【 けいおん×ポケモン】梓「やっと見つけたー!」【クロスSS】

1: ◆ZS59Q3SzME:2011/05/30(月) 08:06:25.51 ID:YHOO1wKq0
梓「いちゃいちゃポケモン、ミオユイン!」
澪「ゆーい♪」

唯「みおちゃーん♪」

梓(おっと隠れないと)
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:07:54.28 ID:YHOO1wKq0
梓「いちおうミオユインの情報を確認しとこ。新聞の切り抜きがたしか……」ゴソゴソ

唯「あっちに りんごがなってるー」トテトテ

澪「まってゆーい」トテトテ

梓「あっこら待って!」ゴソッ

NO.■■■

ミオユイン

ぶんるい
いちゃいちゃポケモン

ノーマル

たかさ
130

おもさ
58

どんなことが あっても おたがいの ききてでない てを つないでいる。
そのすがたは しょうじょそのもの。
梓「あちゃっ図鑑ナンバーの部分が破けてる」

梓「でもまちがいない! あれがミオユイン!」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:08:27.88 ID:YHOO1wKq0
唯「はーむっカリカリカリカリカリカリ」

澪「ゆーい、おくちよごれてる」

唯「ん~みおちゃんふいて~」

澪「じぶんでふこうよぉ」

唯「カリカリカリカリ♪」

澪「んもお ゆーいったら…」ブチッ

木「葉ァァァァアアア゛ア゛」

澪「じっとしててえ……」すりすり

唯「ん~ん、ん♪」

唯「ありがと~」

澪「こんどから じぶんでふいて」

唯「ほーい♪」
梓(ミオユインかわええええええ)

梓(憂がはしゃぐのもわかる! どのポケモンよりかわいー!)

梓(よし! ぜったい捕まえて憂に喜んでもらう!)
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:09:35.26 ID:YHOO1wKq0
唯「あっ」

コクーン「――」

唯「コクーンが きに かくれてたよ」

澪「ひぃぃいいいいいいい」カタカタカタカタ

唯「ひぃふぅみぃ・・・ろっぴき!」

澪「ゆーいーにげよう…!」カタカタ

唯「んー……うん。だいじょうぶだよみおちゃん」

澪「なっなにがぁ……」カタカタカタ

唯「まだ しんかしたばっかりみたい、みんな」

澪「……ほんとぉ…?」

唯「ほら、からだのここ みてみてー。こくーん、ちょっとさわるよ」つんつん

コクーン「――」

澪「……・・・ほんとだね…」

唯「でしょ? だから いますぐしんかは しないよ」

澪「ホッ」
梓(捕まえるのがかわいそうになってきた……心がいたむ)

梓(ううんダメダメ! 今日のわたしは悪い子! ミオユインを私たちのパートナーにするもん!)
唯「みおちゃんもりんごたべよー」

澪「ゆーい、あじみ おしまい…ゆうごはんまで がまんしようよぉ」

唯「あまくておいしいよお? もぎたてがいちばん!」

澪「だーめ」

澪「はやく つろうよぉ こいきんぐ。ゆうごはんないよ…」

唯「きょうのゆうごはんは りんごだけでいいよー」

澪「ダメ……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:10:09.52 ID:YHOO1wKq0
唯「カリカリカリカリ♪」

澪「……」
梓「………」ジーッ
唯「はあ~おいし~♪」

澪「だったらゆーいはずっとここにいればいいよお!!!」

唯梓「!」

澪「ゆーいな゛んてぇ…も゛うじらな゛ぃ……ヒック…」

唯「あうあうっ」

澪「…フェエエエ゛ェンゆーいぃ…」

唯「あわわわっ」

梓(知らないとか言いながら手を握ったままって……けなげすぎでしょ黒髪…)

澪「やだよぉ…ンッ…ひとりなんてやだぁ………」

唯「ごっごめんねみおちゃん。わたしがわがままいいすぎたよ」

澪「ヒック……ウウッ…」

唯「だからなかないで、ね?」

唯「みおちゃんには わらっててほしいな」ナデナデ

澪「…クスン……」

澪「…ごはん」

唯「うん、いっしょにつろう!」

澪「…うん」

唯「いざ、かわへー!」グイッ

澪「わわっゆーい! かわはあっち!」

唯「おーそうだった!」
梓「いい話だった…仲直りできてよかったね…」

梓「ってミオユインの感動ドラマを見るために来たんじゃなかったー!」

梓「あの娘たちは川に向かってる…よし」

梓「待っててよミオユイン! かならず平沢家のパートナーに迎え入れるんだから!」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:11:12.23 ID:YHOO1wKq0
――川辺

澪「はい つりざお」

唯「ありがと」

唯「えーーい」ヒュン

ポチャン

テッポウオ「 」

唯「~♪」

澪「わたしも」ポーイ

ポチャン

ピッピ人形「 」

澪「~~♪」

唯「~~♪」ゆ~らゆ~ら
梓「捕まえる…捕まえるもん……」

梓 両頬パンパン!

梓「非情になるのよ!」

梓「さて奇襲作戦でいこうかな。川から飛び出せばあの娘たち腰が抜けちゃうんじゃない? そこで逃げられなくして……」

梓「そうと決まれば・・・」コソコソ
唯「~♪」ゆ~らゆ~ら

澪「~♪」

唯「きみをみてると いつもは~と どきどきっ♪」ゆ~らゆ~ら

澪「ゆれるおもいは ましゅまろみたいに ふ~わぁふわっ♪」ゆ~らゆ~ら

唯「い~つもがんばる♪」ゆ~ら

澪「いぃつもがんばる♪」ゆ~ら

バシャアン!

唯澪 ビクッ!

ドククラゲ「・・・・・・!」

唯澪「ピィヤァアアアアア!!!」ピューーッ
ドククラゲ「…………」
梓「逃げられた…!」

ピッピ人形 どんぶらこ~どんぶらこ~

梓「あっピッピ人形が流される!」

ドククラゲ「……」ヒョイッ

梓「さっすが! 拾ってくれてアリガトウ!」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:11:50.82 ID:YHOO1wKq0
――90分後

唯「~~♪」ゆ~ら

澪「~♪…」
梓「いつのまにか戻ってきてる」

梓「さっきは驚かせすぎたかな。ドククラゲは見た目怖いし」

梓「それならこのポケモンでいこう、物理的に拘束すれば」
唯「あぁかーみさま おねーがい ふたりーだぁけーの♪」ゆ~ら

唯「どりぃーむーたいむ くだーさい♪」ゆ~ら

唯「おきにーいりの うさーちゃん だいてーえ♪」

澪 ビクッ!

澪「なっなにかひっぱってる!」グイグイッ

唯「おお! みおちゃんの えんごするよ!」グイーッ

澪「ん゛んーっ」グイグイッ

唯「うんとこしょ♪ どっこいしょ♪」ぐいっぐいっ

澪「んーっんーっ!」グイグイッ

唯「うんとこしょ♪ どっこいしょ♪」ぐいっぐいっ

ザバァンッ!

澪唯 γ スッテンころりん

唯「なにかつれたよー! …てこれ なんのぽけもん?」

澪「…ひぃっ!」

オクタン「……♪」ニョロニョロニョロ

澪「かえんほうしゃイヤーーー!」ピューーッ

唯「みおちゃんおちついてみおちゃーん!」ピューーッ
澪唯 三三三三三  オクタン <……シュン
梓「また失敗……食料と思わせて近づいて触手で捕まえるつもりだったんだけど」

オクタン「  」ショクリョウ!?
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:12:24.30 ID:YHOO1wKq0
梓「はあー…ポケモン捕まえるのむずかしいな…。いつもポケモンなら仕事用に配給してもらえてたから、今まで困ることはなかったけど……」

梓「トレーナー見てると簡単そうなのに……」

梓「ううんめげちゃダメ! ぜったい捕まえて憂によろこんでもらうんだから!」

梓「よーーし!」
※梓の手持ちポケモン

ドククラゲ「Zzz……」

オクタン「  」さめざめ

アーボック「シャーボック!!」
――2時間後

梓「だめだぁ……怯えて逃げられちゃう………」
澪「みえないきこえないみえないきこえない――」カタカタカタ

唯「やっぱり ゆうごはんはりんごだけにしよ? あとわたしのて にぎりすぎ ぃたい…」

澪「みえないきこえないみえないきこえない――」カタカタカタ
―――アパート

梓「ただいまー……」グッタリ

憂「おかえりー、カバンちょうだい」

梓「はい…」

憂「今日はずいぶん疲れてるね。お風呂先にする?」

梓「うんお願い…」

憂「じゃあ着替えはあとで持っていくから入ってて」

梓「ありがと……」ヨロヨロ

憂「…だいじょうぶ? 肩貸そっか?」

梓 ハッ

梓「ぜ、ぜんぜん元気だよ! ほら!」ムッキ ムッキ

憂「ならいいけど…」

梓(言えない。実は純に仕事押しつけてミオユイン探してたなんて…)
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:13:54.91 ID:YHOO1wKq0
――お風呂

チャポン パシャッ

梓「だるーい…明日は筋肉痛だぁ……」

梓「憂に湿布もらっとこ」

梓∠ パチャパチャッ (バタ足)

梓「……」

梓「…」

梓(澪「ゆーい」唯「みおちゃーん」)

梓「…ふう」

梓「…」

梓「いちゃいちゃポケモン、かあ……」

梓「…」

梓∠ パチャパチャッ

梓「…」

梓「昔の憂は私が家に帰ったらチューしてくれて」

梓「お風呂だってわたしと入ってくれたのに」

梓「社会人になると冷めちゃうのかな…」

梓「……」

梓「…」

梓 右手と左手で恋人繋ぎ

梓「……はあ」

梓「…」

梓「………」

梓「うーい」

梓「あずさちゅぁ~ん」

梓「……むなしい」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:15:17.77 ID:YHOO1wKq0
――夕食

TV「向こう一週間の天気で――」

憂「そしたら和ちゃんのエイパムちゃんがまた私の水筒を勝手に飲んでてー。わたしと目が合ったらすぐ逃げたの」

憂「でね和ちゃんね! 逃げ回るエイパムちゃんの頭にこうチョーップって!」ちょーっぷ

梓「ははっぜんぜん懲りないねあの悪戯っ子」

憂「そうなの! 痛いの我慢して笑うエイパムちゃん、かわいいよー♪」ほわほわぁ

梓「いやそういうことじゃなくて……」

憂「あ、オカズを一つ出しわすれてた」

憂「とってくるね」ガタッ

梓「うん」

憂「~♪」

TV「以上、大熊町からお送り――」

梓「…」

梓「ニュースつまんない…」

梓「チャンネル変えよ」きょろきょろ

TV「次のニュースです」

梓「あれ? ういーリモコンないよ」

憂「リモコーン? ちょっと待っててー」

梓「もぐもぐ」

TV「この研究所ではミオユインの進化方法を探究し――」

憂「おまたせ」コトッ

梓「ん」

TV「これについて掘込研究所長は」

梓「あっ映像出t」憂「ミオユイン!!!」

憂「ミオユイン! ミオユイン!」トテトテ

梓「ういーテレビから離れてよ、私が見れない」

憂「ミオユイン! きゃー寝顔かわいいー!!」ぴょんぴょん

梓(聞いちゃいない)
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:15:45.09 ID:YHOO1wKq0
梓(ま、可愛い憂が見れるから許そう)ホクホク

梓「憂はほんとミオユインが好きだね」

憂「ミオユイーン!」きゃーっ!

梓「…ふっ」

梓(待ってて憂。明日見せてあげるよ)

梓(ミオユインの本物を!)

TV「――からお送りしました」

憂「あー終わっちゃった」ショボーン

梓「そういや最近ミオユインのニュースが多いね」

憂「うん…」ショボーン

梓(そして最近のマイブームは憂のこのガッカリした顔を鑑賞すること)

憂「あっチャンネルかえる…?」ショボーン

梓「ながめてる」ホクホク

憂「え?」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:16:20.54 ID:YHOO1wKq0
――就寝前、ふとん

※一枚のふとんの中

梓憂
憂「Zzz…」仰向け

梓「……」仰向け

憂「Zzz…」

梓「……(眠たくない…)」

憂「Zzz…」

梓「………」

梓(ミオユイン…いちゃいちゃポケモン……)

梓(いつでも手を繋いでいる………)

梓「……」

憂「Zzz…」

梓「…」ソ~ッ

梓–憂

梓「…」

梓「クスッ」

梓(もうちょっとくっついてもいいかな? 左足を憂の右足にからませて……)

梓(タイムっ)

梓(憂「また夜中になにかしたのーー!!! やっと反省したって信じてたのに!!/////」バシバシバシ!)

梓(梓「いたいたいたやり過ぎ!」)

梓(…やっぱりよそ)

梓「…」

梓(…エイパムの悪戯は笑って許すのになんで私だけ……照れ隠しならもっと恥じらってよ)

梓(……ハァ…おやすみ)
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:17:16.48 ID:YHOO1wKq0
――翌朝

梓「Zzz…」

憂「……」

梓–憂

憂「また寝てる間に……」

憂「うぅ……」

梓「Zzz…」ニコッ

憂「…まっ」

憂「これくらいはいっか♪」

梓「Zzz…」

憂「足からませてきてたらお仕置きだったけど」

梓「Zzz…」

憂「でもどうしよう…このままだと朝ご飯つくれないよ」

梓「Zzz…」

憂「うーん。手を放したら起きちゃうかもだし、梓ちゃん人肌に敏感だから」

梓「Zzz…ウイ…」

憂「はいおよびですか旦那様」

梓「Zzz……ニャア」

憂「…プッくすくす」

梓「Zzz…」

憂「んー…今日は日曜だし」

憂「寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃおー」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:17:54.55 ID:YHOO1wKq0
――正午

梓「Zzz……」

梓「ん…」

梓「ふわぁ~あ」

梓–憂

梓「…えっ?」

憂「Zzz…」

梓「ちょっ憂起きなかったの?! 今何時!」

梓「わあ!? もう12時!!」

憂「…ん~」

梓(ミオユインをゲットしないと!!)ガバッ

憂「あっ梓ちゃんおはよう」

梓 バタバタ ガタンゴトン ワー コレウイノブラ デカ バタバタ

梓「行ってくる!!」

ドア「ガチャバタン!」

憂「……」

憂「今日…日曜日なのに」

憂「梓ちゃんどうしたんだろ?」

憂「……んー」

憂「まいっか」

憂「昨日干しといた洗濯物取り込も」キショウ
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:18:27.07 ID:YHOO1wKq0
――野原

梓「で昨日ミオユインがいたところをもう一度捜索したけど」

ピジョン「ピジョー!」

アゲハント「~! ~!」

梓「見つからない……」

梓「そもそも手持ちポケモンが昨日と変わらない時点で、見つけても逃げられることに気づくべきだった」

梓「まず手持ちポケモンを変えないと…」

梓「でも会社からまたポケモンを無断拝借するわけにもいかないし……」

梓「そっか、別のところからポケモンを借りればいいんだ!」
――育て屋『和なひと時』

和「そうなんだ、じゃあエイパム連れてく?」

エイパム「キッキィィーン!>∀<」

梓「そのサル足手まといにしかならないです、わかってて言いましたね?」

エイパム「><」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:19:02.19 ID:YHOO1wKq0
和「あら大の仲良しじゃないあなたたち」

梓「どこがですか!? 忘れたとは言わせませんよ! エイパムの手癖の悪さ!!」

和「なんのことかしら」クスクスッ

梓「高校生の頃軽音部で飼ってたスッポンモドキ、あの子を屋上の貯水槽に沈めたり」

梓「プールの授業中にさんざんスカートを盗んで、私なんてパ……それに一月前この家の屋根裏に溜め込んでたじゃないですか憂のブラ!!」

和「フッそんなことあったわね」

梓「憂は本気で怯えてたんですよ? ストーカーに付け狙われてるかもって…」

和「憂が許したんだからもういいじゃない、エイパムがかわいそうよ、ねっ?」

エイパム「キィッ♪>∀<」つ 和パンツ

和「せいやっ」チョーップ

エイパム「>Ψ<」

梓(黒・・・)
――森

梓「和さんと話すと疲れる……なにかずれてるなぁあの人…」

梓「でもなんだかんだで頼りになる。あのあとは真面目に相談に乗ってくれたし」

キレイハナ「ハーナ」

梓「キレイハナを貸してくれたし♪」

キレイハナ「キレイハナー♪」くるくるりん

梓「よしキレイハナ、あまいかおり!」

キレイハナ「ハーナー」≪

梓「これでミオユインが寄ってきてくれるといいな」

梓「…」

梓「いい匂い」

エイパム「キィッ>∀<」

梓「なんであんたが寄ってくるの!? 帰れ!!」

エイパム「><」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:19:37.19 ID:YHOO1wKq0
梓「もー……」

エイパム「>o<」

梓「……はあ」

梓「一人できたの…」

エイパム「キッキッ>∀<」ア

梓「しょうがないなぁ…ぜったいに私からはなれないでよ?」

エイパム「キィッキィッ>∀<」ア

梓「ん、尾手(おて)が指さしてる? あっちがどうかしたの?」
唯「あまいにおいがする~」トテトテ

澪「ゆーいーもっとゆっくりはしろぉ」トテトテ
梓「隠れるよエイパム! この木の陰でいいや」

エイパム「>∀<」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:20:43.53 ID:YHOO1wKq0
唯「あっキレイハナ!」

澪「キレイハナ…?」ビクッ

キレイハナ「ハナー」ちわー

唯「こんにちはー」

澪「こ、こんにちは」ピクピクッ

キレイハナ「ハーナー」くるりんぱ

唯「おー きれいにまわったねー」

キレイハナ「ハナー♪」くるりんぱ

唯「わたしたちもまわるー」トテトテ

澪「わわわっゆーいー、きゅうに うごかないで」

キレイハナ「ハーナー♪」くるくるりん

唯「まーわるまーわる♪」トテトテ

澪「めがまわるー♪」 くるくる

┌←─←┐
唯–澪–唯
└→─→┘
梓「なに遊んでるのキレイハナー!」

エイパム「>∀<」d
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:21:14.69 ID:YHOO1wKq0
梓「…そっか、キレイハナは育て屋出身だからバトルしようと思わないのかな? 闘志がないというか」

梓「困るなあ…モンスターボールに入れるにはミオユインの動きを止めないといけないらしいし」

エイパム「キィーイー>∀<」宙返り

梓「……」

梓「あんた」

エイパム「?>∀<」

梓「ちょっとキレイハナをけしかけてきてくんない? しびれ粉出すよう言ってきて」

エイパム「キッ>○<」ミ ピョーン

澪「ひぃ゛っ!?」

唯「みおちゃんおちついて、エイパムだよエイパム」

キレイハナ「ハナー?」

唯「こんにちはー」ちわー

澪「こんにちは…」

エイパム「…」ジー

澪「な、なに…?」

エイパム「゚∀゚」

エイパム「キィーッ!〇皿〇」ダキッ

澪「ひぃやああ! はなしてー!」ブルブルブルブル

唯「こらーみおちゃんにだきつくなー!」
キレイハナ「ハナー!」

エイパム「キィキキキ〇∀〇」こちょこちょこちょこちょ

澪「あひゃいっははっひゃうん! そこおしりっひひぃっひはは!!」

唯「はーなーせー!」
キレイハナ「ハナハナ!」

梓「あんの馬鹿ザルゥゥウウウ゛ウ゛!!!!!」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:21:43.07 ID:YHOO1wKq0
澪「いまのこえ!!?」ビクビクッ

唯「にんげん!!」

梓「ヤバッ」

澪「にんげん……にんげん…!」キョロキョロキョロキョロ

エイパム「?∀?」

梓「もーしょうがないなぁ馬鹿ザルゥ。隠れるのやめよ」

唯「いた……!!」

澪「びゃあ゛あ゛っ!!!」ガタガタ

梓「oh…」

梓「…こんにちはミオユイン」

キレイハナ「ハナー」ちわー

エイパム「キッキッ〇∀〇」こちょこちょ

澪「あっはぁははははひゃいん!!!! そこおしっこするときょぉひぃぃひゃひゃひゃ!!」

梓唯「コラー!!!」
キレイハナ「ハナー!」

梓(って今がミオユインを捕まえるチャンスじゃん!!)

梓「キレイハナ! ミオユインにしびれ粉!」

キレイハナ「ハナ?」

澪「ひぃひゃひゃあっははっはぁ…!!」

エイパム「キヒヒヒ○口○」こちょこちょ

唯「みおちゃんからはなれてー!」ぐいぐい

梓「はやく!」

キレイハナ「ハッハナ……」

キレイハナ「ハナー!」ぱらぱらぱらぱら

梓「よし! これで痺れて動けない!」

エイパム「  _◎∀◎」_ピクピク

唯「やっとはなれたー」なでなで

澪「ゆーい~…」

梓「エイパムはどうでもいいよ! なんでミオユインに効いてないの?!」
――育て屋『和なひと時』

和「あっミオユインの特性は自然回復だから状態異常はすぐ回復するんだった。ごめんね梓ちゃん(笑)」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:22:24.11 ID:YHOO1wKq0
――森

梓「……」

澪「ににっにぎぎにげなきゃ」カタカタ

澪「……あれ…」カタカタカタカタ

唯「どうしたのみおちゃん!」プルプル

澪「ふるえて…あしがふるえて はしれないよぉ……」カタカタカタカタカタカタ

唯「えーっ!」プルプル

梓「あ、あのーそんなに怯えなくても」

澪「ひぃあっ!!」ポロポロ

梓(泣かせちゃったー……)

澪「にんげんにんげん……」カタカタカタカタカタカタカタカタカタ

唯「み…みおちゃんにてだしはさせないよー…」ブルブルブルブルブルブル

梓(…そりゃ当初の目的は達成できたよ? ミオユインの腰を抜かして足止めできたよ?)

梓(でもえっなにこの反応わたしドククラゲよりコワイの? 泣いていい?)

唯「っ……」ブルブルブルブルブルブル

梓(その目は反則だよ…捕まえれないじゃない……)

梓(ダメダメ、憂を喜ばせるんだもん。ゲットしないと!)

澪「ひぃぃ……」ガタガタガタガタ

梓(…でこのあとはバトルすればいいのかな?)

梓「キレイハナ、リーフブレーd」

梓「やっぱだめーー!!! ミオユインに傷があったら憂が悲しむ!!」

キレイハナ「ハナ…?」

唯澪 ガタガタガタガタ

梓「あー…っと……じゃすいとるで」

キレイハナ「ハナー……」

梓「優しくね! 吸ったとこが腫れないように! むしろ足に口づけで!」

唯 < ひゃあっ…
キ||

ちゅっ

唯「…いたくない……?」

キレイハナ「ハナハナ」

梓「ってそれ意味ないじゃーーーん!!!!!」

キレイハナ「ハナーーーン」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:23:08.87 ID:YHOO1wKq0
梓(だめだーバトルなんてできない……ポケモントレーナーって残酷な職業だったんだ…)

唯「…っ……」ブルブルブルブルブル

澪「ヒギュゥ……ヒック…」ガタガタガタガタ

唯澪 ぎゅーっ

梓(お互いをかばって抱き合って……かわいい…)

梓(じゃなくて!)

唯澪 ガタガタガタガタ

梓「………(まずこの膠着状態をなんとかしないと…)」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:23:48.39 ID:YHOO1wKq0
キレイハナ「ハナー……」

唯澪 ビクビクビク

梓(とりあえず場を和ませるには…えと…うんと…)

梓(あぁー! もう! どうとでもなれ!)

梓「…は」

唯澪 ビクンッ!

梓「はじめまして!」

梓「なのにゃーん♪」ニャン♪

唯澪 (゚Д゚)(〇 Д〇)

梓「…………」にゃーん♪

キレイハナ「♪」にゃん♪
唯澪(゚Д゚)(〇 Д〇)
梓(はずしたーーー!!!!!!///)

唯澪(゚Д゚)(〇 Д〇)

唯澪(゚Д゚)(〇 Д〇)
唯澪(゚∀゚)(〇 Д〇)
唯「かわいーー!!」

梓「…へっ?」

唯「もういっかいやって もーいっかい!! にゃ~んって!」

澪「ゆ…ゆーい……」ガタガタガタガタ

梓(…うまくいった……?)

梓「にゃ、にゃぁー……」にゃん

唯「にゃー♪ にゃんにゃ~♪」にゃん♪

梓「…にゃんにゃにゃにゃ」にゃむ

唯「にゃ~お♪ にゃんにゃにゃにゃ~お♪」にゃーん♪

梓「にゃ~にゃ~にゃにゃにゃにゃ、にゃんにゃらにゃん♪」にゃにゃん♪

唯梓「にゃんにゃんにゃにゃーん♪」にゃお♪
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:24:27.02 ID:YHOO1wKq0
――2分後

梓TZ(人として駄目になった気がする)ズーン

キレイハナ「ハナ?」なでなで

梓「なぐさめはいらない……」

唯「このにんげん へーん」けらけら

梓「へへへへッヒへへへへ
へッへへァハハッへへ」

澪「ちょうはつしちゃだめ ゆーい…おそわれる…」カタカタカタカタ

唯「みおちゃん、このにんげんね、いいにんげんかもよ!」

梓「!」

澪「え…?」

唯「ねーねーおなまえはー?」

梓「えっ…えと、平沢梓」

唯「わたしはゆい! よろしくね ひらさわあずさ!」っ

梓(警戒がとけた…?)

梓(嬉しいけどできるならやり直したい…黒歴史がー……)

梓「うんよろしく…」つ

澪「だめーっ!」

唯梓「!?」

澪「わたしのぉ…ゆーいのては わたしのぉ……」

唯「みおちゃんはしんぱいしょーだねー」なでなで

澪「うぅー………」

梓(すごいこと言う……)
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:24:54.03 ID:YHOO1wKq0
梓(どうしたら澪の警戒をとけるかな………あっそうだ)

梓 しゃがみ

梓「き」澪「ひぃっ」ビクッ

梓「…君の名前はみお、ていうんだね?」

澪 コクコクコクコクコクコクコク!

唯 にこにこ

梓「えっと……」鞄ゴソゴソ

澪「…?」

梓「これ、澪の人形でしょ?」つ どんぶらピッピ人形

澪「あっ」

澪「わたしの・・・」

梓「はい、返すよ」つ ピッピ人形

澪「あ…ありがとう……」つ ピッピ人形

唯「よかったねみおちゃん」

澪「でもどこでこれを…?」

梓 ギクゥッ

梓(言えない……ミオユインを脅かしてた張本人だから持ってたなんて…!)

梓「あ、あはは無事に澪に渡せてよかった!」

澪「…? うん」

澪「おかえりピッピィ…」ぎゅっ

梓(そんなに大事なものなら釣り餌にしないでよ!)
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:25:39.46 ID:YHOO1wKq0
唯「ひらさわあずさー」

梓「梓でいいよ」

唯「あずさー」

梓「なに?」

唯「にゃん♪」にゃん♪

梓「ブフォオ゛!!」

唯「にゃんにゃん♪」にゃう♪

梓「しないから!! もうあんなことしないよ!?」

唯「にゃうー……」ショボーン

梓「うっ……」

梓「にゃ、にゃーにゃー///」にゃあ

唯「!」

梓「…もういい?」

唯「あずにゃん」

梓「はいぃ?」

唯「あずにゃん! あだなはあずにゃんでけっていだね!!」ア

澪「あずにゃん……?」

梓「なにその恥ずかしいあだ名は!?」

唯「ねーねーあずにゃん! あずにゃんは このはやしに なんできたのー?」

梓「やめて! その名前で呼ばないでーー!!///」

澪「…あずにゃん」

梓「澪!///」

澪「ひぃ!! ごめんなさいごめんなさい…」ガタガタガタガタ

唯「みおちゃんをいじめるなあずにゃん!(笑)」

梓「唯がわたしをいじめるんでしょ!!」

キレイハナ「ハヌァナン♪」

唯「ほらキレイハナもあずにゃんって呼んでるよ!」

梓「やめてー!!!///」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:26:06.04 ID:YHOO1wKq0
――8分後

梓「  」モエツキタ…

唯 けらけらけらけらヒーッけらけらけら

澪「ゆーいーそろそろごはんとらないと…」

唯「そうだねー。なにたべよっか?」

梓 ハッ

梓「あ、あのさ二人とも」

澪 ビクッ!

唯「?」

梓「よかったら私の家で夕ご飯食べていかない?」

梓(ってしまった…知り合ってそうそう家に誘う人なんて怪しまれるに決まって――)

唯「ごはん! ごはん!」きゃっきゃっ

梓(ちょっとは警戒しよー!?)

澪「ゆーいー……」首ふるふるふるふる

梓(澪はまともだ)

唯「いこーみおちゃん! ごはんただでもらえるよ!」

澪「ふえぇ……」

梓(んー……いきなり唯がなついてくれたのが不思議)

梓(実は内心警戒してて様子を見てたり…)

唯 ゴハン! ゴハン!!

梓(ないな)

澪「…ゆーいがそうゆうなら……」

梓「ほんとに?」

澪「highiiiiiii!!」ビクビク

梓(澪は警戒しすぎ!! 怯えないで! 私が泣く!!)

唯「よっしゃー!」

澪「ゆーいぃ゛…」プルプル

梓(……なにはともあれミオユインゲット…なのこれ? ボールに入れてないけどいいよね)

唯澪 ダイジョーブ ウゥ…

梓(ボールの中は窮屈するかもだし)
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:26:31.92 ID:YHOO1wKq0
――アパート

梓「ただいまーっ!!」

澪「ほかににんげんいるって ゆーい……」プルプル

唯「だいじょうぶだよみおちゃん、なにもこわいことないよ」なでなで

梓「今から会う人はとっても優しいから、ね?」

澪「……ほんとぉ…?」

梓唯 もえもえ~キューン★

澪「うぅ……」プルプル

憂「おかえり、ずいぶんおそk」

憂「きゃーー!!!」♪
澪「キャーー!!?」ガタガタガタガタ

梓唯「おちついて!!」
――5分後

憂「ごめんね驚かせて♪」頬つん

澪「ぴぃっ」

梓「なら澪で遊ばないの」

憂「だって~髪ほどいた梓ちゃんに似てかわいいんだもん♪」なでなで

澪 ピクピク

唯「かわいいよねー♪」なでなで

澪「ゆーい///」

唯憂「澪ちゃーん♪」なでなで

澪「~!///」

梓「………わたしも」なでなで

澪「/////」ピクピク
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:27:07.87 ID:YHOO1wKq0
梓「似てるって言えば、唯と憂も似てるよね」なでなで

憂「でしょー! テレビで見るたびに思ってたの!」なでなで

唯「んーそう?」なでなで

梓「ほら憂の髪ほどくとさ」しゅるりっ

憂「あっ」

唯「わー! みらいのわたしがいるー!」

憂「そうなんだぁ、ありがとう♪」

唯「あずにゃんも髪ほどいてみてー」

憂「あずにゃん・・・?」
梓「わーワーわーザワールド言わないでってばー!///」

澪「ゆーい あずにゃんのことそれでよんじゃだめ」

梓「みおーー!!」

澪「あ…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガタガタガタガタ

唯憂「みおちゃんをいじめないであずにゃん!(笑)」

梓「この展開さっきも見たよ!!?」

澪「!」

澪 ジー

梓「ゆいー! あんたのせいで変なあだ名が――」

唯「あずにゃんにゃん! あずにゃんにゃん!」

憂「まぁまぁあずにゃん落ち着いてw」

梓「フシャーーーッ!」

梓π ペッタン

澪「……」

憂π ぽいん

澪「…!」

唯梓憂 アズニャンカワイー ヨブナー キャーキャー

澪「………」

澪「…クスン…みとめない…」
――2分後

梓「…ハア…ほらこれでいい?」髪ときモード

唯「みおちゃんそっくりー! かわいー!」

梓「そう?」てれ

澪「つーん」

梓「あれ?」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:27:34.97 ID:YHOO1wKq0
憂「ねっねっ唯ちゃんたちの両親と私たち、どっちが唯ちゃんたちに似てる?」ワクワク

梓「なに言ってるの、親の方が似てるに決まってるじゃん」

唯「りょうしん? おや? なにそれ?」

梓憂「えっ」

梓「…ああ」

梓(そっかそっかこの娘らはポケモンだっけ。人語のボキャブラリが中途半端にあるせいで人間と混同するな)

憂「んー両親っていうはね、唯ちゃんたちをこの世界に産んでくれたり育ててた人だよ。あっ澪ちゃんたちはポケモンか」

唯「あーおかあさんのことかー」

澪 =3 ぷぅ~
梓憂澪「……」

唯「………」

澪「ごめんなs」唯「わたしがおならしちゃったテヘヘ♪!」

梓憂澪「…!」

唯「あずにゃんごはんたべたーい! おなかペコペコー」

憂「あっごはん! ごはんね!」

唯「!」

梓「そうそう! 憂! 唯たちのごはんもお願いしていい?!」

憂「まかせて!! そこのスーパーでパパッと食材買い足してくる!」

三三三三三 ガチャバタン! 三三三 憂
澪「ゆーい…うい…あずさ…?」

梓「ささ、夕ご飯は憂に任せて! 狭いけどここでくつろいでよ!」

唯「あずにゃんおみずのみたい!」

梓「だからあずにゃんって呼ばない!」

澪「ゆーい…さっきのゴニョゴニョはわたしn(ry」

梓「水汲んでくるね唯!! 澪もいる?!!」

澪「はっハはハハハははい!!」
唯「!」

梓 ドタドタ!

澪「……??」

唯「みおちゃん」

澪「…ゆーい…?」

唯「ね? いいにんげん、ういたちは」にこっ

澪「………?」首カシゲ
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:28:04.95 ID:YHOO1wKq0
――2時間30分後

憂「とゆうわけでミオユイン、ううん澪ちゃんと唯ちゃんの歓迎パーティーを始めるよ!」

梓「す、すごい料理の数……」

唯「いっしゅうかんぶんは あるよ…」

澪「ふつかぶんだよゆーい。それでもすごい…」

憂「足りなくなったら三つ首ダックと八ポケ菜もあるから」

ドードリオ他「 . . . . . . . . 」

梓(足りる足りる!!)

澪「ぴぃぃあああドードリオのなななまきゅなまんまみあな」ガタガタガタガタ

梓「あぁ澪には刺激が強いかな? おいしいよ脳みそ」

唯 じゅるり

澪「ご、ごめんなさい…わたしたちのために」

憂「ううん気にしないで、私がしたかっただけだから」

唯「はむはむはむ! みおちゃーん! これすごくおいしいよー! うおおっこれもー!!♪」

澪「ゆーいー…」

唯「みおちゃんもはやくたべよー!」

澪「もー…はむっ」

澪「おいしい」パァア!

憂「よかったー♪」

梓(箸使えるんだ唯たち)

澪「ひろいはし、ちゃんともとぉよお ゆーい」

唯 もきゅもきゅもきゅ☆

澪 はむっはむっ
唯 はむはむはむ

梓「…ふーん」

憂「梓ちゃんも召し上がれ♪」

梓「ねえ憂」

憂「? なにか足りなかった?」

梓「そうじゃなくて」

梓「あの二人、食事中も手繋いでるんだね」

唯–澪

憂「ほんとだ」クスクスッ

澪「あの…なにか…?」ピクピクッ

憂「ううんなんでも、ね?」

梓「フフッそうだね」

澪「…?」

唯 はむはむはむ♪
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:28:34.33 ID:YHOO1wKq0
――食後

唯「たべたたべたー」けふっ

澪「ごちそうさま、けぽっ」

澪「あぅはしたない///」

憂「澪ちゃんと唯ちゃんはお風呂に入っていいよ、お皿は私たちで片付けとくから」

梓「わたしも?」
澪唯「おふろ?」

憂「あっ澪ちゃんたちは『お風呂』って何か知らない? 梓ちゃんは素直に従ってね」

梓「はい…」よっこらせ

唯「おふろってなにー?」

憂「お風呂は身体を洗うところだよ」

唯「あー」

澪「せんじょするとこだね」

憂「せんじょ……洗浄?」

澪「は、はい…」ピクッピクッ

憂「そっか」ニコッ

憂「じゃ洗浄してきていいよ、お風呂場…洗浄場は玄関のすぐ近くの扉にあるから」

唯「げんかん?」

澪「とびら…?」

憂「んーしらないか…まずシャワーの使い方も知らないだろうし………」

憂「あとでみんな一緒に入ろっか?」

唯「みんな? ういとあずにゃんも?! わーい!!」

憂「そうだよ♪ みんなで洗浄だよー」

澪「えぇ……はずかしい///」

憂「ええっそうかな?」

梓「ういー! 私にだけ皿洗い押し付けないでよー!!」

憂「ごめんあずにゃーんすぐ行くー!」トテトテ

梓「だからあずにゃんって呼ぶなー!!!」

澪「ゆーいいがいとせんじょ…///」

唯「みんなきれいきれーい♪」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:29:30.23 ID:YHOO1wKq0
――お風呂場

澪「ひぃやああ! みっみみみでゅががあたかかか!」

唯「これがにんげんのせんじょ……」

梓「うん」

梓(家の中に川があるのか聞かれた時は驚いた。これがポケモンと人での文化の相違か……)

憂「じゃ洗浄しよっか」キュキュッ

シャワー「しゃわああー」

唯「おおーおみずがでたー」

憂「この水もあったかいよ」

澪唯 そろ~り

唯っ ぱしゃっ

唯「ほんとだーちょうどいいすいおん」ぱしゃぱしゃ

憂「こーら、お水飛ばさない」

唯「あったかあったか♪」

澪「……」そろ~

澪ァ しゃわー

澪「…あったかい♪」

憂「でしょー」

梓「はははっ」

梓(こうしてと憂がこの娘たちのお母さんみたい)

梓(とか言ったら「そんな歳じゃないよ!!」って拗ねるねw 小学生の子持ちとか憂さん何歳? まだ19ですww)

澪「…」ジッ

梓「? どうしたの澪?」

澪「…」

梓π イナイイナイ バー

澪「つーん」

梓(なんで!? わたしなにか悪いことした!?)ガーーン

唯「おみずがもっとあつくなったー!」

憂「これをひねる向きで水温が変わるの。面白いでしょー」

梓(なんなのよもぉ…)
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:29:58.66 ID:YHOO1wKq0
梓(まあいいや。今は――)ジーッ

憂「あと反対向きにひねると」キュキュッ

唯「おー今度はつめたくなった」

澪「すごい…」

憂「便利でしょ♪」

梓(……久しぶりに憂とお風呂入るけど)

憂「今度はこっちをもっとひねると」キュキュッ

唯「おみずいっぱーい♪」ぱしゃぱしゃっ

憂「きゃっ」

憂尻 ぷりん

憂「もお、お水弾かないでー」

憂尻 ふりふり

梓(いつみてもえっちぃ身体してるなあ。お尻さいこう!)ホクホク

梓(やばっ鼻血がでそう)

梓 ↑

梓 ツー

梓 ツーー

梓 ゴクン

梓(よしっ)

梓(…まだ垂れてくる)

梓 ↑

梓 ツー

憂「なにやってるの梓ちゃん?」

梓「! なんでもない! けっして欲jゲホンゲホう゛っ!? ゴホゴホゴホゴホ!!!」

憂「だいじょうぶ!?」

唯澪「?」
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:30:53.75 ID:YHOO1wKq0
澪「!」

澪「あわわわわ」ガタガタガタガタ

唯「みおちゃん?」

憂「澪ちゃんどうしたの?」

澪「そっそそ、そそそのその」ガタガタガタガタ

梓「澪、ゆっくりでいいから話して?」

澪「スゥハァスゥハー…」

澪「そ、そのみず……」ア

シャワー「しゃわああああ」

梓「これがどうしたの?」

澪「もしかして……なかにだれかとじこめられててはきだして(ry」

シャワー「 」

憂梓「ないない! 中に誰もいないから!!」

唯「こわいこといわないでよみおちゃん…」

澪「ご…ごめんなさい…」ホッ

憂「それじゃ洗浄始めましょー」おー!

唯「おー!」

澪梓「お、おー…」

澪「ねえゆーい…ほんとうにやるの?」

唯「うん! ういとあずにゃんになら、みられてもぜんぜんおっけーだよ!」ダキッ

澪「ゆういぃ///」ギュウゥッ

憂梓「!?」

唯「かゆいところはありませんかー♪」こすりこすり

澪「んん…ほっぺ…」

唯「ほーい」頬すりすり

澪「ゆーいー♪」頬すりすり

唯「みおちゃーん♪」もぞもぞ

梓(ありのままを実況しよう!澪と唯がシャワー浴びながら抱き合ったと思ったらお互いの身体をこすり合わせ背中やお尻を両手で撫で回し足を絡ませあった!! 初めて二人が手を離すのを見たけど手繋ぐよりずっと密着してる!!!)

澪「ゆーいーくびまわりもぉ…」

唯「っ…ん…」すりすり
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:31:19.14 ID:YHOO1wKq0
憂梓「………」

憂「…なにしてるの二人とも///」

唯「ぇ…あらいっこだよぉ…ん…」さわさわ

澪「あ…ゆぅぃそこもっとぉ……」すりすり

梓憂「/////」

唯「みおちゃん…あしのゆびぃ…」からませ

澪「うん…みぎあしからいくよぉ」からませ

唯澪 しゅりしゅり

唯「はんたい」

唯澪 しゅりしゅり

唯「おまた」

澪「う、うんやさしくしてね…」

唯っ さわっ

澪「ひゃ…」

唯っ さわさわ すりすり くぱっ こすりこすり

澪「んっ…ぁ…///」プルプル

唯「こうたい」

澪「ん…」っ すれ すれ

唯「んっ…んーもっとさわって」

澪「///」さわさわ

梓憂「………」

梓「……洗浄する?」わくわく

憂「ごめんムリ/////」
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:31:51.40 ID:YHOO1wKq0
唯「ふいー、つぎはあたまー」

憂「あ、頭洗うならシャンp(ry」

澪唯 パチャッ

憂「ええ…もう頭を浴槽につけるの……まだ洗ってないのに…」

梓「これが終わったら洗ってあげよ、私たちで」

憂「うん」

澪唯 わしゃわしゃ わしゃわしゃ

澪唯 パチャッ

澪唯「ふぅ♪」

憂「二人はいつもそうやって洗ってるんだ」

澪「…ういたちはちがう…?」はわわっ

唯「ういたちもせんじょうしよー」

梓「しよ?」WAKU★WAKU

憂「あ、あずさちゃんのへんたい!!///」

梓(この困った顔さいこー! スイッチ入ってきた!!)

梓「変態じゃないもん! 文化交流だよ文化交流!! いいトコ取りしていかなきゃ!」HUN★HUN
憂 スパコーン

梓 アイターッ
澪「ぼうりょくだめぇ・・・」ビクビク

唯「だめー」

梓「だめだよー」

憂「わたしが悪者になってる!?」
――入浴後

唯「せんじょーほっかほか~♪」

澪「♪」

憂「洗浄楽しかったね♪」

梓「はしゃぎすぎだよ三人とも…浴槽狭いんだから……」

梓(にしても)
※浴槽での並び

プンスカ >憂澪唯梓< ザンネン
梓(もー! 唯じゃなくて憂が前に来て欲しかった!! そしたら色々揉んだりつまんだりできたのに!!)
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:34:59.86 ID:YHOO1wKq0
憂「あっそうそう、唯ちゃんたちの着る服を選んで(ry」

澪「ゆーい」ダキッ

唯「みおちゃん」ぎゅっ

憂梓「また!?」

唯澪 ぎゅーっ

憂梓「……」

唯澪 ぎゅーっ

憂梓「………?」

憂「二人ともなにやってるの…?」

唯「せなかかわしてるの」ぎゅーっ

澪 ぎゅーっ

唯「でね、かわかしてるあいださむくなるから~、みおちゃんとだきあってあたたまるんだー♪」ぎゅーっ

憂「あの、えっとタオル…」

梓「憂、私たちも」憂「タオルで拭いて!!///」

梓「ショボーン」

憂「ばかっ///」

唯澪 ぎゅーっ

憂「…二人ともこういうの使ったことない?///」つ タオル

唯澪「?」ぎゅーっ

憂「タオルって言ってね、水分を吸い取ってくれるの」わしわしっ

唯「おおっ。あたまきもちー」ノホホン

梓「澪はわたしが拭くよ」わしわし

澪「ん……」ビクビク

梓(…綺麗な髪。野生ポケモンも髪の手入れするのかな?)スーッスーッ

憂「背中ふきまーす」フキフキッ

唯「くすぐったーい♪」くねくね

澪「ゆーいの、ほうがかみふ、くのはやひ…」ぴくぴくっ

梓「澪は髪長いから、拭き終わるのに時間かかるんだよ」スーーッ

澪「あずにゃ」梓「み゛ぃおー?」

澪「ああaΛあずしぁも……?」ビクビクッ

梓「うん(わかればよろしい)」スーッスーッ
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:35:29.03 ID:YHOO1wKq0
憂「前も拭くから、だ…だきあうのやめよっか?」

唯「ほい」そろそろそろ

唯「みおちゃんみぎてだして」

澪「うん…」パッ

唯「ほい!」ぎゅっ

唯澪「せーのっ」パッ

唯–澪

澪「…♪」

梓(身体のどこかはくっついてないと駄目なのこの娘らはw)

唯「ういーふいてー」

憂「はいはい」フキフキ

梓「澪も拭くよー」

澪 ビクゥッ

澪「……イイ///」サッ

梓「あれ? こっち向いてー…」

澪 プルプルプルプル

唯「どしたのみおちゃん?」

憂「恥ずかしいんだよ、変態に前を触られるの」

梓「憂はいつまで根に持ってるの!?」

憂「ほんとうのことでしょ……///」

澪「キューイー…」プルプル

梓「みおー…(ちょっとマジで変態だと思われてる?!)」

憂「私が拭いてあげる♪」

唯「わたしがふく!」

澪「……ゆーい」ア

梓憂 ショボーン
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:36:02.39 ID:YHOO1wKq0
唯 ふきふき♪

澪「///」

唯 ふきふきぃ♪

澪 ピクンッ

唯「ん~んぉ~んぁん♪」ふきふき

澪「むねぇくすぐったい///」くねくね

梓憂「……」

梓「…」

梓「やっぱり恥ずかしいだけd」憂「しないってば!///」

梓「…『やっぱり恥ずかしいだけだったんじゃない、澪がいやがった理由』って言おうとしたのに……」

憂「……自業自得だもん」ぷいっ

梓「そんなあ…」

憂「あっねえ二人とも」

唯澪「?」

憂「よかったら今日泊まっていかない?」
――12分後

澪「これがふく……」

唯「にんげんとおなじかっこー!」ぴょんぴょん

梓(二人を引きはがせないから着せるのも一苦労……)

憂「一口に服って言ってもね、色々あるよ」

憂「これはパジャマって言うの」

澪「ぱじゃま…」

澪っ 手ぷらぷ~ら

澪っ 足ぱたぱ~た

澪「♪」

澪「ゆーい♪」だきっ

唯「みおちゃんごきげんだー」なでなで

憂「わたしたちのお古とっといて良かったね、小3の頃の」梓(小5……)ズーーン
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:36:39.60 ID:YHOO1wKq0
――3時間後、寝床
※2枚の布団の入り方 → 梓憂 唯澪
唯–澪「Zzz…」

梓「ぐっすり寝てる」仰向け

憂「遊びつかれちゃったんだよ」仰向け

憂「フフン、唯ちゃんたちとたくさんお話できてよかったー♪」

梓「わたしも」

梓「ただ澪がねえ…私たちと話す時ぎこちないというか…」

憂「まあまあ、澪ちゃんは内気な娘なんだよ。まだ人と話すことに慣れてないんだと思う」

梓「んー……そういうものかぁ…」

憂「梓ちゃんだって、初めて会う人とちゃんと話せたことないよ?」

梓「ええ? そう?」

憂「『えっと…』とか『あのー…』って止まってるの何度も見てるよ。その度にフォローしてたのに……」

梓「面目ない…」

憂「ほんと猫みたいだよあずにゃんw」

梓「それで呼ばないでってばぁ…」

憂「懐かないとこう自然に触れ合えないところとかw」なでなで

梓「バカにしてるでしょ……」イラッ

憂「あずにゃーんごろごろごろー♪」喉クスグリ

梓 カッチーン

梓「…クスクスッ」

憂「えっなに」

梓「……憂だってネコのくせに」

憂「へ? 猫? 私が??」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:38:01.66 ID:YHOO1wKq0
梓「昔は積極的だったのに、昔は喜んでくれたのに…あんなに求めてくれて嬉しかった……」

憂「なんの話してるの…?」

梓「 な の に 」

梓「誰だったっけなー? 結婚直後に、二人で一つの布団使うのが恥ずかしいからって勝手に布団買ってきたの?」

憂「!!」

梓「今更恥ずかしいとかないないw」

梓「結局その布団はしまわせたね。そしたら代わりにいちゃいちゃ禁止なんて言うしw 淫乱ネコがさww」

憂「あ、」

憂「あれは梓ちゃんの体が心配だからだよ! 毎晩毎晩襲ってきて!! 仕事で疲れてるんじゃないの!? このサカり猫!!///」

梓「仕事なんかで憂との時間を捨てるわけないでしょ!!」

憂「そ、それでもぉ!///」

梓「それに新婚だよ!? 夜に軽いノリでじゃれて知らないうちに熱くなって朝までファイッ!! これが常識!!!」

憂「知らないよそんなの! どこの常識!?///」

梓「わが家」

憂「勝手に決めないで!!///」

唯「けんかだめー」

梓憂「あっ」

澪「…うぃ…あずしゃ…グシュン……」ビクビクビクビク

梓「ごめん起こしちゃったね」

憂 ぷんぷん
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:39:06.47 ID:YHOO1wKq0
澪「…なにか…ヒック…あったの……?」ビクビク

梓「ううんなにもないよ」

憂「…ごめんね二人とも」

澪「……ぅん」ピクッピクッ
唯「…………」

梓「みんな寝よう」

澪「ん…グジュッ…」
唯「………」なでなで

憂 ぷんすか

梓「………(こっち向いてよ憂…)」

憂 ふーん

梓「……」

梓(…こんなはずじゃなかったのに…勢いで思ってもないこと言っちゃった………)

梓(ただいちゃいちゃしてた昔が懐かしくて……もっと二人だけの時間を色濃くしたくて…それで気持ちが抑えられなかった…)

梓(どうしよう…三食のご飯がまた鯛焼きだけになる……)

唯「なかなおりしないの?」

梓憂「!!」

梓憂「……」

憂「…っ…」

梓「…」

梓 ぎゅぅっ ※背を向ける憂に寝転んだまま抱きしめ

憂「!……」

梓「…ごめん」

憂「………」

唯「うい」

梓「…」

憂「…私こそごめん、言いすぎたよ…」

梓(ホッ)

唯 にこー

梓「私も言いすぎた…」

憂「お互いさま、でいい…?」

梓「うん…」
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:40:11.54 ID:YHOO1wKq0
――15分後

唯–澪「Zzz・・・」

梓「――で日記付けることにしたんだ」

憂「うん」

憂「私ね思うんだ。唯ちゃんと澪ちゃんが本当の家族だったら、毎日がどれぐらい楽しくなるのかな、て」

梓「うん?」

憂「もちろん梓ちゃんと同棲した一年半も充実してたよ。私に足りなくなったものを、梓ちゃんが埋めてくれた」

梓「急にどうしたの」てれてれ

憂「そんな毎日に唯ちゃんと澪ちゃんが加わってくれた」

憂「私たちに子供ができたみたいで楽しかった」

梓「学生で子供産んだ夫婦気分?」

憂「そういうこと言わない」

憂「今日はいろいろあったなー」

憂「唯ちゃんとふざけて、澪ちゃんと打ち解けようとして、二人のお世話して、」

憂「二人に仲裁してもらって」

梓「うん。さっきのケンカで唯たちが間に入ってくれてよかった」

憂「一日がとっても慌ただしかった。でもなにより楽しかった!」

憂「楽しい毎日がこれからはもっと楽しくなるよ! こんなに幸せでいいのかな私?!」

梓「いいに決まってるよ。唯たちの世話してる時の憂、輝いてたよ」

憂 フフッ

憂「ありがとう、梓ちゃん」
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:41:27.83 ID:YHOO1wKq0
憂「だから日記付けようって思ったの。唯ちゃんたちと過ごす一日一日を残したくて」

憂「毎日違った面白さがあるよ、きっと」

梓「唯と澪の育成日記?」

憂「近いけどちがいまーす」

梓「ちがうの?」

憂「これはあくまで私の日記だよ♪」パタン

梓「?」

梓「あっ書き終わった? 見せて」

憂「えーどうしよっかな♪」
梓 ヒョイッ

憂 がーん
梓「どれどれ」パララッ

憂「日記見られるの恥ずかしいよう…」

梓 read

憂「……」

梓 read…

憂「・・・」

梓 read……

梓 パタンっ

憂「かえして///」ヒョイッ

梓「…憂、読んでて気づいたんだけどさ」

憂「日記のわるくちはやめて///」

梓「そっちは十分おもしろかったけど」

梓「私たち唯たちにまだ聞いてないよね? 同棲するかって」

憂「…あっ」

梓「……明日聞いてみよっか」
憂記「――いろんなことがありましたが、こうしてミオちゃんとユイちゃん、そして梓ちゃんと私の4人家族になりました。明日からの生活がとても楽しみです。」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:42:27.29 ID:YHOO1wKq0
――就寝前

唯–澪「Zzz……」

梓「雨降ってるねえ」

憂「明日には止むらしいよ」

梓「そっか」

梓「じゃおやすみ」

憂「おやすみ」

梓「……」

憂「……」

梓「………」スースー

憂「………」スー スー

唯「Zzz…」スー

澪「Zzz…」スー

梓「……」スー

窓「バタバタ バタ」

憂「…」スー

梓「…」スー

梓(寝息と雨の合唱)

唯–澪「Zzz…」スースー

窓「バタバタ バタン」

憂「スー スー」

梓「…」

梓(フンフ フー フフンフー)

梓(フー フン フフー フンフン)

梓(フーフーフウ フーフンフウ フフフ)

憂「ケホッ」

梓「フンッ」

梓「あっ」

憂「?」

梓(声に出しちゃった。リズムだけ取るつもりだったのに)
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:43:18.60 ID:YHOO1wKq0
梓(はぁ…遊んでないで寝よう、今日仕事あるし)

憂「ねむれない?」

梓「…そういうわけじゃないけど…」

憂「…」

梓「…」

ぎゅっ

梓「!」

梓–憂

梓「うい・・・?」

憂「…こうしたいのかな、て…」

梓(たなボタ)
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:44:08.62 ID:YHOO1wKq0
憂「きのうも手つないできたし」

梓「…気づいてたんだ」

憂「だって朝おきたら手があったかいんだもん」

梓「その……魔がさしたというか…」

憂「ううんいいよ、これくらいなら」ぎゅっ

梓「…ありがとう」

憂「えへへ」

梓「えっひひ♪」

憂「イチャイチャ、だよ?」

梓「うん」

梓「だからさ憂、どこまでならイチャイチャになるの?」

憂「いっきに幻滅したよオヤスミ」パッ

梓「あー放さないでよお」

憂「スピースピー」

梓「調子にのってごめんなさい」

憂「スカースカー」

梓「うぅー……」
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:44:34.18 ID:YHOO1wKq0
――30分後

梓「Zzz……」

唯–澪「Zzz…」

憂 カチカチ カチカチ

憂フォン「TO 純ちゃん CC 律さん CC 紬さん CC 和ちゃん CC さわ子先生

今日梓ちゃ                        」

憂「…」カチカチ カチカチカチ

憂フォン「TO 純ちゃん CC 律さん CC 紬さん CC 和ちゃん CC さわ子先生

今日梓ちゃんがミオユインを家に連れてきてくれました。詳しいことはまた後日――」

憂「…」カチカチ カチカチカチ

憂(そうしんっ)カチッ

憂フォン「送信しました」

憂「ふぅ」

窓「バタン バタン」

憂(まだ雨降ってるなあ。天気予報は朝に止むって言ってたけど)

憂「……」

憂「…!」

唯「Zzz…」

澪「Zzz…」

唯–澪「Zzz…」

憂「…」

梓「Zzz……」

憂「・・・」

ぎゅっ ぎゅっ

梓–憂–唯–澪

憂「♪」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:45:10.13 ID:YHOO1wKq0
――朝5時

澪「…」オハヨ

唯「Zzz…」

澪「ユーイ アサダヨ」ゆさゆさ

唯「んん……」

唯「おはよー」

澪「シー」

梓–憂「Zzz…」

唯「ゴメンゴメン」

唯「アレ?」

憂–唯 <イツノマニ

澪「ユ…ユーイガ ワタシイガイト テヲ」

澪「ヤダヨユーイ…ドコニモイカナイデ…」

唯「ダイジョブダイジョブ ミオチャンカラ ハナレナイヨ!」

澪「…ホント?」

唯「モチ!」

澪「ヨカッタ」

澪「デモネ ユーイ、ウイタチ マダナカナオリ シテナイ…」

唯「ソレナラ ヘーキ! モウナカナオリ シテルヨ」

澪「ホッ」

澪「ジャアネェ ユーイ」

唯「ナニ? ナンデモ キイテアゲル!」

澪「ウイタチニ オセワニナッタデショ? ダカラ ナニカ オレイシタイ」

唯「 イイネ!」

唯「デモ ナニスルノ?」

澪「ウントネ…」

澪「ドウシヨ……」

唯「アッ! ジャアネェ――」
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:45:39.04 ID:YHOO1wKq0
――朝6時

憂「ん…」

憂「ふゎぁ」

梓–憂

憂「…えへへぇ」

憂「唯ちゃんたちもまだ寝て」

憂- ぽつーん

憂「いない!?」

ドタドタ

梓- 三三三三憂 <ゆいちゃーん みおちゃーん

梓「んん…ういーうるさい…」

憂「大変たいへん! 唯ちゃんたちが家にいないの!」

梓「そんなことで…」

梓「ってエエ!?」ガバッ!

憂「きのうのケンカで私たちのこと嫌になっちゃったのかな?! あずさちゃんどうしよー!」

梓「とにかく探そう! 家にいないなら外!」

憂「うっうん!」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:46:14.63 ID:YHOO1wKq0
――アパート前の公園

憂「あ、いた!」

梓「ベンチに並んですわってる!」

憂「なにしてるんだろ…?」
唯「あぁ かーみさま おねーがい ふたりーだーけーの♪」ゆ~らゆ~ら

澪「どりぃーむたいむ くだーさい♪」ゆ~らゆ~ら
憂「! ・・・」

梓「あの娘たち、川で見つけた時も歌ってた」

憂「……そうなんだ」

梓「聞いたことない歌だね……あの娘たちが作ったのかな」

憂「……」
唯「ふとした しぐさに きょうもはーと ずきずき♪」ゆ~らゆ~ら

澪「さりげなえがおを ふかよみしすぎて おーばーひぃと♪」ゆ~らゆ~ら
憂「…・・・」

梓「……」

梓(片恋の歌か。…片想いの相手に告白する勇気がでない、けれどいつかは想いを伝えたい)

梓(伝えられるといいね、歌の中の女の子……私たちみたいに)
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:46:43.20 ID:YHOO1wKq0
梓「…」
梓『わたしが憂を幸せにするから! ううんしたいの!』

憂『あ…あずさちゃん・・・』

梓『憂の中をわたしで満たしてあげる! だからもうそんな顔しないでよぉおお!!』ガバッ!

憂『きゃっ!?///』ぺたんっ

梓『うい! うい!』ギューッ

憂『わかったから胸に顔うめないでぇ!///』
梓(いやー勢いあまって押し倒しちゃったんだけどねww きもちよかったなー憂っぱいww あっ今より小ぶりだから小憂っぱいwww)

梓「げへへwへへへ
wwへへへへh」憂「めっ」スパコーン! 梓「あいたっ!?」

憂「変態」

梓「心を読まれてる!?」

憂「わかるよ梓ちゃんのやらしい妄想ぐらい///」

梓「いらない力だ」
唯「もすーこし ゆうき ふるーてー しぜーんにはーなせばー♪」ゆ~~ら

澪「なにーかが かーわるのーかな♪」ゆ~~ら
憂梓「……」

梓(にしても背中が痒くなる歌詞だなあ)カリカリ
唯「だけど それがいちばんむずかしいのよ♪」ゆ~ら
梓「ブフォオ!?」

憂「えっなにあずさちゃん?!」
唯「あぁ もういいや♪」ゆ~ら

唯澪「ねちゃおねちゃおねちゃおーっ!」ソォ ネチャオー!
梓「プハハハハww寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃおwww」

憂「こらっ! 人の歌笑わない!」

梓「だってこんな歌聞いたことないもんww独白になってるじゃんwwwヒーwwヒーwww」

憂 スパーン!

梓 おでこダメー!
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:47:17.33 ID:YHOO1wKq0
唯澪「もしすんなり はなせれば そのあーーとは♪」ゆ~らゆ~ら

唯澪「どうにーかーなーるよね♪」ゆ~らゆ~ら

唯澪 ゆらゆらゆらゆらゆらゆら♪

唯澪「ふわふわたーいむ♪」  ゆらゆらゆ~ら♪

唯澪「ふわふわたーいむ!♪」 ゆらゆらゆ~ら♪

唯澪「ふわふわたーいむ!!」 ゆらゆらゆ~ら!

唯澪             ゆらっゆらっゆ~ら♪

唯「ふぃー」
澪「ゆーい♪」頬すりすり

梓憂 パチパチパチパチ!

唯澪「!?」ビクンッ!

憂「二人ともお疲れさま!」

梓「すごく上手だったよ」

唯澪 パァア!

唯「ほめられたー!」

澪「えへへ///」

憂「ちなみに梓ちゃんはバカにしt」梓「口チャック!」サッ
梓―=憂 < ふもふもももんん
唯「みおちゃんじょうずだって」

澪 ホワーーン
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:48:05.95 ID:YHOO1wKq0
梓「あっあのさ二人ともちょっと聞いてくれる?」

唯「いいよー」

澪「?」

梓「あのね、もしよかったらだけど」

梓「私たちとあの家で暮らさない?」

唯澪「!」

梓「ムリにとは言わないから、考えてもらっていい?」

澪「ゆ…ゆーい…」

唯「いいよー!」

梓「返事はやっ!?」

憂「そんなすぐに決めちゃっていいの?」

唯「うん! だってふたりとも とーっても やさしいもん!」

梓「ゆい・・・」ジーン

唯「ごはんくれるし! あそんでくれるし! せんじょうさせてくれるし!」

梓「わたしの感動返して!」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:48:37.10 ID:YHOO1wKq0
唯「それに みおちゃんが ういたちのこと こわがらなくなったし!」

梓憂「!」

澪「ぇ…ゆーい?」

梓「そういえばさっきから話してても怯えないね」

澪「?」

憂「んー」

憂「澪ちゃん」

澪「はい…?」

憂「ほっぺたツンツンしちゃうぞー♪」ア

澪「ゆ…ゆーい…」

唯 にこにこ

澪 ガーン

憂「えいっ」つん

澪「ひゃっ」

澪「…あれ?」

梓「ほんとだ、ビクッてしなくなった」

憂「ほれほれー」つんつん

澪「んん…」ぷいっ

梓「じゃ私も反対から」つん

澪「あずさまで…」ぷいっ

憂 つん

澪 ぷい

梓 つん

澪 ぷい…

憂 つん♪

澪「ゆーいーあずさたちがいじめるー!」ダキッ

唯「みおちゃんをいじめるなあずにゃん!」

梓「何度目よこのやり取り!? それに憂だって共犯でしょう!」

澪「ゆーいーあずさ『だけ』がいじめるー」ぎゅうっ

梓「言いなおすなぁああああああ!!!」
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:49:02.86 ID:YHOO1wKq0
憂「ぜぇっぜぇっ梓ちゃんもう7時! 鞄取ってきたからもう行って!!」つ 鞄

梓「わたしの扱いひどくない!? あと朝ごはんどうするの!」つ 鞄

憂「これでガマンして!」つ タイ焼き

梓「むりムリムリ餓え死にしちゃう!」

唯「ならあずにゃん これうけとって! わたしとみおちゃんから ぷれぜんと!」

コイキング「 」

梓「生じゃ食べれないよ!!」

澪「あさ わたしがつったのに……」

梓「夜たべようね!!」

憂「ほらあずにゃんもう行って!」

梓「だから憂までそれで呼ぶな!」

唯「あずにゃーん!」

憂「あずにゃーんw」

梓「もういいよー! みんなのバカーーー!!!」トテトテトテ

唯憂「いってらっしゃーいwwww」

澪「くすっ」

憂「じゃ朝ごはんにしよっか二人とも」

唯澪「はーい」

コイキング「  」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:49:32.32 ID:YHOO1wKq0
梓「――はっはっ」トットッ

梓「はっはっはっ」トットッ

梓「はっ・・・」トッ

梓「ふぅ」

梓「……」

梓 見上げ

梓「………」

梓「憂、よろこんでくれた」

梓「……」

梓「…」
雨あがりの淡く澄みわたった朝空のもとで

愛らしいぬいぐるみのような二人を迎えて

劇を見てるみたいな楽しい日常になるかな?
梓「家がさわがしくなりそ、とくに唯が」

梓「フフッ帰るのが楽しみ♪」

梓 < ぐぅ~~~~~う

梓「あっ朝ごはんまだだっけ。しかたないタイ焼きだけでも」

梓「ってしまった! あの時文句言っててもらいそこねたー!!」
END
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 08:52:43.48 ID:YHOO1wKq0
おまけ

憂「~♪」

タイ焼き「――」

唯「ういー それなぁに?」

憂「これ?」つ タイ焼き

憂「タイ焼きっていう食べ物だよ。甘くておいしいの」

憂「そーだなー、梓ちゃん持ってくの忘れちゃったし二人にあげるよ」パカッ

あたまタイ焼き「 」
びタイ焼き「 」

澪 あたま?

唯 あたま

澪唯 はむはむっ

唯「あまーい!」

澪「おいしい」

憂「でしょー? 梓ちゃんの大好物なの」

「だから梓ちゃんが食べたくなったらすぐ渡せるようにね、いつも胸ポケットにしまってるんだよ♪」

唯澪 はむはむはむはむ

憂「フフっ」

憂「さーて朝ごはん朝ごはん! 唯ちゃんたちの遊び相手に買い物に大学レポート、いそがしいそがし♪」
再 END
65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/30(月) 17:04:36.20 ID:XJMoLRpDO
>>1は俺を悶えころす気かよwwww

乙!

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