1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:20:10.51 ID:OZv7HyOY0
ねこみみ「体の方ばっかりけしからんことになってもまだまだお子様なんだねぇ。グフフ・・・」
向日葵「はぁ!?なんで私が!?っていうかさっきから守護精霊プラズマって何ですの!?」
櫻子「私にわかるように喋れ!」
ねこみみ「もー!うるさいうるさい!」ガーッ
「とにかく向日葵ちゃんは借りるかーながわー!」
向日葵・櫻子「「!!?」」
ねこみみ「よこよこはまはまよこは~まっ!!」
パァアァ~ バシュンッ!
突如現れたねこみみくまさん!光とともにゆるゆり世界から消えた向日葵!
向日葵は・・・櫻子は・・・そしてゆるゆりはどうなってしまうのか!?
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:24:50.36 ID:OZv7HyOY0
・・・・・・七森町
櫻子「おいっ!向日葵ーー!・・・おっぱいーーーっ!!」
「どこいったんだよぉ・・・向日葵のやつ・・・」グスッ
シャロ「・・・危なかったですー!ギャグアニメじゃなきゃ死んでましたー!ってなんでですかー」
櫻子「!!」
「おい!おまえ!」
シャロ「はっ、はい!アルセーヌをまた逃がしちゃってすいません!こころちゃん!」
「ってーあれ?どなたですか?」
櫻子「・・・なんなんだこのピンク髪??」
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:29:50.77 ID:OZv7HyOY0
櫻子「・・・・・・」ポカーン
シャロ「もしも~し。大丈夫ですかー?」
「ついでに、ここはどこですか~?」
櫻子(はっ・・・あまりの出来事にのうみその許容量おーばーしてた・・・)
「わっ・・・わっつゆーねーむ・・・~?」
シャロ「あい どん すぴーくいんぐりしゅですー!」
櫻子「?外人さんじゃないのか!びっくりさせやがって!」ホッ・・・
シャロ「はい!私、ガイジンなんて名前じゃないですー」
「わたし、見習い探偵のシャーロックシェリンフォードっていいます!」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:35:04.60 ID:OZv7HyOY0
・・・・・・ヨコハマ
ネロ「あっ・・・あそこら辺から墜落音だ」
エリー「土煙・・・も、・・・でてます・・・///」
コーデリア「シャローーー?大丈夫ーーー?」
向日葵「いたたたた・・・ギャグマンガじゃなきゃ死んでる高さでしたわ・・・ってなんでですのー」
ネロ・コーデリア「シャロが!」
エリー「ぼよよ・・・ん・・・///?」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:41:25.84 ID:OZv7HyOY0
・・・・・・七森町
櫻子「私は大室櫻子。なーんだ探偵さんかー!」
シャロ「はい!見習い探偵ですー!」
櫻子「へぇー・・・若いのに大変ですなぁ・・・
ってえぇ!?探偵!?まさかーそんな嘘はやめてよーHAHAHA!」
シャロ「むむ!?わたしは本当に探偵です!おじいちゃんの名にかけて!」
「・・・今は探偵って言えないかもしれないけど・・・」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:46:30.40 ID:OZv7HyOY0
櫻子「・・・・・・」
「まぁいいや!シャーロックしぇ・・・なんとかちゃん!」
シャロ「シャロでいいですよー。櫻子さん!」
櫻子「シャロちゃん!一回家に来てくれるかな?色々聞きたいこともあるし!」
「向日葵が消えてシャロちゃんがいた理由も知りたいし!」
シャロ「わっかりましたー!」
櫻子(なんだかわかんないけど、初めて会った気がしないなぁ・・・なんでだろ)
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:51:14.56 ID:OZv7HyOY0
【大室家】
櫻子「へー!シャロちゃんはヨコハマって所で探偵見習いさんしてるんだー!」
シャロ「はいですー!アルセーヌを追っかけていたらなんだか見知らぬ所にいましたー!」
櫻子「大変だねー。わたしも一緒にいたおp・・・向日葵って奴がいなくなっちゃったんだ」
シャロ「それは大変です!すぐに見つけないといけません!」
櫻子「いやぁあんなおっぱいのことなんかより、シャロちゃんが元居たところに戻りたいんじゃないの?」
「どうにかして帰してあげなきゃいけないね」
シャロ「確かに、みんなに会えないのは寂しいですー・・・」
櫻子「向日葵のことも気にならないではないし、どうしたものかなー・・・」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 22:56:41.70 ID:OZv7HyOY0
ガチャ
ねこみみ「大丈夫だよーこはまー」
花子「もうついてこないでったら」
シャロ・櫻子「「!!!」」
櫻子「おまえ!一体どこに行ってた!」ガシッ
ギュゥゥゥゥ
ねこみみ「痛い痛い!綿が出ちゃうよこはまー!」
シャロ「この汚いくまさんはなんですか?」
櫻子「なんて名前だったっけ・・・どうでもいいや。」
「こいつが変な呪文唱えたら、ぴかーってなって向日葵が消えちゃったの!」
ねこみみ「ねこみみくまさんだよこはま!さっき言っただろこのばか子!」
櫻子「で、なんでそいつが花子といっしょにいるんだよ」
花子「知らないし。このきちゃないの、勝手についてくるんだもん」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:00:54.18 ID:OZv7HyOY0
ねこみみ「ボクはかわいいお嬢さんが大好きなんだ」キリッ
三人「「「・・・・・・」」」
シャロ「汚い淫獣さん!私はなんでこんなところにいるんですか!?」
櫻子「そうだよ!それに向日葵はどこへやった!」
ねこみみ「シャーロックちゃんはとある事情で、向日葵ちゃんと入れ替わってもらったんだよーこーはまー」
「シャロちゃんはここ七森町。向日葵ちゃんはヨコハマに来てもらったんだ」
「ついでに向日葵ちゃんは無事、ヨコハマに着いてミルキィホームズに保護されてるから大丈夫だよこはまー」
櫻子「ほっ・・・」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:05:40.30 ID:OZv7HyOY0
シャロ「それで私はいつになれば帰れるんですか!」ガシッ
ねこみみ「そんなに強く掴まないでってば。まだなにも言えないよーこはまー!
今はこの世界で向日葵ちゃんがしてきたように普通に過ごしてくれればいいよーこっはまー」
「あっちの世界でもシャロちゃんの代わりに向日葵ちゃんが頑張ってくれれば返して上げれるよーこはまー」
櫻子「事情ってなんだよ何時になったら向日葵帰って来るんだよー!」ガシッ
シャロ「代わりってどうすればいいんですかーー!」ブンブン
櫻子「教えろーー!」ブンブン
ブンブンブンブンブン
ねこみみ「いたいいたい!そんなにふりまわしたらちぎっー・・・」
ブチッ
「「あ」」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:09:42.81 ID:OZv7HyOY0
櫻子「頭とれちゃった」
シャロ「喋んなくなっちゃいましたね・・・」
花子「殺熊前科一犯だし」クスクス
櫻子「おい!何とか言えよぉ!ねこみみなんとか!」
その後、ねこみみくまさんが再び喋ることはなかった
とりあえず向日葵の代わりにシャロは七森町で過ごすことになり
ねこみみくまさんが生前言ってたように「向日葵の代わり」として一緒に中学生活をこなすことにしたのだった
ミルキィの世界に飛ばされた向日葵も、行く当てもないのでホームズ探偵学園に身を寄せることになったようだ
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:14:11.41 ID:OZv7HyOY0
櫻子「とりあえず向日葵ん家はなんとか誤魔化しといたから、元の世界に戻れるまでここにいなよ」
シャロ「どうやって誤魔化したんですかー?」
櫻子「シーッ!適当に家に泊まってるとかなんとかいっといたんだってば。スルー、スルー!」
シャロ「はい!わかりましたー!ありがとございますー」
櫻子(でもあんまり長いこと帰らないといくらなんでも心配させちゃうだろうな・・・)
(楓とか特に・・・なんとか早く帰ってきてもらわなきゃ・・・)
シャロ「?」
「向日葵さんのこと心配なんですか?」
櫻子「ばっ!っちげーし!あんなおっぱいのことなんか心配じゃないし!///」
「ほっ、ほらシャロちゃんのこと、その・・・ミルキィホームズだっけ?のみんなも心配してるんじゃないかなーってさ」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:19:28.32 ID:OZv7HyOY0
シャロ「・・・ネロ、コーデリアさん、エリーさん・・・それにアンリエットさんに小衣ちゃん・・・・・」
櫻子「・・・?」
シャロ「みんなぁ・・・」ポロポロ
櫻子「!!」
シャロ「うええぇぇんみなさぁん・・・寂しいよぉぉぉ」ポロポロ
櫻子「ななな泣かないで!!ほ、ほら必ず帰れるよ!!」
シャロ「でもぉぉぉ」ポロポロ
櫻子「ほっ、ほら!私がついてるから!泣かないで、ね?」
シャロ「ぐすっ・・・ありがとうございます・・・櫻子さぁん・・・」グジュグジュ
櫻子(鼻水ですごいことに・・・)
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:24:55.03 ID:OZv7HyOY0
シャロ「ぐすっ・・・櫻子さんはいい人ですね・・・」がしっ
櫻子「そ、そうだろー!私はえらくて優しい子なんだよシャロちゃん。」
(ひぃっ!鼻水まみれの手でつかまれたぁー)
櫻子「なんてたって次期生徒会福会長だもん。だから安心して私を頼りなさい!」エッヘン
シャロ「はい!」
櫻子「シャロちゃんはおりこうさんだね」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:30:35.17 ID:OZv7HyOY0
櫻子「でもこんなにいい子の私を向日葵はをバカだなんだと言うんだ。だからシャロちゃんと入れ替わってせーせーしてるよ」
シャロ「そうなんですか?」
櫻子「うん。あいつったら急にいなくなって、私にいらない心配かけて・・・」
「早く悪のおっぱい魔人を懲らしめてやらなきゃなぁ・・・・・」
シャロ「櫻子さん・・・」
櫻子(なんだか向日葵いないとむかむかするっていうか・・・物足りないっていうか・・・)
(もうわけわかんない!早く向日葵に八つ当たりしたい!)
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:35:47.25 ID:OZv7HyOY0
櫻子「よし!とにかく私だけじゃどうしようもないので、先輩・お友達に話そうと思う」
シャロ「あれ?さっき櫻子さんに全部任せろって・・・」
櫻子「ですが、学校にそのまま行っても怪しまれるし!」
「私の制服を着て学校に着いてきてもらってタイミングを見計らって先輩達に話そ!」
シャロ「グッドアイデアです櫻子さん!探偵も顔負けですー」
櫻子「えへへ~。てことでほい、私の制服。ちょっと大きいかな?」
シャロ「結構ぴったりですー」
櫻子「それはよかった」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:41:58.60 ID:OZv7HyOY0
櫻子「これでパッと見、うちの生徒だけど、まぁあまり目立たないようにね」
シャロ「はい!わっかりましたー!」
櫻子「まぁ後は適当に何とかなるでしょ!」
シャロ「前向きですね!櫻子さん!」
・・・
【七森中学校】
ちなつ「・・・・・・で、学校に連れてきちゃったわけ?」
櫻子「うん」
シャロ「シャーロックシェリンフォードです!シャロとかシャーロックって呼んでください!」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:46:40.55 ID:OZv7HyOY0
ちなつ「・・・ちょっと話がわからなかったというか・・・信じられないところもあるんだけど」
あかり「向日葵ちゃんもいないし、・・・本当なんだね?」
櫻子「こんな嘘ついても仕方ないでしょ!」
シャロ「残念ながら本当なんですー・・・」オヨヨ
ちなつ「・・・にしても。」
「なんで何も考えずに学校に連れて来ちゃうかなぁ」
櫻子「えへへ」
ちなつ「ほめてないよ?櫻子ちゃん」
シャロ「ここなら何か意見を聞いたり妙案が浮かぶかなーって話になったんです」
あかり「まぁ二人で悩んでるよりはよかったかも・・・」
櫻子「あかりちゃんは話がわかるなぁ!」
ちなつ「そりゃそうだけどさ・・・」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:51:06.43 ID:OZv7HyOY0
ちなつ「知らない生徒が学校に紛れ込んでたら先生にばれるでしょ」
櫻子「う」
シャロ「げ」
ちなつ(後頭部にピンクリング、こんなに大きいリボンって目立ちすぎるでしょ常識的に考えてって言おうと思ったけど)
(自分もピンクもふもふだからやめとこう)
シャロ「完全に盲点でしたね櫻子さん!」
櫻子「う・・・どこかに隠れててもらうとか・・・」
あかり「あ!茶道室なんてどうかなぁ。離れのあそこなら見つからないんじゃないかな?」
櫻子「それだー!さっすがあかりちゃん頭イイ!天才!しょーとくたいし!」
シャロ「ワーンダホーですー!しおどきたいしーですー!!」
あかり「えへへ・・・意味はわかんないけどほめられると照れちゃうよぉ」
ちなつ(ツッコミ不足を身にしみて感じるわ・・・向日葵ちゃん早く帰ってきて・・・!)
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/27(月) 23:56:15.31 ID:OZv7HyOY0
・・・放課後
京子「で。このお方が名探偵シャーロックちゃんか」
結衣「思ってたより・・・ちっちゃいね」
シャロ「シャーロック・シェリンフォードです!よろしくおねがいします京子さん!結衣さん!」
京子「うむ!行儀のいい子だ近うよれ!」
結衣「調子に乗るな」ごすっ
ちなつ「そうですよー。シャロちゃんが困っちゃいますから先輩は黙っててください」
「あ、シャロちゃんお茶どうぞ」
シャロ「ありがとうございますー」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:02:37.99 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「で、先輩!どうしたらいいですかね!」
結衣「う、う~~ん・・・そう言われても本当に困るなぁ」
京子「・・・どうしよう東照宮・・・」
結衣「ブフーッ!」げほげほ
京子「大丈夫!京子お姉さんに任せなさい!っと言いたいところだけど」
「こんなアニメみたいなこと本当にどうすればいいのやらわかんないや」
ちなつ「アニメじゃない♪アニメじゃない♪ホントのー・・・」
結衣「ちなつちゃん?」
ちなつ「いや・・・なんか歌っとかなきゃいけないかなーって」
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:07:37.61 ID:+g4y7OBJ0
結衣「とにかく・・・いいアイデアはなかなか浮かばないなぁ」
櫻子「そうですか・・・」
京子「クッ・・・ラムレーズン食べればいいこと思い浮かびそうなんだけどなぁー(棒)」チラッチラッ
結衣「年下にたかるな」
あかり「あ、そういえばシャロちゃんは何歳なの?」
ちなつ(あかりちゃんいたんだ・・・)
京子「10歳ぐらい?若すぎるかー・・・」ハハハ
シャロ「私、15歳ですー」
「「「「!!!??」」」」
櫻子「なん・・・だと・・・」
京子「ぐにゃあああぁぁ」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:11:48.90 ID:+g4y7OBJ0
結衣「ま、まさか先輩だったなんて・・・」
あかり「こっちの世界でなら高校一年生だね・・・」
京子「も・・・」
「申し訳ございません!シャロ先輩!どうか・・・どうか命だけはぁっ!」
結衣「・・・・・・」
シャロ「別にいいですよー京子さん!」
京子「な・・・なんてお優しい方なんだぁシャロ先輩は!人間の中の人間だ、できたお方だァ」
「一生ついていくっス先輩・・・!」
結衣「・・・そろそろ止めていいか?」
京子「ういー」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:17:14.74 ID:+g4y7OBJ0
京子「しっかしこんなちっちゃい先輩がいるなんて世界線が違うんだろうね」
結衣「話半分に聞いてたけど探偵の方も本当・・・なのかな?」
シャロ「はい!トイズっていう超能力を悪用する怪盗と戦う見習い探偵なんです!」
あかり「シャーロックさんかっこいいー」キラキラ
ちなつ「正義のヒーローじゃないですか!」
シャロ「えへへ・・・///」
京子「まさかその超能力に対抗するのにシャロちゃんも超能力が使えるの?」
結衣『おい・・・もうちゃんづけに戻ってるじゃん』ボソッ・・・
京子『うん・・・年上ってわかってもシャロ先輩とかシャロさんって呼ぶのに違和感があって・・・』ボソボソ・・・
結衣『否定できないなぁ』ボソソ・・・
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:22:09.71 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「・・・その・・・・・・今は使えないんです・・・」
櫻子「・・・・・・」
京子「そうなんだー難しいもんなんだねぇ」
シャロ「そっそれに私のトイズってあんまりつよくないんですー」
「念動力で物を浮かせられたんですけど、せいぜい1キロぐらいでー」
京子「1キロじゃあさすがの私も持ち上げられないね」ハハハ
結衣「おまえどんだけ軽いつもりなんだ」
京子「持てばわかるよ!」
結衣「何言ってんだ」
京子「ほらっ!お姫様だっこ!結衣ー!」
ちなつ「なっ!何バカなこといってるんですか!結衣先輩にお姫様抱っこしてもらうのは私です!」
結衣「・・・話が進まないから今度ね」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:27:04.90 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「そうですよ。さっきからイマイチ話が進んでませんよぉ」
ちなつ「んん~そうは言ってもなぁー」
結衣「いざ私達がして上げられることってなかなかないよね」
あかり「うーん・・・生徒会のみんなにも相談してみるとか」
結衣「うーん・・・綾乃たちに相談してもアドバイスくれるかなぁ」
京子「私達みたいに頭抱えちゃうでしょー」
結衣「必要以上にシャロちゃんの存在を広めても仕方ないしね」
ちなつ「あ、でも杉浦先輩達には言っておいたほうがいいかもしれませんよ。」
「シャロさんを匿うのを手伝ってくれるかもしれないですし」
櫻子「じゃあ私があとで話してみるよ」
シャロ「みなさん・・・」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:30:52.09 ID:+g4y7OBJ0
結衣「あ、でも何も解決してないよ」
櫻子「う゛」
ちなつ「そうでした・・・」
あかり「うーーーんどうすればいいのかなぁ」
シャロ「・・・・・・」
京子「・・・!そうだ!悩む必要なんてないじゃん!」
結衣「?」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:37:51.16 ID:+g4y7OBJ0
京子「こういうおかしなことが起きたらまず行くところ。あるだろ、ワトソンくん!」
結衣「ー・・・!そうだな!その手があった」
櫻子「?」
・・・
【理科室】
西垣「・・・で私のところにきたってことか」
京子「世の中の摩訶不思議アドベンチャーは西垣ちゃんの怪しい発明の副作用だってもちきりですゾ☆」
西垣「ハッハッハ。そんなにほめるんじゃない」
結衣「ほめてないですよ」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:44:19.11 ID:+g4y7OBJ0
西垣「で、この子が別の世界から来た探偵さんか・・・」
シャロ「シャーロックですー!」
西垣「ちっこくてかわいい女子さんだな」
櫻子「・・・解剖とかしないでくださいね」
西垣「失礼な。私に美少女を改造したりバラバラにしたりするスプラッタな趣味はない」
「やさしく愛でるだけだ」なでりなでり
京子「愛でる(最悪爆発する)」
西垣「爆発は否定できないな」
結衣『この人もちっちゃい子が好きなのか・・・』ボソ・・・
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:49:15.64 ID:+g4y7OBJ0
西垣「とはいえ私も教職員なのだが、堂々と外部の人間を連れてくるとはいい根性だ」
京子「西垣ちゃんを信頼してるからこそだよん☆」
西垣「それはうれしい限りだが、体よく利用されてるきがするんが・・・」
京子「細かいことは気にしない~」
西垣「簡単に言うが教員が外部の少女をかこってたなんてばれたら洒落にならないよな・・・」ブツブツ
「まぁいいか・・・かわいいいし・・・」
シャロ「照れちゃいますー///」
ちなつ「シャロさんのかわいさに免じてお願いしますよ」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:54:07.67 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「で!実際のところどうなんですか先生」
西垣「ふむ・・・そうはいっても別の世界だなんて非現実的な話、私にもわからないな」
京子「がっくし」
結衣「そりゃそうだろ」
西垣「・・・と言いたいところだが」
「こんなこともあろうかと最近他世界と接触を試みる実験をしていてな」
京子「ちょ」
西垣「わたしたちのいるこの世界・・・『ゆるゆり世界』から他の作品にコンタクトをとることはできないか調べていたんだ」
結衣「おいおい・・・なんだか世界観丸投げなメタ発言し始めたぞ」
櫻子「いったいなにを言ってるんだかわけわかんない」
シャロ「ヨ・・・ヨコハマ語で・・・おねがいします」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 00:59:39.74 ID:+g4y7OBJ0
西垣「つい最近私はとある実験の副作用でこの世界に並行して存在する無限の世界の存在に気づいたんだ」
京子「どんな副作用だ」
西垣「パラレルワールドのようなものだと思ってくれ。これらの別世界と情報のやりとりをすることができるようになった」
「しかし無尽蔵の世界の中から友好的で理解ある世界を選び出すことは不可能だという結論に至り、研究はやめていた」
「相手の世界にも私達の世界と通信できる技術、魔法なり何なりそういう手段があることがそもそも前提だったし」
「途中からは私の研究の専門外の分野の色が濃くなって正直飽きてしまった」
ちなつ(やっぱり爆発しないのは好きじゃないのかな・・・)
京子「西垣ちゃんってすごいんだかすごくないんだかわかんないよなぁ」
結衣「素直に尊敬できないよな」
櫻子「あ、ビーカーでコーヒー沸かしてる!」
シャロ「マッドサイエンティストみたいですー」
京子「そのコーヒー爆発するかもよー」
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:07:23.51 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「で、その技術がどうかしたんですか?」
西垣「あぁ。シャーロックちゃんが本当に他の世界から来たなら、シャーロックちゃんの情報で元いた世界をある程度特定できるだろう」
京子「すげぇ!」
西垣「あとはその世界に向けてSOSを送る」
「相手の世界にそれを受信する技術なり方法があって、レスポンスがあれば映像や音声程度なら交換できる」
「古谷と情報交換できれば何かヒントを得られるかもしれない」
シャロ「等身大のかわいいお人形さんがいますー」
りせ「・・・・・・///」
櫻子「その人はお人形さんじゃなくてうちの学校の生徒会長さんだよ」
シャロ「アンリエットさんに負けないくらいかわいい会長さんですね」キリッ
りせ「・・・///」カァァ・・・
結衣「二人ともついてくる気ないな」
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:11:58.05 ID:+g4y7OBJ0
あかり「つまり向日葵ちゃんの顔が見れるかもしれないんですか?」
西垣「そうだな。今のところ物体を移動させる方法はないが、顔を見れれば私達も相手方もひとまず安心できるだろう」
櫻子「!!」
ちなつ「よかったね櫻子ちゃん!向日葵ちゃんと話できるかもしれないって!!」
櫻子「う・・・うん!ま、まぁ向日葵のことなんか心配してないけど!」
あかり「シャロさんもよかったね」
シャロ「すっごくうれしいです!!ありがとうございますー!!」
西垣「すぐにではないからな。相手がこちらの信号に気づく必要がある」
「他にも問題は多々あるが努力しよう」
京子「まぁまぁ一歩進んだってことで!」
シャロ「はい!よろしくおねがいします!西垣先生!」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:18:26.04 ID:+g4y7OBJ0
偵都ヨコハマにSOSメッセージを発信することに成功したシャロたちであったが、
返信はなかなか来ず、やきもきする日々を送ることに
その頃、ヨコハマでは向日葵がMHの一員としてトイズ復活に奮起していたがそれはまた別のお話・・・
~~~
コーデリア「私達生まれた時は違えど、死ぬときはいっしょ・・・デュフフ・・・」
ネロ「こういうときは髑髏の杯で乾杯するんだったけ?」
エリー「スクラムでも組みますか・・・///」
向日葵「義兄弟の契りとかいろんなものが混じりすぎですわ」ハァ・・・
~~~
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:24:13.35 ID:+g4y7OBJ0
【大室家・櫻子の部屋】
櫻子(向日葵がいなくなってもう一週間以上経つのか・・・)
(さすがに向日葵ん家を誤魔化すのが難しくなってきた)
(何より楓の顔を見るのがつらい・・・)
「私達に心配かけるなんて・・・本当に許せんおっぱいだ」
シャロ「櫻子ちゃん?」
※櫻子のほうが歳下と発覚してちゃん付けにかわりました
シャロ「どうしたんですか・・・?一人でブツブツ言って・・・」
櫻子「いや何でもないよ」
「明日は学校だしもう寝よー」
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:30:12.75 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「・・・」
櫻子「・・・・・・」
シャロ「・・・・・・・・」
櫻子(・・・・・・なんとなく気まずい感じ)
シャロ「・・・櫻子ちゃん」ボソッ
櫻子「!」
「な・・・なに・・・?」ドキドキ
シャロ「お願いがあるんです・・・」
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:35:30.35 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「なぁに?この櫻子様でよければ聞いてあげるよ!」
シャロ「その・・・」
「一緒に寝てほしいなぁーって」
櫻子「!!」ドキッ
「なななななに言って・・・///」
(あれ・・・?なんだか泣きそう・・・)
シャロ「ダメ・・・ですか・・・?」
櫻子「しっ仕方ないなぁ///」
「ほら!こっち来ていいよ」
シャロ「!」パァァ
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:39:12.14 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「はぁ・・・あったかぬくぬくですー」モゾモゾ
櫻子「シャロちゃんは甘えたがりだなぁまったく///」
シャロ「・・・そうなんです」
櫻子「?」
シャロ「私、ヨコハマにいるころはミルキィのみんなと川の字になって寝てたんです」
「ベットは狭くてベットに落ちそうになったりしてたんですけど」
「今一人になってあの暖かさが恋しくて・・・私・・・」
「一人じゃ何もできなくて・・・寂しくて・・・」グスッ
櫻子「シャロ・・・ちゃん・・・」
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:44:09.21 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「ごべんなさい・・・私の方がお姉ちゃんなのに・・・」グシュグシュ
櫻子「ううん・・・大丈夫だよ・・・」
「それにね・・・」
シャロ「?」
櫻子「私も一緒だよ・・・私もたぶん・・・私も一人じゃあ何もできないんだ・・・」
シャロ「櫻子ちゃん・・・」
櫻子「だから寂しいときは泣いてもいいし私に頼っていいんだよ」
シャロ「ありがとうございます・・・」ギュッ
櫻子「・・・・・・」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:50:14.41 ID:+g4y7OBJ0
櫻子(・・・)
(シャロちゃんは寝ちゃったかな?)
(最近朝起きてきたら目が赤かったのはそういうせいかぁ・・・)
(私も同じ・・・だよね・・・)
(向日葵・・・寂しいよ・・・・・・)ギュッ・・・
・・・・・・
・・・
・
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 01:55:14.64 ID:+g4y7OBJ0
【七森中・茶道室】
~放課後
櫻子「シャロちゃーーーーん!」バンッ
シャロ「櫻子ちゃん!」ダキッ
あかり「元気にしてた?」
シャロ「はい!今日もちゃんといい子にしてました!」
櫻子「寂しくなかった?」ギュゥ・・・
シャロ「ちょっとさみしかったですけど、今日は先生が顔出してくれて楽しかったですー」
櫻子「そっかそっか・・・よかったよ」
ちなつ「先生に何か変なことされなかった?」
シャロ「?変なこと・・・?」
ちなつ「いや、なんでもないよ」
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:13:05.10 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「歳納先輩たちはまだ?」
シャロ「はい。今日はまだ来てないですー」
あかり「今日はシャロさんどうする?ごらく部にいる?」
櫻子「あ。今日は生徒会の仕事たくさんあるって言ってたから私行かなきゃ」
シャロ「私も手伝いに行きます!」
「今の私は向日葵さんの代わりですから!」キリッ
あかり「わかったよぉ」
櫻子「シャロちゃんありがとう!」
シャロ「じゃあ行ってきますー」
ガラガラ…バタン
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:23:28.94 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「・・・」
あかり「?」
ちなつ「なんだか櫻子ちゃん変わったね」
あかり「うん・・・なんだか向日葵ちゃんみたい」
シャロは生徒達が授業中茶道室で一人出歩くこともなく皆が来るのを待っていた
これでは軟禁でもしてるようだと櫻子は心苦しく思い大室家で留守をすることも提案したのだが、
少しでも櫻子達といることをシャロ自身が求めたのだった
放課後はごらく部としてゆるく過ごしたり、櫻子が忙しい時は一緒に生徒会を手伝うのが日課であった
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:31:12.68 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「こっちのプリントの仕分けできましたっ・・・あっ」どんがらバサー
綾乃「ぷふっもうシャロちゃんたら何してるのよ」
シャロ「あうーごめんなさい」
千歳「シャロちゃんはおっちょこちょいやなー」クスクス・・・
「まるで歳納さんと一緒の時の綾乃ちゃんみたいやわー」
綾乃「なっ!?何言ってるのよ千歳!!///」
櫻子「先輩、お腹減ったんでプリン食べていいですかー」キラキラ
シャロ「あっわたしも欲しいですー」キラキラー
綾乃「ちょっと!!そそれはわたしのよ大室さん!」
千歳「なんだか大室さんが二人なったみたいやなぁ」ウフフ
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:37:40.32 ID:+g4y7OBJ0
ドカーーーーーーン・・・
生徒会「「「「!!!!!??」」」」
綾乃「今の音は!?」
千歳「いつもの人のやろ」タハハ・・・
ガラガラガラ…
バーーーーーン☆
西垣「その通りだ!」
千歳「やっぱり・・・」
綾乃「で、何の用ですか・・・」
(プリンから意識をそらせた・・・!GJ西垣先生・・・!)
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:48:43.13 ID:+g4y7OBJ0
西垣「あぁ!ついにヨコハマから返信信号が来たんだ!」
「これであちらの世界と交信できるぞ」
櫻子・シャロ「「本当ですか!!」」
西垣「あぁ。早速だがあちらと繋ぐから理科室へ来てくれ」
櫻子「あかりちゃん達呼んできます!」
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 02:56:53.97 ID:+g4y7OBJ0
千歳「あれ・・・?じゃあさっきの爆発音は・・・?」
西垣「あぁ・・・チジョウの乱れというか実験失敗というか・・・」
「シャーロックちゃんにこっそり会ってるのが松本にばれてしまって少しな・・・」ハハハ・・・
綾乃「なんで修羅場から爆発になるんですか・・・」
千歳(生徒会長無事なんやろか・・・)
西垣「校長先生にはナイショだぞ☆」
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:04:11.24 ID:+g4y7OBJ0
・・・
【理科室】
結衣(松本先輩が簀巻きで横に転がされてるのは一体何があったんだ・・・)
西垣「よし!これよりあちらと繋ぐぞ!ドキドキだな!」
シャロ「ドキドキですー!」
櫻子「もったいぶらないで早く早く!」
西垣「よーし行くぞ・・・3,2、1!!スウィッチ!オン!!」
カチッ
ヴイーーーン
『お?これ今繋がってるのか・・・?』
『ドキドキしますわ・・・』
『映って・・・ます・・・///』
シャロ「・・・・・・!!」ジーーーン・・・
「みな・・・さん・・・!!」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:11:46.26 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「みなさぁーーーん!!」ボロボロ
コーデリア『あぁ!シャロよ!ほらみんな!!』
ネロ『シャロ!元気にしてたか!』
エリー『心配・・・してました・・・///』グスン
シャロ「うえぇ~~~ん!会いたかったよぉ・・・エリーさん!ネロ!コーデリアさん・・・!!」
コーデリア『も・・・もう///そんなに泣かないでシャロ・・・』グスッ
ネロ『そうだよー!もうみっともないだろ』
エリー『ネロも・・・涙目です・・・///』グスッ
ネロ『んなわけないだろ!これは埃が目に入っただけだって!!』
シャロ「いつも通りですー!」グシュグシュ
「みなさぁん!!本当によかったですー!」グシュン
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:18:22.30 ID:+g4y7OBJ0
結衣「あーあ。あんなに画面にへばりついちゃって・・・」
京子「涙腺崩壊、大洪水だな」
ちなつ「画面に鼻水ついちゃってますね」
あかり「あかりもなんだか感動しちゃっってるよぉ」エヘヘ・・・
ちなつ(ミルキィホームズが画面にはりついてて向日葵ちゃんが見えない・・・)
櫻子「・・・・・・」ソワソワ
『ほらみなさん!そんなに画面にへばりついてもシャロちゃんにちゃんと伝わりませんわ』
『落ち着いてくださいな・・・よしよし・・・』
櫻子「!!」
「向日葵!」
72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:25:36.87 ID:+g4y7OBJ0
向日葵『あら櫻子』
櫻子「・・・・・・・お前・・・」
向日葵『・・・久しぶり・・・ですわね櫻子』
櫻子「・・・・・・うん」
シャロ「・・・」
向日葵『元気そうでなによりですわ』ニコッ
櫻子「・・・うん」
向日葵『あなたを一人にしてたことがずっと気がかりでしたの』
櫻子「・・・・・・」
「ばか・・・私を誰だと思ってるんだ・・・」フルフル
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:33:15.71 ID:+g4y7OBJ0
向日葵『そういうと思いましたわ」フフッ・・・
『いっつも私べったりだったあなたにもいい経験ですわ・・・』
『私が帰るまでシャロちゃんをよろしくー・・・』
櫻子「そんなことじゃないだろ!!」
向日葵 ビクッ
櫻子「急にいなくなったと思ったら何してたんだよ・・・」
向日葵「あなた何興奮して・・・」
櫻子「その上久しぶりに顔見せたと思ったらお姉さん面してて!」
「私達の気持ちを考えたのか!!」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:39:42.41 ID:+g4y7OBJ0
向日葵「とっ・・・当然ですわ!」
「私がいなくてもあなたがちゃんと生活できてるか心配してたんですのよ!」
櫻子「そんなことじゃない!」
「私達が向日葵のこと心配してたのをわかってたのかって聞いてるの!!」
向日葵 !!
シャロ「櫻子ちゃん・・・」
櫻子「教室の空席を見て私達がどんな気持ちだったかわかるのか!?」
向日葵「それは・・・」
櫻子「楓がどんな気持ちだったか考えたか!?」
向日葵「・・・・・・!!」
「楓・・・」ポロッ
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:47:28.09 ID:+g4y7OBJ0
向日葵『楓・・・わたし・・・』ポロポロ
コーデリア『ひ・・・向日葵・・・』
櫻子「お前は一人で大丈夫かもしれないけどな・・・」
「私達はお前がいなきゃ駄目なんだぞ・・・」
「それなのに・・・」
向日葵『・・・』ポロポロ・・・
櫻子 ハッ!
「あ・・・」
「ごめん・・・言い過ぎた」
向日葵 ポロポロ
櫻子「~~ッ!」
ガラガラ・・・バタン!
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:54:03.43 ID:+g4y7OBJ0
勢いのまま私は理科室を飛び出してしまった
今まで本当に心配してたのに向日葵はなんとも思ってなかったから怒っちゃったのか
ミルキィホームズに慣れちゃってて私なしでも生きていけてる向日葵を見るのが嫌だったのか
なんだかぐちゃぐちゃになっててよくわかんないけど
たぶんこんなことが言いたかったんじゃないよな・・・
そんなことを思ってたらもう家に着いていた
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 03:55:42.96 ID:OY+un5a6O
櫻子・・・
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:02:54.06 ID:+g4y7OBJ0
・・・
櫻子「・・・・・・・・・」
ガチャ・・・
シャロ「櫻子ちゃん・・・」
櫻子「何・・・」
「私・・・今一人にしてほしい気分かも」
布団の中からくぐもった涙声が聞こえる
シャロ「私も・・・」
櫻子「・・・」
シャロ「私も一緒に寝ていいかな・・・?」
櫻子「・・・」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:12:13.21 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「みんなの顔見たらやっぱりさみしくなっちゃったー・・・なんて」
「・・・駄目・・・ですか・・・?」
櫻子「・・・」
「・・・ん」ゴソゴソ
モゾモゾと背中を向けたままシャロが入ってこれるよう布団を捲った
自分が頼っていた13歳の小さな背中があった
シャロ「・・・んしょ、よいしょ」ゴソゴソ
背中にぴったりと暖かい感触を感じた
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:19:05.02 ID:+g4y7OBJ0
櫻子のワンピースをちょこんと掴み背中に頭をつけている
布団の中で互いの呼吸が聞こえた
シャロ「櫻子ちゃん・・・」
「私、向日葵ちゃんの代わりにはなれないけど・・・」
「櫻子ちゃんはひとりじゃないです・・・」
櫻子「・・・・・・」
シャロ「お姉ちゃんがついてますから・・・」
(コーデリアさんの気持ちが少しわかった気がします・・・)
不意に櫻子の鼻をすする音や喘ぐ声が聞こえたような気もするがシャロはそれ以上何も言わなかった
櫻子が部屋を飛び出した後、重要な連絡はごらく部とMHが行った
向日葵の方も通信できる状況じゃなくなったらしく、手短に情報交換を済ませ、定期的に連絡をとることに決めて
久しぶりの顔合わせは終わった
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:24:34.06 ID:+g4y7OBJ0
・・・
櫻子「シャロちゃん!起きて!朝だよ!」
シャロ「ふああ!?ってなんじですかー・・・」
「あれ?休みの日の割りに早起きなんて櫻子ちゃん珍しいですー」
櫻子「行かなきゃいけないところがあるんだー」
シャロ「?」
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:31:42.52 ID:+g4y7OBJ0
・・・
【古谷家】
撫子「では・・・お邪魔しました」ペコ
櫻子「お邪魔しました」
シャロ「お邪魔しましたですー!」
楓「・・・櫻子おねえちゃん!」
櫻子「!」
「楓・・・」
楓「おねえちゃんのことでうちにきたんだよね・・・?」
「おねえちゃんのこと・・・おしえてほしいの」
櫻子「楓・・・」グッ・・・
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:40:39.21 ID:+g4y7OBJ0
楓「おねえちゃん、櫻子おねえちゃんの家にいないんだよね・・・?」ジワ・・・
「もしかして楓たちのせいで出て行ったのかなぁ?」ポロポロ
「楓、なにかわるい子だったのかなぁ・・・」ポロポロ
櫻子「・・・ゴメン」ギュッ
「全部私が悪いの」
撫子「櫻子・・・」
櫻子「楓はとってもいい子だし、向日葵は楓のことなんか嫌いになったりしないよ」
「今まで嘘ついて本当のこと黙ってたから今日はみんなに謝りに来てたんだ」
楓「嘘・・・?」ポロポロ
櫻子「うん・・・もう何も隠し事しないから落ち着いて聞いてくれるか?」
楓「わかったの・・・」グスン
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:45:51.45 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「・・・向日葵お姉ちゃんはね、今ヨコハマってところにいる」
楓「ヨコハマ・・・ってあの横浜?」
櫻子「いや・・・ちょっと違うらしいけど遠い場所なんだ」
楓「お姉ちゃんは無事なの!?どうしてそんなところにいるの!?」
櫻子「大丈夫、ピンピンしてるしとっても優しい人たちと一緒にいる。理由は・・・私にもわかんない」
「でも向日葵が悪いわけじゃないんだ。それだけは自信あるよ」
楓「どうして・・・そんなの信じられないの・・・」
「なんでおねえちゃんが・・・」
櫻子「今まで嘘ついいてて本当にごめん」
「私のことは信用できないかもしんないけど、向日葵とね。連絡がついたんだ」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 04:52:57.16 ID:+g4y7OBJ0
楓「!」
櫻子「顔も見てきた。早いうちに楓にも会わせてあげれると思う」
撫子「確かな話もないのにこんな突拍子も無い話したらもっと心配させちゃうと思って櫻子は嘘ついてたんだよ」
「櫻子も心配してたんだけど、悪気は無かったんだ許してあげてくれないかな」
楓「櫻子・・・おねぇ、ちゃん・・・」ポロポロ
「よかった・・・よかったよぉ」ポロポロ
櫻子「・・・」ギュウゥ
「うん・・・よかった」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:00:02.91 ID:+g4y7OBJ0
楓「ありがとう・・・ありがとうなの櫻子お姉ちゃん」ポロポロ
櫻子「私は・・・私は何もしてないよ」ジワ・・・
楓「自分も苦しいのに、私たちのために嘘ついてたってわかってるの・・・」ポロポロ
「おねえちゃんがいなくなっていつも悲しそうな顔してたから・・・」ポロポロ
櫻子「楓・・・もういいんだよ」
楓「嘘ついて一番傷ついてたのは櫻子おねえちゃんなの」
「だからありがとうなの・・・櫻子おねえちゃん」ギュッ
櫻子「・・・ありがとう、楓」
シャロ「よかったです・・・」ジーン
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:07:57.54 ID:+g4y7OBJ0
楓「こっちの最近櫻子おねえちゃんのうちでよく見かけたお姉ちゃんは誰?」グスッ
シャロ「シャーロックシェリンフォードっていいます!シャーロックお姉ちゃんですよー」
撫子「このお姉ちゃんは向日葵と入れ替わりでここに来ちゃって帰れなくなってるんだよ」
「身寄りもないし、今回の事の関係者だからね。うちで預からせてもらってるんだ」
シャロ「えへへ・・・」
楓「お姉ちゃんも一人なの・・・?」
「かわいそうなの・・・」
シャロ「寂しいけど、一人じゃないですよー」
「櫻子ちゃんも、撫子さんも学校の皆も、本当に優しくしてくれて幸せですー!」
楓「そっかぁ・・・」
「櫻子お姉ちゃんも角におけないの!」
95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:15:33.28 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「ブッ!!」
撫子「なかなかいい視点だね、楓クン」
「さすが大室家の期待のホープだ」
櫻子「バッ、そんなんじゃねーし!何言ってるかわかんねーし!///」
シャロ「墨?って墨がどうかしたんですか?」
楓「でも、向日葵お姉ちゃんのせきはあけておいてほしなー・・・なんて」
櫻子「なんの籍だよ!?だからそんなんじゃねーしっ!///」アセアセ
「アイツは下僕っていうか、ただの幼馴染っていうか?いっつも一緒にいるってだけだっての!///」
シャロ「?」
撫子「離れ離れでもこんなバカップルっぷりなら何の心配もいらなかったね」クスクス
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:25:36.80 ID:+g4y7OBJ0
・・・
そう時間の経たないうちに二度目の情報交換が行われることになった
というのも、櫻子達も可能な限り早く楓に向日葵の顔を見せて本当に安心させてあげたいという意思だったし、
前の交信ではまともに解決策について話し合いもできなかったというのがある
シャーロックも今回はアンリエット生徒会長が出ると聞いて早く会いたがったので次の機会はすぐに来た
櫻子「楓つれてきたよー」
楓「よ、よろしくお願いします・・・なの」
京子「ひまっちゃんの妹?かわいいねぇ」
結衣「ほんと古谷さんと一緒で礼儀正しいいい子だ」ナデナデ
楓「えへへ、いつもおねえちゃんがお世話になってます」
ちなつ「櫻子ちゃんよりおねえちゃんみたいだねー」
京子「うむ、将来はきっとお姉ちゃんのようにいいおっぱいになるに違いない」ウンウン
櫻子「ぐぬぬ・・・」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:33:12.88 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「ほい、じゃあ楓。向日葵によろしくな」ポン
あかり「あれ?櫻子ちゃんは向日葵ちゃんと話しないの?」
楓「・・・・・・」
櫻子「いいよ私は。つい最近顔みたばっかだし」ヒラヒラ
「どうせまた顔合わせたら喧嘩しちゃうし・・・じゃ廊下でてるよ」ガララ・・・
あかり「ちょ、櫻子ちゃんそんなこと言わずに出てあげればいいよぉ・・・」
ちなつ「んーまぁ本人がいいって言ってるしいいでしょ」
「櫻子ちゃんにもいろいろあるのよ」
シャロ「・・・・・・」
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:39:53.43 ID:+g4y7OBJ0
西垣「ほい、待ってたよ生徒諸君。」
「今日は私を休日出勤させてくれてありがとう」
京子「いやーそれほどでも」
楓「わざわざ日曜日に理科室開けてくれてありがとうございますなの」
「西垣先生は優しくて生徒想いな教育者の鑑なの!」パアァァ
西垣「ぐふっ。なんて手ごわくて可愛らしいお嬢さんなんだ・・・」
「ま、まぁこんな茶番をしている場合ではなかった。じゃあ行くよ楓ちゃん?」
「青春、スイッチオン!」リミットブレイク
楓「お姉ちゃん!!」
『シャーロック!?』
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 05:53:51.51 ID:+g4y7OBJ0
・・・
シャロ「本当に向日葵さんに会わなくていいんですか?」
櫻子「・・・・・・」
シャロ「まだひっぱってたんですかー」
「あんなに寂しそうにしてたのに、・・・それにまだ喧嘩の仲直りしてないですし」
櫻子「いいんだよ」
「おっぱいばっかりに栄養いってるからあんなボケボケになっちゃったんだ」
「あいつにとって私なんていなくても大丈夫なんだよ」
シャロ(時間が経って意思が揺らいのかな?)
「・・・櫻子ちゃん・・・」
「なんだか今日の櫻子ちゃん、わがままです」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:00:51.57 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「ふんだ。向日葵がいたらもっとわがままだもんね」
シャロ「・・・・・・」
櫻子「・・・・・・本当はね、前もあんなこと言いたかったんじゃないの」
「昔っからこうなんだ」
「うまく自分の本当に言いたいことが言えないというか・・・なんていうか私たちってこういう関係だったの!」
シャロ「でもそれは向日葵さんだってわかってくれてるんじゃないですか?」
櫻子「うん・・・きっとそうだったんだよね」
「でも今まではどっちかが素直になれなくても分かり合えてたのに」
「私、ちょっと向日葵と離れただけなのにうまくいかなくて」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:08:31.56 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「なんか私、あいついないと本当にだめなんだなぁって・・・」
シャロ「櫻子ちゃん・・・」
櫻子「きっと画面通してじゃうまくいかないんだよ」
「だからあいつが帰ってくるまで顔見ない」
シャロ「・・・・・・」
「なんだかうらやましいです」
櫻子「?」
「何が?」
シャロ「今はけんかしてても、お互いに心配できる人がいるのっていいことだと思います、私!」
櫻子「そうかなぁ?意外とキュークツでヤヤコシイよ」
「それにシャロちゃんにもそういう大事な人っているでしょ?」
104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:15:51.85 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「・・・・・・私は・・・」
ちなつ「シャーロックちゃん!」
シャロ「はーい!なんですか?」
ちなつ「小衣さん?がシャーロックちゃんに会いたいって」
シャロ「!!」ピコーン
「こころちゃん!?」
「行きます!今行きますー!」
櫻子「シャロちゃん!」
シャロ「はい!?」
櫻子「私の分もみんなと会ってきてね!」
シャロ「はい!」ガラガララ・・・
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:24:39.02 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「・・・よかったの?」パタン
櫻子「うん」
ちなつ「・・・あかりちゃんは無理してでも会わせたほうがいいって言ってたけど、私は別に好きにすればいいと思うよ」
「どうせまた喧嘩しちゃうもんね」ポン
櫻子「・・・・・・」
「・・・うん」
ちなつ(うわ・・・思った以上に落ち込んでるわ・・・)ゴーン
「もぉ・・・めんどくさいなぁ」
櫻子「!?今言ってることと思ってること逆じゃなかった!?」
ちなつ「いや、これでいいのよ」キリッ
「いっつもぎゃーぎゃー言ってる割にいざ離れたらこんな落ち込んでるんだもん」
「しかもシャーロックちゃんの前だとちょっと無理してるでしょ?」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:32:42.56 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「」ポカーン
ちなつ「二人ともめんどくさい性格してるなぁってあかりちゃんといっつも言ってたんだよ」
あかり「えぇ!?私そんなこと言ってないよぉ!?」アッカリーン
櫻子「あ、あかりちゃんいたんだ」
ちなつ「いるならいるっていってよ」
あかり「ちなつちゃんと一緒に出てきたのにひどいよぉ!!」ビエーン
ちなつ「まぁあかりちゃんはいいとして」
「櫻子ちゃんは特に見詰め合うと素直にお喋りできないタイプじゃない?」
櫻子「そ・・・そうかな」
ちなつ「私とかあかりちゃんなんて我慢せずに言っちゃうタイプだしさ・・・まぁ本当の心の中はわからないけど」
「ようはちゃんと言葉にしなきゃ伝わらないんだよね」
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:42:01.26 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「でも櫻子ちゃんはいつもなんだかんだで分かってくれる向日葵ちゃんと近くにいたから」
「うまくお互いほんとのきもちを伝えあう練習ができてなかったんだよ」
櫻子「ほんとの・・・きもち・・・」
ちなつ「画面越しじゃうまくいかないなら帰ってきたらお互い思ってることを言い合えば?」
「お隣さん同士じゃ嫌いになっても離れられないから(根拠は無いけど)大丈夫!」
櫻子「そっか・・・そうだよね」
ちなつ「ていうか櫻子ちゃんが悩んでるってキャラじゃないもん」グサッ
櫻子「う・・・まぁそうだけど」
ちなつ「ただでさえ一年生組が一人減ってて暗いのに櫻子ちゃんまで暗かったらゆるゆり自体暗~い漫画だと思われるわ!」
あかり「漫画!?」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:50:13.87 ID:+g4y7OBJ0
あかり「で、でもあかりも櫻子ちゃんが悩んでたりしたら心配だな・・・」
「櫻子ちゃんは太陽みたいな子だもん!」
ちなつ(おうふ、眩しい!あかりちゃん眩しすぎる!)
櫻子「あかりちゃん・・・!」
ちなつ「まぁ無理して明るく振るわれてもすぐわかるし、逆に困るから」
「そういう時は適度に、・・・その、私たちに頼ってもいいから、さ!?///」
「ゆるゆりのためにもいつもの櫻子ちゃんに戻ってね」
櫻子「ちなつちゃぁん・・・」
あかり(つっこんだ方がいいのかな)
ちなつ(深く考えちゃ駄目よ)
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 06:55:26.51 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「さてと・・・中はどんな感じかしら」ソーーッ・・・
ガラララ・・・
『あなたをいじめる輩がいようものなら例え遠い世界でもあなたの元へいきますからね!必ずッ!!!』ブッシャーーー
『こういう時は眼科?神経科?』
『いっ今救急車を呼びますわ!?』
結衣「・・・あ」
「どっかで見たことあると思ったらサイ○ンの屍人だ」サラリ
京子「結衣はぶれないなぁ」
西垣「子供は見ちゃいけません」
楓「?」
ガラララ・・・パタン
ちなつ「・・・・・・」
「感動のご対面みたいだったわ」ゲンナリ
あかり「・・・そう」ゲンナリ
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 07:04:06.60 ID:OY+un5a6O
屍人www
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 07:07:46.95 ID:+g4y7OBJ0
・・・
通信終了後
西垣「よし、通信が終わったぞ」
京子「おっぱい大きい人の血涙がインパクトが強すぎだったなヨコハマ恐るべし」
西垣「忘れようとしてるんだからやめなさい」
シャロ「えへへ」
結衣「たぶん褒めてないですよ」
ガララ・・・
櫻子「あ、通信終わりましたか」
京子「もう少し早く入ってきてたらおもろい映像が見れたのにねー」
シャロ「あんなに取り乱してる会長初めて見ました・・・」
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 07:15:01.49 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「で、向日葵が帰ってくる見込みはどうなんですか」
西垣「ふむ・・・やはりこちらの世界は特別な出来事も起きない平和な世界だからなぁ」
「向日葵の代理といっても平穏に日々を過ごすぐらいだろう」
シャロ「それじゃ今までと一緒ですー・・・」
西垣「まぁあちらには少し思い当たるところがあるようだったし、こっちの知ってることを伝えられただけ進展しただろう」
櫻子「・・・待ってることしかできないんですか?」
結衣「まぁ焦っても仕方ないよ」
あかり「気長に待っていようよ!櫻子ちゃん!」
櫻子「・・・・・・うん」
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 07:34:51.70 ID:+g4y7OBJ0
・・・
【古谷家前】
櫻子「ほいじゃ、お母さん達によろしくな、楓」
楓「うん。またね、櫻子お姉ちゃん、シャーロックお姉ちゃん!」
シャロ「えへへ~その呼び方なんだか照れますー///」
楓「あ、櫻子お姉ちゃん!」
櫻子「ん?」
楓「向日葵お姉ちゃんから櫻子お姉ちゃんに伝えてって頼まれてたの!」
櫻子「!」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 07:59:41.03 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「な、何?あいつなんて言ってたの!?」
楓「うん」
「お姉ちゃん、私は怒ってなんかないし嫌いになんかならないですわ!だって」
「必ず帰るからそれまで櫻子お姉ちゃんのこと、よろしくお願いします・・・って!」
櫻子「・・・そっか」
「あいつ・・・」ジワ・・・
「ほんとうに、かわんないな・・・」
「顔見なくても私のことわかんのかよ・・・めんどくさい奴・・・」
楓「早く帰ってくるから元気に待っててって言われたの」
櫻子「・・・」
118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 08:33:27.31 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「ていうかおかしいよね!フツー私に向かって『楓をよろしくたのみますわ!』じゃないの」ニコッ
楓「!」
シャロ「あ、でも楓ちゃんしっかりしてるから間違ってないですよ!」
櫻子「あ、それもそうか!」
「ってなわけないでしょ!シャロちゃんも結構言うようになったなぁー!」プンプン
「ダメダメ探偵さん!」
シャロ「耳が痛いですぅ」
楓「櫻子お姉ちゃん元気になってよかったの!」
櫻子「私がいつ落ち込んでたっていうんだよ」
楓「いつもどおりになってよかったの」
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 09:54:33.72 ID:+g4y7OBJ0
待たせるのは時間が早く感じるが、待つというのは時間の流れを長く感じる
向日葵とこれほど長く離れ離れになるというのは櫻子にとってとてつもなく長い時間に感じたが
それはシャーロックと一緒にいる時間も体感的に長くなるということだった
シャーロックにとってもまた、同じ
【七森中・茶道室】
~放課後
櫻子「シャロちゃーーーーん!」バンッ
シャロ「櫻子ちゃん!」ダキッ
櫻子「いい子して待ってた?」
「はい!今日もちゃんといい子にしてました!」
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 10:14:01.05 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「よーしよしよし」ワシャワシャ
シャロ「くすぐったいですー」
櫻子「ほら、今日は杉浦先輩からプリンをパチ・・・もらってきました!」
「ほーらおやつだぞー3個か?甘いの3個ほしいのか?3個・・・イヤしんぼめ!」
シャロ「むしろ全部ほしいですー」
ちなつ「・・・外で杉浦先輩が血眼になって探してたよ・・・」
シャロ「かわいそうだから1個返してあげましょう!」
櫻子「シャロちゃんはやさしいなぁ!ぐうの音もでない星人だね」ウンウン
あかり「なんか本当に姉妹みたいだねぇ」
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 10:31:16.88 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「今日は何してたの?」
シャロ「お昼寝して、漫画を読んで、シエスタしてました!」キリッ
あかり「うわぁ完全にダメダメ人間だよぉ・・・」
ちなつ「これが噂のNEETってやつね」
シャロ「にーと!なんだかカッコいい響きですー!」ピカー
ちなつ「くっ。笑顔が眩しすぎる・・・」
シャロ「探偵ですから、用事の無い時は灰色ののーさいぼうを冷やしておく必要がある・・・」
「ってネロがいってました!」
131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 10:57:47.28 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「そういえばヨコハマでは何してたの?」
「ミルキィホームズって人たちと一緒に寮生活とかとは聞いてたけど実生活ではどんなことしてたの?」
あかり「あ、あかり探偵学校ってどんなこと習うのかしりたいかも」
シャロ「ホームズ探偵学園では探偵としての大事な技術とか訓練してるんですよ!」
「尾行とか、捜査に必要な知識とか、トイズの使い方の練習を専門にやってました」
ちなつ「ふーん」
「シャロちゃん達は成績どんな感じだったの?」
シャロ「う・・・」
櫻子「学校はさ・・・本当に必要なことはおしえてくれないんだよね・・・」ポン
ちなつ「そこ、傷をなめあうようなことはやめなさい」
あかり(向日葵ちゃんがいなくなってちなつちゃんがどんどんツッコミ技術を上げてる気がする)
134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 11:23:56.07 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「私たち、そもそもトイズすらなくしちゃってますし」えへへ
櫻子「そのトイズってのがないとどうかなっちゃうの」
シャロ「人間扱いされません」
3人 ブフッー!!
シャロ「というのはいい過ぎですけど」
「探偵としてはやって行けないレベルのダメダメさです」
ちなつ「結構切羽詰まってるんだね」
「あ、はいお茶」
シャロ「ありがとうございますー」
137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 11:55:35.44 ID:+g4y7OBJ0
三人 ズズズ・・・ほうっ・・・
櫻子「よし、今日はシャロちゃんのトイズを取り戻す練習しよう」
ちなつ「え」
ガラララ・・・バタン!
京子「話は全部聞かせてもらった!」
「つまりごらく部の出番というわけですね!?」バーン☆
ちなつ「えっ」
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 12:24:51.25 ID:+g4y7OBJ0
あかり「で、具体的にどんなことするの?」ワクワク
京子「ホッホッホッ・・・トイズマスター歳納に何でも聞くといい」テレレレッテレー
結衣「・・・・・・」
シャロ「どんなトイズが使えるんですか!?」ワクワク
京子「うむ、素直でいい子だ。プラス10ポイント」
「私のトイズはシャロちゃんと同じサイコキネシスなのだ!」
結衣「・・・やってみろ」
京子「当然♪」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 12:55:52.16 ID:+g4y7OBJ0
そういうと鞄からで○じろう先生がよく作って持ってくる電気くらげを取り出す
結衣「 」ポカーン
続けて長い風船を取り出し「ちょっと向こう向いてて」と言って雑巾でこすり始める
京子「フハハハ奇跡の技を見せてやるッ」
結衣(どうしてこんなに自信たっぷりにできるんだ・・・)
ちなつ(櫻子ちゃんとシャロちゃんがいたら京子先輩調子のるなぁ)
風船を片手に持ち空中でくらげを離す・・・するとフワフワと浮き始める
京子「ほっ」
「どうだね私のサイコキネシス・・・!」
結衣「・・・正直反応に困るね」
149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 13:29:17.63 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「すっごいです!!」パァァ
あかり「え」
櫻子「本当ですよ!!どうしてこんなすごい力黙ってたんですか!?」パァァ
結衣「あれ?大室さんもそんな反応しちゃう?」
京子「ほっほっほ・・・そうだろうそうだろう」
結衣「調子にのるな」ゴスッ
京子「実際どうすれば戻ってくるもんなの?そのトイズって」
シャロ「えーっと・・・私たちもよくわかんないんですけど」
「かなり難しいみたいで、バカスギルって人は一生方法を探してたのに戻らなかったとか」
ちなつ「結構大変なんだね」
あかり「バカスギル・・・であってるの?」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 13:58:33.58 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「私たちミルキィホームズの担当官はトイズを失ってもう5年ですしなかなか大変です」
「でも私諦めません!夢は探偵、絶対になってみせます!」
京子「うむ、よく言った」
「私の力をわけてしんぜよう」スッ
シャロ「?」
静電気パチッ
シャロ「いっ痛いですぅ!?」
京子「フォースは我とともにあり・・・」(←自分も痛い)
結衣「年上いじめんな」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 14:33:23.19 ID:+g4y7OBJ0
結衣「でもまぁ私たちの世界じゃあどうしようもないかもね」
ちなつ「確かに。そもそもトイズという言葉すらない世界ですもんね」
シャロ「そうですか・・・」シュン
櫻子「大丈夫だって。今は駄目でも、絶対戻ってくるよ」ギュッ・・・ポンポン
あかり「うん!シャロさんなら大丈夫だよ!」
結衣「私たちが言っても説得力ないかもしれないけどね」
シャロ「櫻子ちゃん・・・みなさん・・・」
京子「諦めなければ道は必ず開けるよ!」(脇で下敷きをこすりながら)
ちなつ「まだネタひっぱるんですか?」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 14:59:56.04 ID:+g4y7OBJ0
結衣「じゃあ今日もいつも通りごらく部の活動しますか」
あかり「こうやってお茶飲んでまったりしてるだけだけどね」
京子「あ、風船たくさん持ってきたんだ~」
「丸い普通のもあるからさ、膨らませて遊ぼうよ」
結衣「お前の鞄には教科書とか入ってるか時々心配になるよ」
京子「ほっ!サイコキネシス!」(下敷きで髪の毛逆立てさせながら)
結衣「後で静電気で髪がー・・・とか言ってもしらないからな」
160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 15:21:44.49 ID:+g4y7OBJ0
あかり「ほんとにたくさんあるね」
京子「祭りの景品とかで余っててさー。でも一人で遊ぶのはどうなのって感じでしょ?」
あかり「あかりの家も余ってた気がするー」
京子「よし風船膨らましてバレーしよ」
ちなつ「落ちたら罰ゲームとかどうですか?」
シャロ「ドキドキしますー」
結衣「どんなのがいいかな」
ちなつ「あ、そこの駄菓子屋でお菓子買ってくるとか!」
京子「いいね。じゃあそういうことで」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 15:41:45.90 ID:+g4y7OBJ0
・・・
ちなつ「提案した私が行かされるなんて」ぐぬぬ
「シャロちゃんもごめんね」
シャロ「大丈夫ですーそれよりいいんですか?」
「こんなにお菓子買ってくれて」
ちなつ「まぁわざわざついて来てくれたしそれくらいサービスするよ」
シャロ「ちなつちゃんはやさしいですー!」
ちなつ「!」ピコーン
「そうだ、私、シャロちゃんに聞きたいことがあるんだった!」
シャロ「?」
ちなつ「シャロちゃんは・・・女の子に興味ある?」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 16:03:26.35 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「んー?」
「どういう意味ですか?」
ちなつ「いや、深い意味はないんだけど」
(ド天然すぎて読めないわね)
「最近、櫻子ちゃんとすっごく仲いいでしょ?」
シャロ「はい!」
ちなつ「でね・・・櫻子ちゃんのこと、好きなのかなーって」
シャロ「はい!私、櫻子ちゃんのこと大好きですよ!」
167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 16:25:32.65 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ(これは間違いなく『お友達として』だよね・・・)
「私の勘だと、まだ気づいてないだけだと思うんだけどなぁ」
シャロ「何にですか?」
ちなつ「えーっとね」
「たとえばこうやって私が、シャロちゃんの手をがしって掴んでさ」ガシッ
シャロ「!!///」ドキッ
ちなつ「そのまま・・・」
「キス・・・しよ・・・?///なーんて言ったら」
シャロ「キャーーー!!///ダメですダメですそんな急に・・・///」ボッ
ちなつ「ええい演技よ演技!そんなに全力で拒否らなくてもいいじゃない!」
「ほんとに唇ふさいでほしいの!?」
シャロ「ギニャーーーー!!?///」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 16:52:40.38 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「とまぁ、思わず拒否しちゃうでしょ?」コロッ
シャロ「は、はい」ドキドキ
ちなつ「じゃあ櫻子ちゃんにもし迫られたらどう思う?・・・」
(櫻子『シャロ・・・ちゃん・・・///』)
( 『キス・・・しよ?』ニコッ)
シャロ「~~~~!!///」シュゥゥゥ・・・
ちなつ(ビンゴ!)グッ
シャロ「な・・・なんだか・・・」
「胸が、ドキドキして・・・」
「あうう・・・な、なんだか、よくわかんないです///」
177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:04:01.95 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ(かわいいわぁ・・・襲いたい)
シャロ「でっでもそれがどうしたんですか!?///」
ちなつ「いやおもしろそうだから聞いただけだけどね」サラリ
シャロ ガーン
ちなつ「でもとにかく今は早く元通りの生活に戻りたいって感じだけど」
「いざ元の世界に戻ったらその気持ちは伝えられないんだよね」
シャロ「あ・・・」
ちなつ「櫻子ちゃんは向日葵ちゃんの嫁だから当然二人の味方しなきゃいけないんだろうけど」
「そういう自分本当のの気持ちに気づけたら、せめて長い付き合いじゃないけど大事にしてほしいなぁって」
シャロ「ちなつちゃん・・・」
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:11:46.27 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「いつ帰っちゃうかわかんないんだし」
シャロ「そ・・・そうですよね」
ちなつ「大体向日葵ちゃんてば前の通信の時から危機感ないっていうか・・・」ブツブツ
シャロ「ちなつちゃん・・・?」
ちなつ「まぁおもしろいことになったしいいわ」
「シャロちゃんも頑張ってね!」ガシッ
シャロ「ってどうすればいいんですかー!?」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:18:48.83 ID:+g4y7OBJ0
・・・
ちなつ「ただいま帰ってきました」
シャロ「パップラドンカルメ売ってましたー」
京子「幻のお菓子大安売り!」
あかり「わぁいうすしお あかりうすしお大好き!」
櫻子「よし!シャロちゃんいい子いい子、櫻子様がなでなでしてしんぜよう」ガッ
シャロ「ひゃ///」
櫻子「あれ?」
シャロ「あっ・・・いや・・・」
「なんでもないです///」
櫻子「あれれ・・・?」
ちなつ(・・・GJ私ッ!)
185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:27:13.04 ID:+g4y7OBJ0
・・・
櫻子「じゃあ生徒会寄って帰りますから」
「シャロちゃんいこ」
シャロ「はっ、はい」
櫻子「・・・?」
ガラガラ・・・ピシャン
結衣「・・・ちなつちゃん」
ちなつ「はい?」
結衣「シャロちゃんに何か吹き込んだ?」
ちなつ「特に何も言ってませんよ」
「ちょっと女の子に興味ある?って聞きましたけど」サラリ
結衣「そう・・・」
「ってブフーーーッ!!」
京子「わわわ吹くなよ!」
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:35:59.42 ID:+g4y7OBJ0
結衣「ゲッゲホゲホ・・・す、すまん」
「って間違いなくそのせいじゃないか!」
京子「あぁシャロちゃんなんか急によそよそしくなってたもんね」
結衣「どうしてそんなこと言っちゃったの」
ちなつ「だっておもしろそうじゃないですか」キリッ
京子「確かにおもしろかった」
結衣「だからってそんな・・・いつ帰っていくかわからないんだし」
京子「だからこそ教えたんでしょ」
ちなつ「そうです」
「いつ帰って行くかわかんないから、帰るまでに自分の気持ちに気づいてほしいな・・・って」
189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:44:13.41 ID:+g4y7OBJ0
結衣「だけど大室さんには古谷さんもいるしさ・・・」
ちなつ「それもですよ」
「櫻子ちゃんも向日葵ちゃんも幼馴染だからって危機感なさすぎですって」
「もっとお互いの関係を見つめなおすべきです」
結衣「そういうもんなのかなぁ」
ちなつ「そういうもんです」
あかり(・・・とてつもなくついていけない!)
190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 18:52:23.79 ID:+g4y7OBJ0
・・・
【帰り道・結京】
結衣「ちなつちゃんてばけっこう強引だよなぁ」
京子「そう?」
結衣「というか幼馴染って腐れ縁みたいなものだしさ、そんな深く考えすぎだよね」アハハ・・・
京子「・・・なんだか少しちなつちゃんの気持がわかった気がする」
結衣「?」
京子「結衣、今日結衣んち行っていい?」
結衣「どうしたんだよいつにも増して急だな」
京子「いいからいいから」
「ゆっくり私たちの関係見つめなおそ」
結衣「うん?」
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:03:32.84 ID:+g4y7OBJ0
・・・
【帰り道・あかちな】
ちなつ「・・・でね、『キスしてもいい?』って聞いたら顔真っ赤にしてすっごいかわいかったよ」テカテカ
あかり「へ、へぇそうなんだ」アハハ・・・
ちなつ「やっぱりああいうウブな反応されるとたまんないわね!」
あかり「・・・・・・」
「それで・・・キス、しちゃったの?///」
ちなつ「まさかぁ!」
「さすがに強引にキスなんてできないよ」
あかり「えっ」
「・・・んん?」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:14:38.12 ID:+g4y7OBJ0
ちなつ「ていううかあかりちゃん興味あんの?」
あかり「いや・・・そういうわけじゃないんだけど、気にならなくもないというか・・・うーん///」
「ちなつちゃんが誰彼かまわずキスしてたらちょっと・・・や、かも」
ちなつ「」ムラッ
「ねぇ・・・あかりちゃん・・・///」ガシッ
「もう一回、キス・・・してみない?」
あかり「!!!」オダンゴポーン
「え、えとその・・・///」テレテレ
「あ、あかりまだちょっとわかんな・・・
ブッチューーー
あかり(強引にしないって言ったのにーーー!!)
196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:15:41.47 ID:XVuoIM7Xi
流石チーナさん
199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:22:07.99 ID:+g4y7OBJ0
・・・
【大室家・櫻子の部屋】
櫻子「ふひーーー、よっし、勉強終了。今日はもう寝るかぁ」
※向日葵がいないので自力で宿題をせざるを得ない櫻子
シャロ「はっ、はい///」
櫻子「?」
「今日は一緒に寝ないの?」
シャロ「///」ボッ
「は、はい寝ます!失礼します!」ぼすん
おずおずと布団に入り込んでくるシャロ。やっぱりいつもと様子が違う気がする
櫻子「・・・シャロちゃん?」
シャロ「はっ、ひゃい!」
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:29:02.19 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「・・・私と一緒に寝るの嫌だった?」
シャロ「ちちちがいます!///」
「きょ、今日はちょっと変なだけです!」
櫻子「ふーん・・・変なシャロちゃん」
シャロ(うー、なんだか櫻子ちゃんの顔をちゃんと見れません・・・///)
(これってちなつちゃんの言ってた鯉ってやつですか!?)
(もやもやしますーーー!!)
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:32:52.39 ID:Rw7L9OOAP
鯉wwwwww
203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:36:03.01 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「よし、アラームセットして・・・これでよしっと」
シャロ「!」
「櫻子ちゃん、その画面の待ちうけ画像は・・・」
櫻子「あぁこれ?中学の入学式の時に向日葵と一緒にお母さん達にとってもらったやつだよ」
シャロ(・・・・・・)
「やっぱり、仲いいんですね」
櫻子「でもこの写真の後、すぐ喧嘩しちゃってさ」
「撫子姉ちゃんに止められちゃったよ」
シャロ「へぇーそうなんですか」
櫻子「あの時トドメをさして下僕としての立場をわからせるべきだったかな」フンフン
シャロ「なんとなく櫻子ちゃんが負ける情景が浮かびます・・・」
205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:42:59.46 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「大体私を朝起こしに来たり、勉強を教えたりする大事な役目があるって言うのにさ」
「一体ヨコハマでなにやってるんだろうね」
シャロ「・・・私たちが入れ替わってもう何日ですか?」
櫻子「えっと・・・入れ替わってから41日だね。アレが2月の中旬だったし」
シャロ「!」
「よく、覚えてますね」
櫻子「?これぐらい普通でしょ?」
シャロ(・・・・・・)
「いえ、櫻子さんならもう忘れてそうだなーって」ニコッ
櫻子「なにおう!」プンプン
207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:49:55.89 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「はー・・・そっか」
「もうそんなに経ってたんですね・・・」
櫻子「長かった?」
シャロ「・・・」
「いえ!櫻子ちゃんといるのが楽しかったから短かったですー!」ニコッ
櫻子「!」ドキッ
「え~っそんなこと言ったって来てすぐの時はエンエン泣いてたじゃん」
シャロ「あっ、あの時は本当にMHが結成して以来久しぶりにひとりぼっちになっちゃって寂しくて・・・」
櫻子「シャロちゃん・・・」
シャロ「でも、でも!櫻子ちゃんにやさしくしてもらってうれしかったです!」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 19:56:58.44 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「えへへ~そうかな」
シャロ「本当にありがとうございましたぁ」ギュッ
櫻子「///」ドキッ
「そんな・・・///別に大したことしてないよ、私は」
「シャロちゃんみたいな子が一人で泣いてたらきっと誰だって助けてくれるよ」アセアセ
シャロ「でも・・・うれしかったんです」
「櫻子ちゃんも向日葵さんがいなくなって寂しかったのに」
櫻子「・・・!」
「うん・・そうだね。私も寂しかったからシャロちゃんと一緒にいたのかもしれない」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:05:28.04 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「えへへ・・・きっともう少しでまた会えますよ」
櫻子「シャロちゃん?」
(ちょっと涙声だったような・・・顔が見えないからわかんないけど)
シャロ「私の仲間はとっても優秀ですから!この事件の謎もきっともうすぐ解決してくれます!」
櫻子「そっ、そうかな?」
シャロ「はい!」
「帰ってきたら、ちゃんと素直に仲直りしてくださいね!」
櫻子「うぅ・・・うまくいくかなぁ」
シャロ「根拠は無いけど大丈夫です!」
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:12:22.13 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「お互い本当の気持ちを話せれば、また仲良しさんです」
「こんなに離れ離れになっても大事に思ってるんですから!」
櫻子「そ・・・そうかな」
「よーし、私。がんばっちゃうかな!」
シャロ「はい!」
櫻子「よし、ちょっとスッキリしたぞ!シャーロック先生のおかげかな?」ウリウリ
シャロ「ひゃあっ!くすぐったいですー」
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:19:40.68 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「というより、なんだか扱いがペットみたいな気がします」プー
「私のほうが年上なのにぃ」
櫻子「いやーいつの間にかシャロちゃんが年上だなんて忘れちゃってたよ」ハハハ
「嫌だった・・・?」
シャロ「い、嫌じゃない、です///」
櫻子「シャロちゃん・・・?」
シャロ「年上だけど、甘えたいときだってあるんです!」
櫻子「そ、そうなんだ」
シャロ「はい、ですから櫻子ちゃん。」
櫻子「!///」ドキッ
シャロ「今日ぐらい、甘えてもいいですか・・・///」ギシッ
・・・・・・
・・・
217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:33:35.99 ID:+g4y7OBJ0
・・・
深夜、ふと目を覚ますシャーロック。なんだか変な気配を感じる
シャーロックはその天から授かった探偵としての勘の良さはMHのなかでもピカイチである
もぞもぞと布団から顔を出すと突然櫻子の部屋が光に満たされた。が、櫻子はよく眠っていて気づいていない
思わず布団から慌てて飛び出す
パァァァァァ・・・・・・
シャロ「ま、まさか・・・」
目を開けてられないほどの眩しさが一瞬、収束したと思うと
ボロボロなホームズ探偵学園の冬服を着た一人の女の子が立っていた
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:40:59.87 ID:+g4y7OBJ0
しかしどうやら満身創痍なのかフラッと倒れそうになり慌ててシャロが支える
シャロ「向日葵さん・・・ですね?」
向日葵「あ、ありがとうございますわ。シャーロックさん・・・ですわね?」
(本当に小さいですわ)
胸に顔を押し付けてシャロは少しずつ言葉を漏らす
シャロ「・・・思った以上に早かったですね・・・」
向日葵「えぇ、櫻子にも約束しましたから」
「お互い、大変でしたわね」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:48:40.59 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「はい・・・向日葵さん、ボロボロですしきっと大変だったんですよね」
向日葵「貴重な体験が一杯できましたわ!」
「ありがとう・・・シャーロックさん、今まで櫻子を支えてくれて」
シャロ「こちらこそ、櫻子ちゃんには助けられっぱなしでした・・・」
「櫻子ちゃんによろしくお願いします」
向日葵「・・・お別れは言わなくていいんですの?」
シャロ「・・・・・・」
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:55:33.76 ID:+g4y7OBJ0
少し、胸の辺りにじんわりと熱いものを感じる
シャロはそのまま向日葵の顔を見ないままゆっくりと続ける
シャロ「・・・いえ、余計苦しくなるから。」
向日葵「!」
「・・・そう、ですか」ナデナデ
シャロ「グスッ・・・向日葵さん!」
向日葵「はい」
シャロ「櫻子ちゃんがうまく本当の気持ちを喋れなかったら、ゆっくり焦らず聞いてあげてください!」ギュッ
「こんな二人ならきっとすぐいつも通りになります」
「わ、わたしのことなんか、、すぐにわすれても いいですから」ポロポロ
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 20:59:12.55 ID:5xMYsT2J0
シャロちゃん…
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 21:05:54.81 ID:+g4y7OBJ0
向日葵「・・・・・・」
「大丈夫ですわ・・・!絶対に、すぐいつもどおりになりますから」
「だから・・・泣かないで」
シャロ「な、ないてなんかないです・・・」
向日葵「櫻子の意地っ張がうつったんですの?」グスッ
「大丈夫、大丈夫ですわ。」ギュウゥゥ
「それに櫻子があなたのことをわすれることなんて絶対ないですわ・・・」
「あの子はそんな子じゃないのはあなたもよくわかってるでしょう?」
228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 21:16:14.76 ID:+g4y7OBJ0
シャロ「はっ、はぃ」グシュグシュ
向日葵「本当にありがとう・・・シャーロックさん」
そういうと泣く子をあやす親が愛でるように自然に額に軽くキスをした
すると瞬く間に櫻子の部屋が明るく光に包まれ
光とともにフッと向日葵の抱いていた彼女は消え、部屋はまた静かになってしまった
向日葵「シャーロックさん、あなたが気づいてないだけで」
「あなたの世界にもあなたなしでは生きていけない人達がいっぱいまってますわ・・・」
聞こえているのか、聞こえてないのか暗い部屋の中もう姿の見えない彼女に向日葵はポツリとつぶやいた
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 21:24:47.70 ID:+g4y7OBJ0
向日葵「あふぅ・・・・・」
「さっ流石にこれっぽっちも歩けませんわ・・・」ボスン
もぞもぞと櫻子の布団に身を投げる向日葵。流石に慌しくて目をこすらせる櫻子
櫻子「あ・・・向日葵」
向日葵「これっぽっちも歩けませんわ・・・櫻子・・・少し休ませて・・・」
櫻子「う、うん」
そうして少しねむけなまこで辺りを見回したが、すぐに少し悲しそうにまた布団に潜った
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 21:33:49.86 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「・・・・・・ねぇ・・・」
「・・・ねぇ向日葵。」
「起きてるかどうか知らないけど、私いっぱいお前に言いたいことがある」
向日葵「・・・・・・」
櫻子「・・・でも、お前が起きるまでにまとめておくよ」
向日葵「・・・」モゾッ
櫻子「・・・・・・」
「それでもやっぱりヘタクソだったら怒らずに聞いてね・・・」
向日葵「・・・わかってますわよ・・・」
「時間は、いっぱいありますわ・・・」ギュッ
櫻子「うん・・・」ギュゥウ
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 21:41:23.04 ID:+g4y7OBJ0
「やっぱり私、おまえがいないと駄目みたい」
「私だってあなたしか帰ってくるところはないですわ」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 21:51:39.19 ID:+g4y7OBJ0
・・・
向日葵「ふんっ・・・!・・・うーん」
「やっぱり私のトイズ、消えちゃってますわ」ションボリ
櫻子「また、その話かよー」
「ていうかどんなトイズなんだよー、向日葵のトイズって!」
「前言ってた五感強化とか?それともシャロちゃんのサイコキネシスみたいなの?」
向日葵「そっ、それは言えませんわ!///」
(言ったら絶対バカにされますわ・・・)
櫻子「なんだよー!教えろよケチっぱい魔人!」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:03:27.54 ID:+g4y7OBJ0
向日葵「だっ、だれがおっぱい魔人ですの!?」
櫻子「へへーん泣き虫で寂しがりやのおっぱい魔人ー!」
「帰ってきたと思ったら何が『人肌寂しいから一緒に寝てくれませんかー』だよ!」
向日葵「なっ、そのことはナイショだっていってるじゃないですの!///」
「そんなこと言うならあなただって最近までシャロちゃんがいなくて夜な夜な私に泣きついてきたのをばらしますわよ!」
櫻子「わーーーっ!!!わーーー!!ってもうばらしてるし!!///」
「恥ずかしい話禁止ーーーっ!///」キーーーッ
向日葵「あんただって禁止ですわ!!このばか子!!///」ガーーーッ
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:13:36.85 ID:+g4y7OBJ0
櫻子「ふんだ!まだまだこっちにはネタがあるんだぞ!お前が昨日寝言で言ってた『さーちゃん大好き』とか・・・」ギャー
向日葵「あんたなんてもーっと恥ずかしい寝言を・・・・・・・・・」ギャー
ギャーギャー・・・
ちなつ「・・・・・・」
あかり「・・・・・・」アセアセ
ちなつ「わかったから。痴話げんかは廊下でやってくれない?」ビキビキ
おわり!
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/28(火) 22:16:20.28 ID:TGFTx0vx0
いい話だった!
乙!