1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/07(土) 21:53:07.17 ID:4JfPVSdg0
龍之介「さぁ~殺して殺して殺しまくるぞぉ~」
キャスター「その意気ですリュウノスケ、さぁ篤信の生贄を山のように積み上げるのです」
龍之介「旦那もCOOLな殺しっぷりを俺に見せてくれよ~」
キャスター「勿論ですとも」ニコ
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/07(土) 21:59:22.69 ID:4JfPVSdg0
―キャスターの工房―
龍之介「ちょっと出かけてくるよ」
キャスター「おや、どこへ行くのです?」
龍之介「生活費を稼ぐために今日から働くことにしたんだ」
キャスター「そうですか、がんばってくださいね」
龍之介「じゃ、行ってくるね」
キャスター「いってらっしゃい」フリフリ
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/07(土) 22:11:36.23 ID:4JfPVSdg0
―学校―
龍之介「今日からこの学校で働くことになった雨生龍之介です。よろしくお願いします」
ザワザワ アカザワ
龍之介「(みんな一体どんな悲鳴を上げながら死んでいくのかなぁ…)」
ナンカオレタチノカオミナガラニヤニヤシテルゾナ ジンジョウジャナイネ アブナイニオイガスルゼ
龍之介「」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/07(土) 22:17:16.04 ID:4JfPVSdg0
―工房―
龍之介「ただいま~」
キャスター「おかえりなさい、新しい職場はどうでしたか?」
龍之介「なかなか良かったよ」
キャスター「では今夜から生贄の子ども達を集めましょう」
龍之介「う~ん、俺が来てすぐだと怪しまれちゃうしさ、しばらく様子見ない?」
キャスター「そうですか…わかりました、そうしましょう」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/07(土) 22:33:53.30 ID:4JfPVSdg0
―外―
龍之介「(子どもは隣町から連れてきたほうがいいかな?)面倒だな~」
「何が面倒なんですか?」
龍之介「うおっ!びっくりした~」
「あ、すみません」
龍之介「ん?君は夜見北の子?」
赤沢「はい3年3組の赤沢泉美です」
龍之介「3年生かー受験がんばってね」
赤沢「あ、はい(この人何も知らないのかな…)」
龍之介「じゃあ俺はもう行くからね。暗くならないうちに帰るんだよ」
赤沢「あ、ちょっと!」
龍之介「じゃあねー!(危ない危ない途中から声が出てたか…)」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/08(日) 22:17:06.13 ID:3A1IfEtZ0
―工房―
龍之介「よっ!ほっ!」ピョンピョン
アグゥ…ウギィ ウ、グゥ
キャスター「すばらしい!腸を使った縄跳びですか!」
龍之介「しかも両隣から応援する声援が聞こえてくるんだ!これで気力もわいてくるぜ!」ピョンピョン
モ、モウ…ヤメ…テ タ、タスケテ
キャスター「その調子ですよリュウノスケェ」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/08(日) 22:34:12.21 ID:3A1IfEtZ0
―学校―
龍之介「…(あの美術の先生嫌なカンジだな~)」
「おはようございます」
龍之介「あれ、君だれだっけ?」
恒一「ひどいなぁ、転校してきた榊原ですよ」
龍之介「あぁゴメンゴメン(馴れなれしいやつだな)」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/08(日) 22:44:52.79 ID:3A1IfEtZ0
―授業―
龍之介「え~人間や豹のように脊髄のある動物をセキツイ動物といって、アメーバのようにない奴のことを無セキツイ動物といいます」
「ちなみに今日のパンツは豹柄です」
生徒「「「(心底どうでもいい…)」」」
龍之介「この違いはテストで出るから覚えておいてね」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/08(日) 22:54:12.78 ID:3A1IfEtZ0
―テスト当日―
龍之介「(今日みんはテストか~。しかもこんな天気で憂鬱だね)」
先生「(今日は雨で床が濡れているから気をつけないと転ぶな…)」ズルッ
先生「え?」
グシャ
先生「…?」
先生「ゴホッ」バタッ
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/08(日) 23:02:49.77 ID:3A1IfEtZ0
その頃
キャスター「(久しぶりに外に出てみましたが…なぜジロジロ見られてるのでしょう…おや?)」
ブロロロ キキーッ
キャスター「ブツブツブツ」
海魔「キシャーッ」ポン
ドカーン
ナ、ナンダ? ジコダ! クルマガツッコンダゾ ジンジョウジャナイネ
運転手「だ、大丈夫ですか!?」
キャスター「はい、お気になさらず」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 22:02:40.40 ID:qVH35XID0
―翌日 全校朝礼―
久保寺「残念なことに昨日ディルムッド先生が階段から転落してお亡くなりになりました」
ザワザワ アノイケメンセンセイカ… イイヒトダッタノニ
久保寺「みなさんも階段を昇り降りするさいは気をつけてくださいね」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 22:11:45.40 ID:qVH35XID0
龍之介「(ここでディルムッド先生が死んだのか…)」
久保寺「…雨生先生、何をしてるんですか。ここはしばらく立ち入り禁止ですよ」
龍之介「あぁすいません。今降りま」ズルッ
ゴロゴロ ドサッ
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 22:24:50.90 ID:qVH35XID0
―病院―
医者「大きなケガはなかったので今日中に退院できますよ」
龍之介「そうですか」
医者「でも今日はあまり激しい運動はしないでくださいね」
キャスター「リュウノスケ!大丈夫ですか!?」
龍之介「あ、旦那どうしてここが?」
キャスター「魔力供給のパスをたどれば大体どこにいるのか分かるのです」
龍之介「そっか、心配させてごめんね?」
キャスター「いえいえ。あなが無事でなによりです」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 22:37:42.69 ID:qVH35XID0
―エレベーター―
龍之介「大きなケガはないってさ」
キャスター「そうですか。念のため治癒魔術をかけておきますね」スッ
ギギギ ゴゴゴ
龍之介「ん?」
キャスター「おや?」
ガタン
ヒューン
龍之介「わっ!何だ!?」
キャスター「ブツブツ」
グジャッ ガターン
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 22:51:05.02 ID:qVH35XID0
龍之介「イテテ、あれ?助かった?」
キャスター「エレベーターと床の間に海魔を召喚してクッションにしたのです」
龍之介「スッゲェ!流石だぜ旦那!」
看護師「大丈夫ですか!?すごい音がしましたよ!」
キャスター「奇跡的に助かったようです。お気になさらず」
龍之介「そういうことで。帰ろうぜ旦那」
看護師「あ、ケガをしていないか診察を受けてから帰ってください」
龍之介「」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 23:03:57.98 ID:qVH35XID0
―外―
龍之介「あ~あ、診察に時間がかかってもう夕方になっちまったよ」
キャスター「しかしケガがなくてよかったですね。おや?」
高林「」ガクガク
龍之介「あ、あの子は…」
キャスター「知り合いですか?」
龍之介「うちの学校の生徒だよ。心臓が弱いんだってさ」
キャスター「それはいい!中途半端な治癒魔術をかけて長く苦しむようにしましょう」スッ
高林「ウ…タスケ、テ」ビクンビクン
龍之介「いい顔だねぇ~」
キャスター「リュウノスケッ向こうから誰か来ます!逃げましょう!」
龍之介「え、マジかよ…もったいねぇ~」タッタッタッ
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 23:16:32.25 ID:qVH35XID0
―翌日 全校集会―
久保寺「昨日高林君が瀕死の状態で発見されました」
恒一「(昨日僕と望月くんが高林くんを発見したとき誰かが逃げて行くのを見た)」
「(しかし、高林くんがしきりに呟いていたカエル顔とは一体何のことだ?)」
久保寺「それと昨日ナタリア先生が航空機事故に遭いお亡くなりになりました」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 23:29:32.85 ID:qVH35XID0
―職員室―
ザワザワ
先生1「最近この学校の教師よく死ぬな…」
先生2「俺たちも死ぬのかな?」
先生3「まさか、これも噂の現象と何か関係があるんじゃ…」
先生4「でもよ、死んだ2人は3組と関係なくね?」
先生5「じゃぁこれはただの偶然か?」
先生6「ナタリア先生はともかくディルムッド先生は普段からついてなかったからな」
先生7「何かミスする度にこっぴどく怒鳴られてたからな」
先生8「かわいそうだよな。真面目な先生だったのに」
先生9「俺たちも気をつけて生活しようぜ」
先生10「そうだな」
龍之介「現象ってなんですか?」
先生11「あぁ、丁度良かった。実はですね…」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/14(土) 23:39:39.12 ID:qVH35XID0
龍之介「何でもっと早くその話を聞かせてくれなかったんですか?」
先生12「だって先生放課後になるといつの間にかいなくなってますし…」
龍之介「だったら昼休みでも良いじゃないですか」
先生12「あ…」
先生13「おい、誰だよ教える係り」ヒソヒソ
先生14「あいつだ、確か…」ヒソヒソ
先生15「特に得手のないあいつか」ヒソヒソ
先生16「マジかよこんな簡単な仕事もできないのかよ」ヒソヒソ
先生17「教師の面汚しだな」ヒソヒソ
先生18「今度よく言い聞かせておこうぜ」ヒソヒソ
龍之介「(そんなことがあったのか…これは帰ったら旦那に報告だな)」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 22:16:46.36 ID:8GWTZl9Z0
―キャスターの工房―
龍之介「見てくれよ旦那!人骨ジャングルジムだ!」
キャスター「素晴らしい!この陶器のような美しさ!なかなか良いですよリュウノスケ」
龍之介「じゃぁさっそく登って…」
ガシャーン
龍之介「イテテ…あ~あ、また失敗かぁ」
キャスター「その失敗をまた次に活かせば良いのですよめげずに挑戦し続けるのですよ」ニコ
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 22:31:58.24 ID:8GWTZl9Z0
―学校―
恒一「見崎、どうして僕の相手をしてくれないんだ…」
鳴「…」スタスタ
赤沢「…」
―放課後―
赤沢「最近恒一くんがいない者に話しかけてばかりいるわ。今日はこのことに対する新たな対策を考えるのよ」
望月「でも、死者が出てないから別にいいんじゃないかな」
赤沢「出てからでは遅いのよ。それにこのままではいつ死者がでてもおかしくないのよ」
勅使河原「でもよ今日まで死者は出てねぇじゃねぇか。これ以上クラスの雰囲気が悪くなるのはごめんだぜ」
赤沢「黙りなさい!これは対策係が下した決定よ!異議は認めないわ!」
杉浦「(ほとんど泉美の独断だけどね)」
中尾「(あぁ、赤沢さん君はなんて美しいんだ…踏まれたい)」
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 22:40:55.92 ID:8GWTZl9Z0
赤沢「とにかく、このままではいけないわ。恒一くんをいない者から引き離すのよ」
風見「僕はこのままでいいと思うけど、どうせ意味ないよ」
赤沢「よくないわよ!恒一くんは私のモノよ!血の一滴から肉の一遍、魂にいたるまで余さず私のモノなのよぉぉぉ!」
「「「(うわぁ…)」」」
赤沢「という訳で明日から恒一くんをいない者にします」
「「「(それじゃぁ意味ないんじゃ…)」」」
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 22:51:54.09 ID:8GWTZl9Z0
―外―
龍之介「今日は旦那のcoolな殺しを俺に見せてくれよ!」
キャスター「そうですね…そろそろ新しい殺し方を伝授しましょうかね…」
恒一「先生…」
龍之介「ん?どうかしたの?」
恒一「実は僕のクラスの独裁者に理不尽ないじめを受けているんです…」
龍之介「そんな事言われてもなぁ、旦那は何か良い案ない?」
キャスター「そうですねぇ…」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 23:03:26.95 ID:8GWTZl9Z0
―翌日 学校―
先生「魔術の優劣は血統の違いで決まる…」
ガラッ
恒一「…」スタスタ
赤沢「…」
恒一「赤沢ぁ…なぜこんな理不尽な仕打ちをぉぉぉぉぉ」
赤沢「っ!」ビクッ
恒一「お前たちもだ」ギロッ
「「「…」」」
恒一「勅使河原ぁ…友達だって云ったよなぁ…望月、風見ぃ…」
勅使河原「スマネェ…」フイッ
望月「ゴメン」フイッ
風見「…」フイッ
恒一「許さん…断じて貴様らを許さん。現象とやらで皆命を落すがいい…」
「貴様達に呪いあれ!このクラスに災いあれ!いつか地獄の釜に堕ちながら…この榊原の怒りを思い出せぇぇぇぇ!」
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 23:16:37.33 ID:8GWTZl9Z0
―病院―
高林「……はっ!」
看護師「あぁ、良かった意識が回復したようですね。今先生を呼んでくるのでしばらく待っててください」
高林「あ、はい…(ここは、病院か…いや、そんなことよりもあのことを早く皆に伝えないと!)」
ガラッ
高林「?」
スタスタ
高林「あぁ、君か実は大変なことが!」
「…」スッ
高林「それは何だい?…う、嘘だろ…僕はまだ!」
ザシュ
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 23:29:14.19 ID:8GWTZl9Z0
―翌日 学校―
久保寺「今日はみなさんに謝らなければなりません…」
「「「?」」」
久保寺「来年の3月には元気に卒業できるようにとがんばってきましたが…」
久保寺「この後のことは皆さんの問題です。一旦始まってしまったらどう足掻いても無駄なのか…あるいは…
私には分かりません」ゴソゴソ
久保寺「わからない…わかるはずがない…そんな話は最早どうでもいい…」ゴソゴソ
「「「…」」」
久保寺「…」ゴソゴソ
「「「…」」」
久保寺「?」ゴソゴソ
「「「?」」」
久保寺「…」ゴソゴソ
「「「…」」」
久保寺「…ふぅ」
「「「…」」」
久保寺「さぁ皆さん朝のホームルームを始めますよ」
「「「(一体何だったんだ…)」」」
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 23:41:02.39 ID:8GWTZl9Z0
―夕方―
不審者「ハァハァ…桜ちゃん…ハァハァ」ズル…ズル…
幼女「(なんかへんなおじさんがついてくる…)」トコトコ
不審者「桜ちゃんは俺が守る……桜ちゃん…」ズル…ズル…
幼女「(おまわりさんよぼう…)」ピポパ
不審者「あわよくば桜ちゃんにお父さんと…フフ」ニヤニヤ
警察「ちょっといいですか」
不審者「!」ビクッ
警察「ちょっと署まで来てもらうよ」
不審者「桜ちゃんは俺が守るんだ!バーサーカー、やっちゃえ!」
バーサーカー「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ドタドタ
警察「くっ、公務執行妨害で現行犯逮捕する!」
不審者「やめろぉぉぉぉぉぉ!桜ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!」ズルズル
警察「お前も来い!」
バーサーカー「ヤダァァァァァァァァァァァァ!」ズルズル
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/15(日) 23:50:22.86 ID:8GWTZl9Z0
―翌日 全校集会―
教頭「え~最近児童の誘拐事件が多発しておるので登下校の際は充分気をつけるように…」
教頭「それと昨日雁夜先生が逮捕され社会的にお亡くなりになりました。あいつのような変態には
充分気をつけるように。最近の誘拐事件の犯人も奴じゃろうて…カッカッカッ」
ザワザワ ヤッパリカ イツカナンカヤルトオモッテタヨ ジンジョウジャナイネ
教頭「え~それから久保寺先生がしばらく入院するので代理は雨生先生が勤めます」
鳴「ダメだったみたいね…いない者をふやしても…」
恒一「…」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 23:01:34.15 ID:uUiEJBZB0
龍之介「ザイード先生の話が本当なら3年3組で誰か死人が出るはずなんだけどなぁ」
キャスター「もしかしたら今年はない年なのかもしれませんねぇ」
龍之介「そっか~残念だなぁ…」
キャスター「落ち込むのは早いですよリュウノスケ、まだそうと決まった訳ではありませんよ」
龍之介「そうだよな…気分転換にあそこのお店で休憩しようぜ旦那」
―イノヤ―
赤沢「あ、先生(うわ何か変な人と一緒にいるし…)」
キャスター「おや、リュウノスケの知り合いの方ですか?」
龍之介「うん、うちの学校の生徒だよ」
キャスター「そうですか、はじめましてジル・ド・レェと申します」
赤沢「はじめまして(姿は怖いけど普通の人ね…)」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 23:14:50.11 ID:uUiEJBZB0
赤沢「ここのコーヒーは本物ですよ(うぅ、誰でもいいから早く来ないかしら)」
龍之介「ふーん」
キャスター「(この様なお店に独りで来るとは…お友達はいないんですかねぇ)」ボソボソ
龍之介「(旦那、そんなこと言っちゃかわいそうだよ)」ボソボソ
赤沢「…」イラッ
恒一「あ、先生も来てたんですね」
キャスター「おや、あの時の…」
龍之介「な~んだデートかぁ邪魔しちゃ悪いし帰ろっか」
赤沢「(やった!これでこの気まずい空気も…)」
恒一「いえ、何か大事な話があるみたいなんで先生も一緒に聞いてください」
赤沢「(恒一くぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!余計なこと言わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!)」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 23:26:28.37 ID:uUiEJBZB0
勅使河原「その松永って人が現象を止める方法を知ってるらしいんだ」
龍之介「(これはまずい、なんとしてでもその松永って人の口を封じないと)」
キャスター「(リュウノスケ、彼のことは私が調べてみますね)」
龍之介「(俺もあの人に協力してもらえるか訊いてみるよ)」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 23:36:56.94 ID:uUiEJBZB0
―職員室―
龍之介「松永克己って人を探して欲しいんだ」
先生19「はぁ、まぁいいですけど…」
先生20「(たしか今月は70人くらいひまだよな)」ボソボソ
先生21「(別に5人くらいで充分じゃないか?)」ボソボソ
先生22「(どうせみんな暇だし全員で行かね?)」ボソボソ
先生23「(結構早く終わりそうだな)」ボソボソ
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/21(土) 23:55:20.16 ID:uUiEJBZB0
―一週間後―
先生24「先生、例の人物の居場所を見つけ出しましたよ」
龍之介「え?結構早いね…」
先生24「はい、勤務先から生活サイクルまで完璧に把握してあります」
龍之介「ありがとう(あとは移動手段の確保か…)」
恒一「先生、松永克己って人知ってますか?」
先生12「ん?あぁ、その人なら雨生先生にも訊かれたよ」
恒一「そうですか。で、その人がどこにいるか知ってますか?」
先生12「うんその人ならね…」
恒一「(あとは移動手段の確保か…)」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/22(日) 00:01:31.08 ID:cxW5K7zH0
校長「余の車を貸してほしい?」
龍之介「はい、隣町まで行きたいんです」
校長「それなら今度隣町まで行くからついでに乗せてやるぞ?」
龍之介「そうですか、じゃぁお願いしますね」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/22(日) 00:14:01.59 ID:cxW5K7zH0
龍之介「校長先生~まだですか?」
校長「ここで待ち合わせをしておるのだ少し待て」
アハハハハハハハハ!
理事長「雑種共!この我の愛車に乗せてやったのだ!感謝しろよ!」
恒一「感謝の言葉もありません、理事長の中の理事長よ」
ウゥ…ナンテランボウナウンテンナンダ ウプ、オェェェェェ
龍之介「恒一くん、一体どうして…」
恒一「僕の親父が理事長の友達なんだ」
校長「……随分と派手ですなぁ…」
理事長「当然だ、真の理事長たるこの我が乗るのだ、これくらいでなくてわな!」
校長「それでは…」
理事長「始めるか…」
龍之介「?」
恒一「?」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/22(日) 00:21:24.72 ID:cxW5K7zH0
校長「AAALaLaLaLaLaLaLaLaie!」ギューン
理事長「どうした!その程度か!?」ギューン
ギャァァァァァァ ヒューン ア、ナカオガ… アバババババ
―その頃―
キャスター「さて、そろそろ準備を始めますか…」ゴゴゴゴゴ
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 22:46:41.40 ID:rEafcGym0
龍之介「松永さんは今はいないんだって」
勅使河原「だったらその人が来るまで海で遊んでようぜ」
望月「いいんですか?」
校長「余はもう一走りしてくるからかまわんぞ」
理事長「よい、存分に遊んでくるがいい」
龍之介「じゃあ俺はかわいい生徒達を見守ることにしますか…」
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 22:54:59.69 ID:rEafcGym0
ワーワー キャーキャー ジンジョウジャナイネ
恒一「…」
恒一「ん?」
見崎「…」ボー
恒一「見崎?」
見崎「?」
ワーワー マカセロー キャー ジンジョウジャナイネ
龍之介「(みんな楽しそうだなぁ…旦那の方はうまくいってるだろうか…)」
恒一「先生は泳がなくていいんですか?」
龍之介「俺はここで見てるだけでいいよ」
見崎「…」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 23:01:25.73 ID:rEafcGym0
勅使河原「そろそろ飯にしようぜ」
龍之介「だったら向こうにコンビニあったから何か買ってくるよ」
勅使河原「えー、分かってないなぁ先生、せっかく海まで来たんだから現地調達しようぜ」
龍之介「いいけどあまり危ないことはしないでね」
勅使河原「じゃあ2つのグループに別れてどっちが多く食材をゲットできるか競争な」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 23:12:25.68 ID:rEafcGym0
恒一「」イチャイチャ
見崎「」イチャイチャ
赤沢「」イライラ
勅使河原「釣れたー」
海魔「キシャー」ザバァ
赤沢「」ベシャ
赤沢「キャー!」
見崎「…取って…」
恒一「ん?」
海魔「」ニョロニョロ
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 23:18:00.48 ID:rEafcGym0
望月「お、大きいかも…」
ザバァ
望月「やった!」
海魔「キチキチ」
勅使河原「よし、今度こそ!」ググ
ザバァ
ナマコ「ズラ~!」
「「「………」」」
勅使河原「コレを…食べるのか…」
恒一「海に帰そうか」
望月「そうだね」
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 23:24:11.98 ID:rEafcGym0
松永「あなたが雨生先生ですか?」
龍之介「そうだけど(まずい…みんないる前では…)」
恒一「あれ?あそこにいるのって確か先生の…」
ビュー ヒューン
中尾「まかせろー」タタタ
恒一「…」
見崎「…」
赤沢「…」
勅使河原「…」
望月「…」
杉浦「?」
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 23:32:39.52 ID:rEafcGym0
ザバァァァァァァァァァァァ
大海魔「…」ズゥゥゥゥン
触手「」シュバババ
中尾「な、なんだ!?」
勅使河原「あれやばくねぇか!?」
ギャァァァァァァァァァァァァ バリバリ グチャグチャ グシャ
恒一「たべ……た……」
見崎「どうして…」
龍之介「(cool!超スゲェよ旦那ー!)」
松永「俺が…止めたのに…教室に…残したのに…」
恒一「…」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/07/29(日) 23:45:47.19 ID:rEafcGym0
勅使河原「に、逃げろー!」
ワァァァァ ニゲロー タスケテー
キャスター「(そうです、そうやってうまく海魔を陸地まで誘導してくださいよ)」
キャスター「(ん?……あ、あれは…)」
セイバー「…」ザッ
キャスター「せ、聖処女!」
セイバー「エクス…」
キャスター「ほああああああ!あれは紛れもなく我が麗しの乙女ジャンヌ!」
セイバー「カリバァァァァァァァァァァァ!」
ズバァァァァァァァ
キャスター「あぁ…乙女よ…私は…なぜ…あなたという最も大切な盟友を忘れていたのか…」
ゴゴゴゴゴゴゴ
キャスター「この光は…乙女による断罪の光…神は…やはり存在した…」
ゴゴゴゴゴゴ……
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/05(日) 23:11:30.27 ID:fuDmN0aO0
ゴゴゴゴゴ……
龍之介「あぁ…そんな…旦那が…」
ズズズ
キャスター「……」
龍之介「だ、旦那!無事だったんだ!流石だぜ!」
キャスター「…ハリ…シタ」
龍之介「だ、旦那?」
キャスター「やはり神は存在した!」
龍之介「え」
キャスター「神は存在しているのですよリュウノスケッ!」
龍之介「……」
キャスター「乙女による断罪、それはすなわち神による神罰と同義!あぁ…やはり我が乙女は正しかったのだ…」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/05(日) 23:23:08.27 ID:fuDmN0aO0
龍之介「もぉ~何を言い出すかと思えばそんなことは前から分かりきってたことでしょ?旦那」
キャスター「そうですね。しかし、今回は神の存在を再確認したのです。これで神の存在は揺ぎ無い事実となったのです」
龍之介「じゃ、今度は俺達が神様にすっげーモノをみせてやろうぜ!」
キャスター「そうですね…今度は今まで以上に瑞々しい恐怖というものをご覧にいれましょう!」
龍之介「楽しみにしてるよ、旦那」
勅使河原「あの人なんかやばくね?」
恒一「確かにちょっとおかしいかもしれないけど害はないと思うよ」
赤沢「(なんで恒一くんはあの人を擁護するのかしら?)」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/05(日) 23:31:00.69 ID:fuDmN0aO0
―後日―
龍之介「それじゃあ、気をつけて帰るんだよ」
赤沢「はい…多佳子」
杉浦「…」
恒一「…中尾くんは夜見山の外なのになぜ」
龍之介「死体が残らなかったからなんとも言えないけど…あの日中尾くんは階段から落ちたらしいんだよね」
恒一「じゃあその時の落下が原因で…」
龍之介「それなら、辻褄が合うんだけどね…(まぁ落ちていようがいまいが死んでたんだろうけど)」
龍之介「じゃ、2人とも気をつけてね」
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/05(日) 23:39:52.71 ID:fuDmN0aO0
なんやかんやでカセットを手に入れた恒一達
勅使河原「それじゃあ、再生するぜ」
カチッ
『神社にお参りに行ったんだ…』
『帰りに急に天気が悪くなってきて』
『浜口って奴が雷に打たれて死んだんだ』
『次に星川って奴が崖から落ちて死んだんだ』
『いいか……重要なのはここからだ………………』
コツ…コツ
勅使河原「やべぇ!誰か来た!」
ガチャ
先生「?」
\ソラ~ウ/
先生「チッもう見つかったか」
バタン
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/05(日) 23:42:38.47 ID:fuDmN0aO0
勅使河原「ふぅ…危なかったぜ…」
恒一「あ、テープが」
勅使河原「ゲッ!」グイグイ
ブチッ
望月「あ」
見崎「バカメ」
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/05(日) 23:50:04.13 ID:fuDmN0aO0
綾乃「じゃあね」
小椋「じゃあね」
おっちゃん「(ふぅ~タバコでも買うか…)」
マテー ウガァァァ ワーワー
おっちゃん「ん?なんだ?」
ガタン ズズズズズズ
不審者「よし、バーサーカーこの車で逃走だ!」ゼェゼェ
バーサーカー「うがぁぁぁぁぁぁぁ」ブロロロ…
警察「まてー!」
警察「応援を呼べ!」
ワーワー ファンファンファン
小椋「(うわぁ…あの人脱獄したんだ…)」
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/06(月) 00:09:14.88 ID:A22SFQ0H0
ブーン
綾乃「……」
綾乃父「うおっ!何だ!?」キキーッ
ブオオオオオ!
バーサーカー「ウガアアアアアア!」
ファンファンファンファン
警察「止まれー!」
警察「なんて奴だこんな道をブレーキも踏まずに…」
綾乃「(今のって…雁夜先生?)」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/12(日) 22:53:22.92 ID:KzzHbX+g0
―洋館前―
望月「皆で写真撮ろうよ」
望月「見崎さんと榊原くんもっと寄って」
赤沢「」ギリッ
パシャ
勅使河原「望月、俺が撮ってやるからお前も写れよ」
勅使河原「望月、もっと先生の方に寄れ」
龍之介「……」
望月「(ん?何か生臭いなぁ…)」
パシャ
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/12(日) 23:02:37.58 ID:KzzHbX+g0
恒一「すごい建物ですね」
龍之介「地元の企業が学校に寄付してくれたんだって」
管理人1「よく来てくれた、感謝する。何かあればすぐにでも言ってくれたまえ」
管理人2「……」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/12(日) 23:15:09.63 ID:KzzHbX+g0
勅使河原「……それじゃあ始めるぞ」
カチッ
『重要なのはここからだ』
『その後、俺、■■って奴と口論になったんだ』
『ケンカしてる最中にアイツ、倒れて動かなくなったんだ』
『見たら木の枝が刺さって死んでたんだ、怖くなって俺はその場から逃げ出した』
『その夜は昼間のこともあって警察が来たんだが■■のことは言えなかった』
『朝になって■■のことで騒ぎになるかと思ってたんだがそんな気配は全然なかった』
『気になって■■って奴知ってるかって皆に聞いたんだそしたら…』
『誰だよお前』
『皆はそう言うんだ。おかしいと思って昨日の場所へ行ってみたんだ』
『でも、その場に死体はなかった…死体どころか血すらなかったんだ』
『多分アイツが今年のもう1人だったんだ』
『いいかこの災厄を止める方法は死者を死に還すんだ』
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/12(日) 23:31:58.21 ID:KzzHbX+g0
―食堂―
赤沢「先生、ちょっといいですか?」
龍之介「ん?なに?」
赤沢「今この場で言っておきたいことがあります」
龍之介「え、まぁいいけど」
赤沢「今年の災厄による被害者は幸いでていません」
赤沢「これは対策係である私の完璧な対策の結果であり…」
>>76
ごめんなさい間違えました
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/12(日) 23:40:52.89 ID:KzzHbX+g0
ガシャン
和久井「ウ…ウグゥ」ゼェゼェ
ダ、ダイジョウブカ ゼンソクノクスハ!? ダメダカラダ! ジンジョウジャナイネ
キャスター「私におまかせを…」スッ
和久井「ウ…?あ、あれ?」
キャスター「応急処置を施しましたが今日は安静にしていてくださいね」
その時、生徒の目には手をかざして喘息を治すキャスターは神々しく見えたいう
生徒は口をそろえてこう言った。あれはまさに手をかざし傷や病を癒すイエス・キリストのようであったと……
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/12(日) 23:45:19.28 ID:KzzHbX+g0
龍之介「(いや~でかい屋敷だね~。大企業がつかってた施設か~)」トコトコ
勅使河原「ハァ…ハァ…」ドタドタ
龍之介「?」
バタン
オ、オレ…ヤッチマッタカモシレネェ!
龍之介「?」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/13(月) 00:03:00.61 ID:WX3qoyTv0
次回予告
突如恒一と見崎のイチャラブ空間に現れた勅使河原。彼はそこで衝撃の事実を告白する
そして、今回の合宿の裏で進む謎の計画とは!?
次回、鳴、逃げ出した後 サァテ、ジカイモ、サービス、サービスゥ
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/19(日) 23:56:31.66 ID:R8yhhNtc0
龍之介「なになに、どうしたの」
勅使河原「実は、風見をベランダから落しちまったんだ」
龍之介「…」
恒一「とりあえず、風見くんの様子を見に行こう」
トコトコ
ガッ
恒一「ん?」
前島「くっ……」
恒一「ま、前島くん!?一体どうしたんだ!?」
前島「へへ…ドジっちまったぜ…食堂には…行くな…」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:05:27.09 ID:XgMZjh/K0
恒一「食堂?」ガチャ
ゴオオオオオオオオ
管理人1「」
恒一「うわっ」バタン
赤沢「どうしたの?何の騒ぎ?」
恒一「火事だ!それに前島くんが」
見崎「どうしたの?」
恒一「風見くんは?」
勅使河原「……いなかった」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:12:28.97 ID:XgMZjh/K0
キャスター「前島くんなら私にお任せを…」ズズズ
恒一「(い、何時の間に…)」
キャーーーーーー
勅使河原「今度は何だ!?」
恒一「様子を見に行こう」タタタ
赤沢「あんたはここで前島くんを見てて!」
勅使河原「お、おう」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:26:13.96 ID:XgMZjh/K0
望月「榊原くん。一体何が…」
恒一「火事だよ早くここから脱出しないと」
望月「わ、わかった」
杉浦「………」
赤沢「あ、多佳子無事だったのね」
杉浦「ヨカッタ……イキテタ……イズミマデイナクナッタラ…ワタシ…」
赤沢「た、多佳子?」
杉浦「イズミニハワタシガイナイト……」
杉浦「死者をしにィィィィィィィィィィ!」
恒一「違う!見崎は死者じゃない!」
杉浦「邪魔するなァァァァァァァァァァァ!」ドゴッ
恒一「ギャッ」ガクッ
杉浦「死ねェェェッェェェェェェ」
海魔「キシャーッ」バッ
杉浦「キャーーーーーー!」
タタタタタタ
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:31:52.12 ID:XgMZjh/K0
龍之介「大丈夫?」
恒一「はい、なんとか…」
ピンポンパンポーン
『まずはこのテープを聴いてください』
『かくかくしかじか』
『わたしは小学校の頃云々』
『殺せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
恒一「違う!」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:35:41.54 ID:XgMZjh/K0
杉浦「ふぅ、大きい声を出すのは疲れるわね…」
杉浦「?何かしらこのスイッチ」ポチ
ビーッビーッ キバクソウチガサドウシマシタショクインハタダチニシセツカラダッシュツシテクダサイ
杉浦「…早く死者を殺さないと…」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:38:54.61 ID:XgMZjh/K0
望月「おーい誰かいないの?」ドンドン
勅使河原「…返事がねぇな」
ガチャ ギィィィィィ
管理人2「……」
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:47:08.72 ID:XgMZjh/K0
ギャー
恒一「今のは…」
見崎「望月くん達ね」
ワラワラ
シシャヲシニ… シシャヲ… シシャヲ… ジンジョウジャ… ナイネ…
恒一「ち、違う!見崎じゃない!」
龍之介「やめろ!クラスメイトを殺すなんてどうかしてる!」
キャスター「……」
辻井「でも、死者を死に返せば皆助かるんですよ!」
龍之介「やめろ!お前達じゃ俺に勝てない!」
辻井「うわあああああ」ダッ
ザシュ
辻井「」バタ
キャーーー
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/20(月) 00:49:44.82 ID:XgMZjh/K0
龍之介「あーあ、だから言ったのに」
恒一「せ、先生」
龍之介「早く行きなよ…」
恒一「でも…」
見崎「恒一くん」
恒一「……」ダッ
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 22:38:07.81 ID:G8oV580N0
管理人2「」ブン
勅使河原「ぐっ」
望月「勅使河原くん!」ドカッ
管理人2「ぐっ」ヨロ
勅使河原「あ、足が…」
望月「ほら、僕に捕まって!」
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 22:43:46.29 ID:G8oV580N0
小椋「死者をしにーーーー!」
恒一「小椋さん、ごめん」ゴキッ
小椋「ぐえ」ガクッ
恒一「この部屋に隠れよう!」バタン
見崎「…ふぅ」
コラーーーアケローーー ドンドン
恒一「窓から出よう」
小椋「このっ」ドガァ
小椋「まてー」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 22:53:24.44 ID:G8oV580N0
見崎「……」
小椋「あ、居た!ママ、居た!隠れてた!」
ハヤクツカマエルンダヨ!
小椋「ずあっ」ブン
見崎「…」ヒョイッ
小椋「!」ズルッ
ヒューン ドサッ
小椋「いてて……あれ?助かった?」
海魔「キチキチ……キチキチ」
ギャアアアアアアアアアア バリバリバリ グチャグチャ
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 23:11:58.54 ID:G8oV580N0
管理人2「…」ザシュ ドシュ グチャ
海魔1「わー」
海魔2「ぎゃー」
海魔3「ひー」
龍之介「どうしよう旦那、このままじゃ…」
キャスター「ブツブツブツ」
ボーーーン
海魔「いつもニコニコ、あなたの後ろにh」
キャスター「さぁ海魔よ、奴を抹殺するのです!」
海魔「ちぇー自己紹介くらいちゃんとさせてくださいよぅ」ダッ
海魔が駆け出すと同時に管理人2は手に持っている投擲剣を投げつける。
海魔はそれらをバールのようなもので打ち落としバールのようなものを振り下ろす。
管理人2はそれを紙一重でかわす顔面めがけて拳を放つ。
屈むことで回避した海魔は転倒させようと足を払おうとしたが、
ザン
剣が足に突き刺さる寸前に足を止め後退する。
海魔「なかなかやるじゃないですか…」
床には先程の投擲剣と同じものが刺さっていた。
海魔「(…なんとまぁ可笑しな剣を)」
管理人2「…」チャキ
管理人2の両手には同じ剣が3本ずつ握られていた。持つというより指と指の間に挟んで持っている。
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 23:31:37.00 ID:G8oV580N0
管理人2「フッ」ブン
今度は剣を投げるのと同時に海魔へと突っ込んでいく。剣の幾つかは叩き落され幾つかは避けられる。
拳を放つ管理人2の攻撃を受け流し鳩尾に膝蹴りをくらわせる。
管理人2「ぐっ…」ガクッ
膝をつき隙ができた管理人2の頭を叩き潰す為にバールのようなものを振り下ろす。
管理人2「くっ」バッ
管理人2は横へ転がり攻撃を回避する。
管理人2「…」ブン
海魔「!」ガッ
海魔は管理人2が放った蹴りをガードする。
とても人間が放った蹴りだとは思えなかった。あまりにも重過ぎる。いくら鍛えたとしてもこんな蹴りの威力が
強力になるとは思えない。それ以前にこうして魔物と素手で拮抗している時点で人間ばなれしている。
管理人2「……」ダッ
管理人2が再びこちらに向かって来る。これで終わらせるつもりらしい。
海魔「ほっ!」ブン
バールのようなものを横に振るう。管理人2が屈んだところで膝蹴りを………
管理人2が視界から消えた
海魔「ぐえっ!」
背後から強烈な衝撃を受けた。まさか、あいつは自分の目では捉えきれない程の高速移動をしたのか?
いや、ありえない、人間にこんなことが……あ、意識が…
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 23:48:37.99 ID:G8oV580N0
ドス
管理人2「!」
海魔を倒し油断した隙を突かれた。背中に深々と刃物の刃が刺さっている。
反撃しようと体を反転させようとしたが…
ズパ
首の動脈を切断された。出血が止まらない。意識が遠のく。床に倒れる。一人の男が見下ろしていた。
龍之介「………」
彼は不意打ちのプロだ。相手が人間であるならば例えどんなに怪物じみた身体能力を有していようが彼に隙を見せた時点で敗北は決定するのだ。
龍之介「………」
死体を見下ろす。廊下に充満した血の臭いが鼻をつく。もう嗅ぎ慣れたその臭い。この男は最期まで人間らしさを感じなかった。そのせいかあまり感動しなかった。
龍之介「…行こう、旦那」
キャスター「はい」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/08/27(月) 23:53:58.59 ID:G8oV580N0
猿田「なんか焦げ臭いぞな」
王子「火事かな」
猿田「火なんて見当たらないぞな」
王子「食堂かな」ガチャ
ボォォォォォォン
王子「」プスプス
バタ
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:06:37.45 ID:+MiLTSng0
ゴゴゴゴゴゴ
見崎「い、今のは…」
恒一「多分、食堂が爆発したんだ。まさか、前島くんも杉浦さんが…」
杉浦「私じゃないよ」
恒一「!」
ドス
恒一「うぐっ」ドサ
杉浦「アンタは殺さない死者じゃないし、泉美のお気に入りだしね」
杉浦「■■■■!」ダッ
見崎「……」ヒョイ
杉浦「ぐ、このっ!」グイッ
ブチッ グンッ!
杉浦「グ!?…ガ…アガガ…」バタバタ
杉浦「ギ…ギ…ァ…」ガク…ガク…
杉浦「」プラーン
103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:09:55.28 ID:+MiLTSng0
赤沢「恒一くん?」
恒一「あ、赤沢さん!?こ、これは…」
見崎「…」ダッ
恒一「あ、見崎待って!」
ズゴゴゴゴゴゴゴ
104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:19:13.10 ID:+MiLTSng0
『爆破10分前です。職員はマニュアルに従い施設から脱出してください』
川堀「まずい!逃げるぞ!」
辻井「ウグ…」ズリズリ
ワーワー
川堀「もうすぐ出口だ!しっかりしろ!」
辻井「す、すまない」ズリズリ
川堀「気にするn」ドス
川堀「」バタ
男「……」チャキ
辻井「(ここまでか……)」
ドゴォ
男「」ドサ
千曳「尋常ではないね」ポキポキ
105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:21:30.96 ID:+MiLTSng0
金木「……」
松井「……」
金木「!」ドス
松井「?」
金木「ごほっ」ドサ
松井「きゃーーーーーー」
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:29:28.40 ID:+MiLTSng0
恒一「……」トコトコ
松井「ハァ…ハァ…」
恒一「松井さん!一体どうしたんだ!」
松井「ァ…!」ドス
松井「」バタ
恒一「か、風見くん!」
風見「榊原くん、この人のこと、覚えてる?」
恒一「覚えてるよ!」
風見「やっぱり…違ったか」
恒一「どうしてこんなことを…」
風見「…じゃあ、特別に君には3年3組の災厄について教えてあげるよ」
107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:41:23.79 ID:+MiLTSng0
風見「毎年起こっている3組の災厄は本来多くの人間を生贄に死んだ人間を蘇らせる大魔術なんだ」
「でも、どういう訳か夜見北では毎年勝手にこの術式が発動して死んだはずの人間が蘇ってる。毎年発生している
大量の死者は生贄の代わりだね」
恒一「何を…言ってるんだ…」
風見「その術式を停止させるために死者を再び殺すのさ。今頃他の代行者が術式を止めるためにここへ来ているはずさ。
まぁ、見分けがつかないから3年3組の関係者は皆殺す必要があるんだけどね」
恒一「そんな、それじゃあ関係ない人まで…それに君が死者だったらどうする!?」
風見「死んだ者を蘇らせるなんて神への冒涜だよ。ほっとける訳ないだろ…それに神の為なら喜んで死ぬよ」
恒一「そんな…」
108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:49:22.04 ID:+MiLTSng0
風見「!」バッ
ガキン
赤沢「チッ」
恒一「あ、赤沢さん」
赤沢「馬鹿ね、恒一くんは死者じゃないわ」
風見「殺して災厄が止まれば、認めてあげるよ!」ブン
赤沢「ふっ」ガキン
ドゴ
風見「」バタ
千曳「莫迦な真似はよすんだ」
赤沢「邪魔するなぁぁぁぁぁ!」ダッ
千曳「ふっ」ボ
千曳の拳が赤沢の鳩尾にめり込む!
赤沢「ぐ………く、くそぉ」タタタ
千曳「早く君も外に出るんだ」
恒一「は、はい」
109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 00:54:11.11 ID:+MiLTSng0
勅使河原「か、風見!」
千曳「心配することはない、気絶しているだけだ」
勅使河原「よ、よかった…」
望月「先生、彼らは?」
男達「「「」」」
千曳「なに、気にすることはない」
恒一「…」ピポパ
プルルルルル プルルルルル プルルルルル
恒一「……」
111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 21:49:47.38 ID:+MiLTSng0
ガチャ
見崎「…」
赤沢「…」
恒一「まずい!」ダッ
赤沢「うおおおおおお!」ブン
ドゴォ
恒一「違う!見崎じゃない!」ガシ
赤沢「邪魔しないでよおおおおおお!」ブン
恒一「うお!?」ドサ
赤沢「■■■■■■■■!」ドゴォ
ズシャーン
見崎「うぅ…」
赤沢「…」チャキ
ズドォォォォォォォォォン
ガシャーン
赤沢「!」
112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:01:07.08 ID:+MiLTSng0
赤沢「……」
恒一「赤沢さん!しっかりするんだ!」
赤沢「ねぇ、恒一くん……1年半前に私がコーヒーの缶をぶつけたこと…覚えてる?」
恒一「え、う、うん」
赤沢「…そう、よか………った………」ガクッ
恒一「あぁ……そんな…」
ゴォォォォォォォ ドドドドドドド
恒一「くっ」
龍之介「あ、恒一くん。君も早く外に避難するんだ!」
恒一「でも、見崎が…」
龍之介「鳴ちゃんならもう外に出た!君も早く!」
恒一「(見崎…一体何を…)」
113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:04:21.30 ID:+MiLTSng0
―外―
千曳「爆発する!みんな離れろ!」
ワーワー
ズドォォォォォォォォォン
恒一「先生、見崎は…」
龍之介「おかしいなぁ。さっきいたはずだけど…旦那もいないんだよなぁ…」
恒一「(まさか)」
114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:18:22.60 ID:+MiLTSng0
キャスター「おや、コウイチ無事でしたか」
恒一「ま、まさか…」
見崎「そう、この人が、今年のもう1人」
恒一「この人が…死者?」
見崎「そう、間違いないよ。色が濃すぎて右目でも視えるほどだよ」
キャスター「……死者もなにも、私は一度死んでいるんですがねぇ…」
「「え?」」
キャスター「私はその昔、フランスで救国の英雄として讃えられたジル・ド・レェです」
恒一「死んだことを覚えている。どういうことだ?」
キャスター「おや?これは…」
恒一「?」
115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:35:23.33 ID:+MiLTSng0
聖杯「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
千曳「あれは…冬木の大聖杯…なぜこんなところに」
キャスター「あれが原因ですよ」
千曳「?」
キャスター「26年前、ヨミヤマミサキの死を嘆き、復活を願った生徒達の意思を汲み取り死者を蘇らせた。…まぁなぜか
生き返ったのは彼の弟でしたがね」
アンリマユ「」ドロドロ
千曳「まずい、このままではあたり一帯があの泥に飲み込まれてしまう!」
「ここは余の出番のようだな!」
千曳「こ、校長!」
校長「ガハハハハハ!生徒のピンチと聞いて馳せ参じた!ここは我々に任せろ!」
夜見北OB「………」ザッザッザッ
「では空の穴はこの我に任せろ」
千曳「り、理事長!」
理事長「民草を守るのも…理事長の務めだ!」
「では、聖杯の解体は私が…」
千曳「ケイネス先生!」
ケイネス「伝説の聖杯がまさかあんな物とは…よろしい!ならばこれは誅罰だ!」
校長「いざ行かん!我が無双の軍勢達よ!」
夜見北OB「AAAALaLaLaLaLaLaLaLaLaLaie!」ドドドドドドドドド
理事長「いざ仰げ!天地乖離す開闢の星を!」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:41:40.11 ID:+MiLTSng0
その後夜見北OBにより生徒は救出されアンリマユは乖離剣エアによって生じた天地乖離す開闢の星に吸い込まれ聖杯は
解体された
恒一「もう、終わったんだよね…」
見崎「うん」
聖杯が解体されたことで災厄は止まったけど…誰ももう1人の死に立ち会っていないため誰がもう1人か皆しらないらしい
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:49:05.25 ID:+MiLTSng0
恒一「龍之介先生、学校辞めるんだって」
見崎「ふぅん」
恒一「でも、今年のもう1人って誰だったのかな…」
「おーい」
恒一「!」
龍之介「やぁ、ここ出る前にお別れを言いに来たんだ」
恒一「どうして辞めちゃうんですか?」
龍之介「趣味に力を入れようと思ってね。ここですっげぇ体験できたし、いいのが造れそうなんだよね」
恒一「そうですか……また、会えるといいですね」
龍之介「んー、そうだね」
恒一「今度は先生達と一緒に作品を造りたいです」
119: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/09/02(日) 22:57:37.70 ID:+MiLTSng0
龍之介「恒一くんはまだ経験不足だからね…色々勉強してそれに相応しい人物になってからにしようね」
恒一「はい、頑張ります…」
龍之介「それじゃ、元気でね!」
恒一「はい、お元気で…」
龍之介「じゃ、行こうか。旦那」
キャスター「はい、皆さんによろしくと言っておいてくださいね」
恒一「はい、ジルさんもお元気で」
龍之介「じゃーねー!」ブンブン
キャスター「……いいのですか?龍之介?」
龍之介「いいんだよ、恒一くんは将来有望だよ」
恒一「ふぅ…」
見崎「?」
恒一「さて!龍之介先生もあぁ言ってたし僕も頑張らないと」
見崎「…」
恒一「ねぇ……見崎」
完