1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:20:24.039 ID:bXj/34Bn0.net
忍「あっ、きっとカレンちゃんのノートですね!」
忍「また失くさないように、ちゃんと名前を書いてあげましょう・・・」カキカキ
忍「く・じょ・う・か・れ・ん。よしっと!」
3 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:21:08.684 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「へーい!しのぶー!何持ってるデース?」
忍「あ、カレンちゃん丁度よかった。これカレンちゃんのノートでしょ?」
カレン「私のノート・・・?違うデスよ?」
忍「えっ!てっきりカレンちゃんのだと思ってもう名前書いちゃったよー!」
カレン「HAHAHA!シノブは早とちりさんですね~」
5 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:23:02.421 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「ホワーイ?どうして私のノートだと思ったデスか?」
忍「うう・・・。ほら、表紙にデースノートって書いてあるでしょ?」
カレン「ワオ!それはデス(死)って読むんデスよ。それに、このノート日本のアニメで見たことありまーす!」
忍「え、そうなんだ~。さすがカレンちゃん」
9 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:25:41.395 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「・・・」
忍「カレンちゃん?」
カレン「忍・・・。さっき、私の名前を書いたって言ったデスか?」
忍「書いたけど?」
カレン「ホ、ホーリーシットッ!そ、そ、そ、それは名前を書いた人が死ぬノートデスよー!!」
忍「えぇ~ホント!?」
11 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:26:20.625 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「それで、死因には何て書いたデース?」
忍「し、死因!?死因は特に書いてないけど・・・」
カレン「おかしいデスね・・・。死因を書かなければ心臓麻痺になるはずデース」
カレン「ちょっと見せてもらっていいデスか~?」
忍「い、いいけど・・・」
13 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:26:47.695 ID:bXj/34Bn0.net
陽子「おー!何の話してるんだー!?」
カレン「ヨーコにあやや!丁度いいところに来たデース」
綾「こんにちわ。どうかしたの?」
カレン「今しがた私がシノブにブッ殺されたところなのデース」
陽子「おっ、さすがシノだな!で、推理ゲームか何か?」
カレン「あ、信じてませんね~?これデスよ!」
陽子・綾「デ、デスノート!?」
忍「ううう、みなさんちゃんと読めるんですね・・・」
15 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:27:10.230 ID:bXj/34Bn0.net
陽子「なるほど、困ったことになったわね」
綾「でも、カレンちゃんはこうして生きてるんだから、性質の悪いイタズラじゃないかしら」
陽子「そうかー?私は好きだけどなー。はい、小路綾っと」カキカキ
綾「わ、わ、わ、わ、わ、何で私の名前書くのよ~!!」
陽子「えへへ、こういうのは形からってね!じゃあ、私も猪熊陽子っと」カキカキ
カレン「お~、じゃあ、相合傘にするでーす」キュキュッ
綾「ちょ、ちょっと!」アセッ
17 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:27:42.491 ID:bXj/34Bn0.net
陽子「で、名前書いたらどうするんだ?」
カレン「さあ?本当は名前を書くと死ぬはずデース」
陽子「えっそうなんだ!」
綾「あんた知らないで書いてたの・・・」
忍「あれ・・・?よく見ると最初のページに何か書いてありますよ」
18 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:28:10.958 ID:bXj/34Bn0.net
■■■誰にも見られてはいけない!!!(厳守!!)■■■
今日のよ・て・い♪
15:00 クレープ屋で待ち合わせ
(ほっぺにクリームが・・・舐めてとるっ///)
16:30 一緒に服屋でお買い物、服を選びあいっこする
(さりげなく下着チェック)※重要
18:00 いい雰囲気になり公園へ
(髪の毛の匂いをかぐ、出来れば手をつなぐ)
19:00 草むらで※△■○◎くぇrちゅいおp@××!!!
20 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:28:36.004 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「な、何デスか、これは」
陽子「うーん。これは・・・、変態だな!」
綾「そのようね」
忍「何かの予定表みたいですね」
23 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:29:09.856 ID:bXj/34Bn0.net
陽子「あ、あのさ~。もしかして、私たちこれの通りやって死ぬんじゃない?」
カレン「なるほどー!さすが陽子鋭いデース!」
カレン「それだとすぐに死ななかったことも説明がつきマース!」
綾「いや、いくらなんでもページ空いてるし・・・。不自然すぎるでしょ」
陽子「いやー絶対そうだって~!」アハハ
ガラッ
アリス「シノー!カレーン!放課後クレープ食べに行こー!!」
カレン・陽子・綾「うおっ!」
24 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:29:43.578 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「も、盛り上がってきたデース!」ドキドキ・・・
陽子「え、どういうこと?私たち死ぬの?」
綾「ま、まさかあ」アセッ
カレン「わーかりません。でも、このままだとクレープ屋に行くことになりそうデース」
アリス「あれ?みんな、どうかした~?」
25 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:30:21.311 ID:bXj/34Bn0.net
忍「かくかくしかじか」
アリス「へえ~!それは丁度良かったネ!みんなで行こ~」ウキウキ
忍「うふふ、アリスちゃんの金髪には癒されます~」ホッコリ
綾「いや、今の会話のどこに金髪要素がっ!?」
みんな「どっ(笑)」
カレン「そ~ですね。アリスの言うとおり、あまり気にしてても仕方ないデース。こうなりゃヤケデース、焼き鮭デース」
26 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:30:57.190 ID:bXj/34Bn0.net
放課後になって。
カレン「あ、穂乃花も一緒にクレープ屋どうデスか~!?」
穂乃花「ひえっ!!カ、カ、カレンちゃん?」
カレン「おや~、何か予定がありましたか~?」
穂乃花「あ、こ、こちらこそ誘おうと思ってて・・・」
カレン「ワオ!いしんでんしんばしらデース!」
穂乃花「(ど、どうしたのかしら急に・・・)」
忍「じゃあ、行きましょうか~」
27 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:32:25.561 ID:bXj/34Bn0.net
クレープ屋。
穂乃花「あ、あの、今日は誘ってくれてありがとう・・・」///
カレン「いえいえ~。これもゲームのうちデース」パクパク
穂乃花「ゲ、ゲーム?(どういうこと?あ、カレンちゃんのほっぺにクリームが・・・)」
28 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:32:47.513 ID:bXj/34Bn0.net
アリス「あっカレン、ほっぺにクリームついてるよ~?」
カレン「お~っと!やっぱり、『ノート通り』デース」
穂乃花「えっ?」ピクッ
陽子「お~っし、じゃあ、次は買い物だな!綾にかわいい服選んじゃうぞ~」
綾「ちょ、ちょっと陽子っ!」
穂乃花「(ええ!!!?)」
29 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:34:18.329 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「・・・あ、あのカレンちゃん。その・・・、『ノート通り』ってどういうこと?」
カレン「OH~。まだ穂乃花には話してませんでしたね~♪」
カレン「これデース!」ジャンッ
穂乃花「げえ!!!!!!!!!!!!!」
カレン「いい反応デース!
31 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:35:00.360 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「(わわわ・・・どうしよ!!何でカレンちゃんが私のノート持ってるの!???)」
穂乃花「(しかも、よりにもよって中見られちゃったみたいだし・・・)」
穂乃花「(意味深にデースノートなんて書いたのが、興味を引いてしまったのね・・・)」ウウッ
32 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:35:23.589 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「あれ~穂乃花、怖いの苦手でしたか~?」
穂乃花「あ、いえ!そうじゃないの!大丈夫大丈夫。ちょっとびっくりしただけ」
カレン「そうですか~。じゃあ、次は洋服屋さんにGOデース!!」ウキウキ
穂乃花「(がんばって穂乃花!結果オーライ!こ、これはチャンスよ!)」
33 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:36:09.222 ID:bXj/34Bn0.net
洋服屋。
カレン「へいへーい!穂乃花はどんな下着着けてるデース?」シャッ
穂乃花「ひっ!カレンちゃん!そこ試着室じゃないよ!!」///
綾「カ、カレンったら下着でうろちょろしてっ!」
カレン「おっほん!これもノートのパワーなのデ~ス」ヒラヒラッ
穂乃花「ぶほっ」鼻血ダラー…
店員「お、お客様!?」
アリス・忍「す、すみません!すぐどかしますんで!」
34 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:36:58.199 ID:bXj/34Bn0.net
帰り道。がやがや。
カレン「ふ~今日は楽しかったデースね!かわいい服も沢山買えましたし」
穂乃花「う、うんっ、そうだね!」
陽子「カレンが一番はしゃいでたよな~」
綾「よ、陽子だって私の下着チェックしまくってたじゃない」
陽子「ストライプの色はちゃんと毎日チェックしないとな!」
綾「ば、ばかっ」カーッ
アリス「みんなが楽しそうで私も嬉しいよ~」
忍「うふふ、ノートを拾った甲斐がありましたね」
35 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:37:31.396 ID:bXj/34Bn0.net
陽子・綾「じゃあ、私たちは帰るね」
カレン「あれ??公園には寄って行かないデスか~?」
陽子「うん、今日うちの晩御飯のおつかい頼まれちゃっててさ~」
綾「私も英語の宿題があるから、、、」
忍「お2人とも大変ですね~」
36 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:37:51.083 ID:bXj/34Bn0.net
アリス「シーノー!綾が宿題あるってことは、シノも宿題あるでしょ!?」プンプン
忍「あう!そうでした・・・」
アリス「シノはとびきり英語が出来ないんだから、しっかり宿題やらないと!」
忍「その通りデス・・・」
陽子・綾「どっ(笑)」
37 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:38:09.012 ID:bXj/34Bn0.net
陽子・綾・アリス・忍「じゃ~ね~」手フリフリ
カレン「ハーイ、また明日デース!」ブンブン
穂乃花「ま、また明日・・・」フリフリ
カレン「・・・」
穂乃花「・・・」
カレン「みんな帰っちゃったデースね・・・」
穂乃花「そ、そうだね。私たちも帰・・・る?」
38 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:38:33.278 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「ノン!ここまで来たら、最後までノートの通りやってみるデース!」
カレン「・・・だから、穂乃花にも付き合って欲しいデース!」
穂乃花「あの、カレンちゃんが、そうしたいなら・・・」
カレン「ワオ!穂乃花、ありがとごじゃいまーす!」グイッ
穂乃花「か、カレンちゃん!?」
カレン「『公園では手をつなぐ』、デースよ!」タタタッ
40 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:39:20.802 ID:bXj/34Bn0.net
――公園のベンチ。
穂乃花「な、何か思ったより暗いね・・・」
カレン「大丈夫デース!私がついてまーす」ギュッ
穂乃花「カレンちゃん・・・」
カレン「じゃあ、穂乃花の髪の匂いを嗅ぐデース」
穂乃花「え?ちょ、ちょっと待って!」
カレン「なぜデース?ノートにそうあるデース!」
41 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:39:53.526 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「きょ、今日あちこち歩いたし、汗かいちゃったし、あの、そのっ・・・」
カレン「大丈夫デース。別に女の子同士デスから・・・」サワッ
42 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:40:29.839 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「んっ・・・」
カレン「穂乃花の髪、・・・全然汗臭くないデスよ。というか、すごくいい匂いデース・・・」
カレン「シャンプーみたいな匂いと、・・・、・・・穂乃花の匂いしマース」
穂乃花「えっ、そ、それきっと汗だよっ」アセアセ
カレン「ノン!私とっても好きな匂いデース」クンクン
穂乃花「ひええ・・・」目グルグル
43 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:40:58.638 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「じゃ、今度は穂乃花の番デス!ノートの通りにしてみるデスよ」
穂乃花「えっ!私も?」
カレン「『手をつなぐ』も『髪の匂いをかぐ』も1人では出来ないデース。だから、2人でやってみるデース」
穂乃花「あ、そ、そうだね(それで私と公園に来たのね・・・)」
44 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:41:28.324 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「ヘーイ!どっからでもかかって来いデース!」
穂乃花「じゃ、じゃあ・・・」ドキドキ
カレン「カモーン♪」
穂乃花「(ね、念願のカレンちゃんのき ん゛ぱ゛つ゛!!!!!!)」クンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカクンカ
45 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:41:54.869 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「ちょ、ちょっと穂乃花ちゃん、鼻息がくすぐったいデース!///」
穂乃花「ご、ごめん!つい!」ギンギン
穂乃花「も、もう少し優しくするね・・・」
カレン「あっ・・・」
カレン「これはこれで、なんだか恥ずかしいデスね・・・」
46 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:42:38.648 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「(こ、これがカレンちゃんの匂い・・・!!)」頭クラクラ・・・
バタンッ
カレン「!?ほ、穂乃花?・・・穂乃花!!?どうしたのデーース!!?」
47 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:43:14.670 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「う~ん、こ、ここは・・・」
カレン「よ、良かったデース・・・死んだかと思ったデース・・・」
穂乃花「う、・・・うん(膝枕されてる??)」
カレン「良かったデース・・・」ポロポロ
穂乃花「あれ・・・、カレンちゃん、何で泣いてるの?」
カレン「驚かせないでくださーい。死んじゃったかと思ったんデスよ!」バタバタ
穂乃花「ご、ごめんなさい」ガバッ
48 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:43:34.299 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「ほ、ほら、私ノートに名前書いてないしっ!ちょっとクラッときただけでっ!」
カレン「ホントデスか・・・?」ギュッ
穂乃花「ご、ごめんね。カレンちゃん。私血圧低くて・・・」ナデナデ
カレン「穂乃花は優しいデスね・・・」
穂乃花「そ、そんなことないよ!」
カレン「でも、穂乃花が生きててくれて良かったデス・・・」
穂乃花「う、うん」
49 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:43:59.243 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「穂乃花が倒れて、私もちょっと懲りたデース。こういう遊びは良くないデース」
穂乃花「ご、ごめんなさい!」
カレン「どうして穂乃花が謝るデース?つき合わせた私が悪いんデース」
穂乃花「そ、その・・・」
カレン「でも、今日は本当に楽しかったデース!クレープも食べたし、洋服も買えたし、わくわくしたし」
カレン「それに、・・・穂乃花とも、仲良くなれたデス」
穂乃花「えっ?」
51 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:45:01.194 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「最初は、興味本位でノートに名前を書いたデース。でも、はしゃいで、買い物して、手をつないで、ワカリました」
カレン「私まだ死にたくないデース。もっと、も~っと生きていたいデース。これからも穂乃花みたいな友達といっぱ~い遊びたいデスから」
穂乃花「カレンちゃん・・・」
52 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:45:35.322 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「あ~あ、それにしても謎は最後まで解けなかったデスね~」
穂乃花「謎?」
カレン「ノートの最後デース。『草むらで※△■○◎くぇrちゅいおp@××!!!』」
カレン「ノートの通り行動したら、最後の意味も分かると思ったのデスが」
カレン「どう意味デスかね?こればっかりは、書いた本人に聞かないと・・・」
穂乃花「あ、あのっ・・・カレンちゃん、・・・」
53 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:46:18.958 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「どうしたデス?」
穂乃花「あ、あのね。私、その、カレンちゃんに言わなくちゃいけないことある・・・!」
カレン「ワット?」
ガサガサッ
カレン「っと、ちょっと待つデース!」
54 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:47:12.205 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「カレンちゃん?」
カレン「何か草むらから音がするデース!!私の後ろに隠れるデース!」
ガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサガサ!!ビカビカッ!!
(黒い姿の生き物が草むらから飛び出してくる)
穂乃花「きゃあっ!」
カレン「これが、・・・ノートの<死神>デスか!!!」アセッ
55 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:47:49.068 ID:bXj/34Bn0.net
パコンッ!
カレン「あいたっ!」
久世橋先生「だーれが、ノートの<死神>だ・・・」
穂乃花「く、久世橋先生・・・!?」
カレン「ど、どうしてクズ橋先生がここに?」
56 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:48:03.566 ID:bXj/34Bn0.net
久世橋先生「く・ぜ・は・し!まったく!こんな暗い公園に女子だけでいたら危ないだろ?」
烏丸先生「久世橋先生、待ってくださ~い!」パタパタ、ドテッ
カレン「烏丸先生まで・・・。何かあったのデース?」
57 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:48:41.458 ID:bXj/34Bn0.net
久世橋先生「あったのじゃないわよ!もう暗いんだし、家に帰りなさい!」
カレン「?」
烏丸先生「まあまあ」
烏丸先生「あのね。久世橋先生は私と買い物中だったんだけど、突然『九条さんの叫び声が聞こえたー』って、飛び出しちゃって」
烏丸先生「それで草むら突っ切って駆けつけてくれたんだから感謝しなきゃ」←(自分は回り道した)
カレン「アウチ!さっきの声デスね!そ、それはごめんなさいデース」
久世橋先生「か、烏丸先生、そんなに細かく言わなくても・・・」
58 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:49:16.948 ID:bXj/34Bn0.net
烏丸先生「でも、無事みたいで良かったわ」
久世橋先生「そ、そうですね。何事も無かったのなら・・・ん、何だそのノートは?」
カレン「あっ」
59 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:49:47.102 ID:bXj/34Bn0.net
烏丸先生「デス、ノート?これ九条さんが?」
カレン「そ、そうデース」
久世橋先生「うーん。こういう遊びはPTAの方からも注意されていて・・・なんと言うか」
穂乃花「あ、あのっ!」
久世橋先生「?」
穂乃花「あの・・・、それ!私のノートなんです!・・・カレンちゃんは、その、それに付き合ってくれただけで・・・」
烏丸先生「そうなの?九条さん」
カレン「ち、違うデース。私が穂乃花につき合ってもらったんデース!だから、悪いのは私なんデス」シュン
久世橋先生「むむ・・・。と、とにかく、このノートは預かります。いいですね?」
穂乃花・カレン「はい・・・」
60 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:50:18.973 ID:bXj/34Bn0.net
帰り道。
カレン「オ~ノ~!ノートを没収されてしまったデース!」
カレン「結局、謎は解けないままデスかー!」
穂乃花「・・・」
カレン「・・・」
カレン「さっき、どうして穂乃花は私をかばってくれたデース?あのノートは忍が拾ったものなのに・・・」
穂乃花「ごめんねカレンちゃん・・・」
カレン「?」
61 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:50:50.552 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「あのね。あのっ・・・。ホントなの。さっきのはホント・・・私のノートなの」
カレン「どういうことデース?」
穂乃花「あのノートはね。デスノートじゃなくて、デースノートって読むの。つづりはDEATHだけど、デース」
カレン「むむ?」
穂乃花「わ、私が・・・。その、カレンちゃんとしたいこと・・・、書こうと思って・・・、
昨日作ったの。そしたら、どこかで落としちゃって、それで」
62 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:51:24.252 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「ぷっ」
穂乃花「えっ?」
カレン「ぷぷっ。おかしいデース・・・!」
穂乃花「お、おかしいよね・・・嫌いになった・・・よね」
カレン「ノン!どうして嫌いになるデース!?デスノート、デースノート!ははっははははっ、発想がシノブとおんなじデース!!!」
カレン「ぜーっぜーっ。おな、おなかっ。お腹痛いデース!!!」ゲホッゲホッ
63 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:52:25.538 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「だ、大丈夫!?」
カレン「はあ、はあ。だとしたら、穂乃花はかなりのムッツリさんデスね」
穂乃花「・・・う」
カレン「でも、穂乃花のそういうところ、私好きデスよ」
穂乃花「えっ・・・」
カレン「今日は、いっぱい楽しかったデース。これは穂乃花がノートにそう書いたおかげデース!」
カレン「・・・だから、これからもいっぱい書いたら、もっと楽しくなるデースよ」
64 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:53:35.077 ID:bXj/34Bn0.net
穂乃花「カレンちゃん・・・」
カレン「ワオ!どうして穂乃花が泣くデース?」
穂乃花「こ、これはその嬉しくて・・・?」
カレン「なら、泣いていいデース」ヨシヨシ
穂乃花「うわあああああああああん」
カレン「今日は送っていくデース」
65 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:54:19.267 ID:bXj/34Bn0.net
翌日。学校にて。
ダダダダダダッ・・・ガラッ!
カレン「おっはようごじゃいまーす!!」ビシッ
綾「あ、カレン、大変よ!」
カレン「?あややー、何か事件デスかー?」ウキウキ
陽子「驚け!あの久世橋先生が、例のノートを使ってるってうわさだぜ~!!」
カレン「例のノートってデスノートのことデスか?」
陽子「そうそう、成績悪い子や、宿題忘れた子を夜な夜なチェックしてるとか・・・!」
66 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:54:41.088 ID:bXj/34Bn0.net
カレン「ぷ、ぷくくくく!そんなの全然気にしないデース!みんなお子ちゃまデース」
陽子「な、なにおー。昨日は興味津々だったくせに~」
カレン「私たちはあの後ノートの秘密を知ってしまったのデース!」ウインク、パチン!
穂乃花「あっ」コクコク
忍「あれれ~お2人なんか怪しいです~。何か分かったんですか~?」
カレン「私と穂乃花の秘密デース!」
67 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/12/03(木) 01:55:58.176 ID:bXj/34Bn0.net
綾「それはそうと、カレンはちゃんと宿題やってきた?でないとノートに名前書かれちゃうわよ?」フフッ
カレン「しゅ、宿題・・・?」
忍「英語の宿題ですよ~。(私はアリスちゃんに手伝ってもらいましたけど・・・)」
陽子「あ、さてはカレン。忘れたな~?いいのかな~書かれちゃうぞ~?」
カレン「い、今からやりマース!!!」
綾「これは書かれるわね。久世橋先生のデスノートに!」
カレン「OH~!デスノートはやっぱり怖いデース!」アギャー
穂乃花「ふふっ」
~完~
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