」
古泉「?」
キョン「みんな違って、みんな良いんじゃないかな」
278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 19:58:59.59 ID:5ZgSVSDpO
古泉「ふ……、随分今更ですね」
長門「だが、一理ある」
キョン「さぁ、皆で褒め讃え合おうでは無いか、それぞれのキュベレイを!」
古泉「ええ!」
長門「これが夢のキュベレイハーレムか」
ガチャ
ハルヒ「ちーっす」
286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 20:03:51.57 ID:5ZgSVSDpO
長門「キュベレイハーレムへようこそ」
古泉「ようこそ!」
ハルヒ「キュベレイ?……ああ、私は赤いヤツが好きね」
キョン「……!」
古泉「おや、貴方と一緒ですね」
キョン「……」
古泉「……どうしました?」
キョン「は……、」
古泉「は?」
キョン「はぁぁあああい!一票!一票!一票入ったぁぁぁぁあ!」
ハルヒ「!?」
293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/08/15(日) 20:09:50.27 ID:5ZgSVSDpO
古泉「ちょ、戦争は集結した筈じゃ」
キョン「うるせぇ!第二次キュベレイ抗争じゃ!今の所俺が優勢な!」
古泉「この……!」
長門「ここは一旦手を組むべき」
古泉「長門さん……!」
長門「これでこちらも二票。互角」
キョン「てめぇえぇえ!卑怯だぞォォオォ!」
古泉「卑怯はどっちですか!」
ハルヒ「なんなのこの人達」
完