【禁書目録SS・クロス】エルシィ「学園都市に転校です」桂馬「・・・・・・・・・・・」

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/22(火) 15:52:04.25 ID:UVIulphQ0

エルシィ「神にーさま、突然ですが学園都市に転校する事になりました~」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・へ?」

エル「だ~か~ら、学園都市に転校ですって」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・わかった」

エル「そうですか、ではさっそくk―――――」

桂馬「お前の頭がついに壊れたってことがなぁ!!!」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/22(火) 16:00:06.63 ID:UVIulphQ0
エル「に~さま~開けてください~」ドンドン

桂馬「うるさい!!このバグ魔!!これ以上、ボクのゲームライフを妨害するな!!!」

エル「に~さまぁ、お願いしますぅ。もう、手続きも完了して、あとはにーさまがお引越しするだけなんですぅ」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ムシムシ

エル「にーさまぁーーーー」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ムシムシ

エル「もういいです、にーさまには頼みません」プンプン

桂馬「・・・・・・・・・・ハァ」ヨカター

エル「あ、エルシィです。はい、お願いしまーす」

桂馬「??」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/22(火) 16:08:35.36 ID:UVIulphQ0
???「やっほー」

エル「あっ、ハクアー」

ハクア「んで、我がままくそオタクはいずこに?」

エル「あ、ここでーす、じゃあお願いしまーす」

ハクア「はーい」

桂馬「えっ、ちょm――――」

ドッガーーーーーーーーーーン

ハクア「引きこもりニート駄目メガネ~出てこ~い」

桂馬「なにすんじゃーーー!!ボクのゲームがぁぁ」

ハクア「お、いたいた」

エル「じゃあ、ハクア、お願いしまーす」

ハクア「はいはい、じゃあちゃっちゃと送っちゃうわよーー」

桂馬「ボクの・・・ゲーム・・・」

ハクア「idsufclinraudsblkakmxbrvewiax」

桂馬「へ?うわぁぁぁぁぁぁぁ」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/22(火) 16:15:49.62 ID:UVIulphQ0
桂馬「――――ん、ここは・・・・・・」

エル「あ、起きました?」

桂馬「・・・・おい・・・ここはどこだ」

エル「え、どこって学園都市ですが」

桂馬「・・・・・・・・・・・」

エル「?」

桂馬「こんの、クソバグ魔がぁぁぁぁ」

エル「ひやぁっ」

桂馬「よくもボクのゲームを粉々にしてくれたな!!!」

エル「え、えーーーーーそこですか」

桂馬「こんな所に無理やりつれてきやがって!!かくごは出来てるんだろうなぁ」ピカーン

エル「ひぃ」プルプルガクガク
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/22(火) 16:23:49.03 ID:UVIulphQ0
**********

桂馬「で、なんでボクはここにつれてこられてるんだ?」

エル「イタイ・・・」メソッ

桂馬「だいたい、予想がつくが・・・・駆け魂狩りだろう?」

エル「はい、ここの悪魔とバーディが動けなくなったので私たちが派遣されました」

桂馬「動けなくなった?」

エル「怪我をしたそうです」

桂馬「で、ほかは?」

エル「詳しいことは、学園都市の案内人に聞けと言われているのですが・・・・・きませんね」

桂馬「案内人?」

???「おっじゃまするぜーい」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 14:59:56.83 ID:x6ROwN3h0
エル・桂馬「!!!」

???「案内人の土御門百春でーす」

エル「あぁ、あなたが・・・」

桂馬「桂木桂馬だ、さっそくだが、聞きたいことがある・・・」

土御門「なんだ?」

桂馬「帰る方法を教えろ!!」
エル「無理です」

土御門「ん~、それは無理だにゃ~、こっちも仕事なんでな、勝手に帰すわけにはいかないにゃ~」

桂馬「ちっ・・・・」

エル「神に~さま、もうあきらめてください、話が進みません」

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 15:12:07.34 ID:x6ROwN3h0
桂馬「・・・・・・・・・土御門、まずは今の状況を説明してもらおうか」

土御門「はいはい、っていうか、こちとらそれが仕事なんでな・・・かくかくしかじか」

~~現在状況まとめ~~

・学園都市、唯一のバーディがけがして駆け魂狩りができない
・臨時で、学園都市にで働ける、優秀なバーディを募集中
・古悪魔は見つけたら退治でよい
・桂馬は土御門と同じ高校に通う
・統括理事長とドクロウ室長がメル友

土御門「以上だ」

17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 15:22:26.39 ID:x6ROwN3h0
桂馬「最後らへんがおかしかったけど、まあわかった」

エル「???」

土御門「そうか、それじゃあどっかに行かな――――

桂馬「ってことで、さいなら!!」ニコッ

グッ ズルズル ガチャッ ポイッ ガチャ

ツッチー「・・・・・・」ヒューゥ

シスコン「ひどい・・・」

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 15:35:40.66 ID:x6ROwN3h0
桂馬「後は・・・・」ジーー

エル「?」

桂馬「・・・・・・・・エルシィ」

エル「はい?」

桂馬「学園都市製の消防車は凄いらしいぞ・・・」

桂馬「だから行っ――――

エル「      」イナイ

桂馬「・・・・・・・」ニヤリ

桂馬「・・・フッ、フッフフフフフハハハハハ!!!!!」

桂馬「ついに・・・ついにキターーーーーーー!!」

桂馬「やっと、ゲームができる!!!!」

桂馬「駆け魂ぁ?そんなの知るかぁぁぁぁぁぁぁぁ」

桂馬「見つけしだい退治ってことは見つけなきゃいいじゃんか」

桂馬「まずは鍵をかけて・・・・」ガチャッ

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 15:40:40.77 ID:x6ROwN3h0
桂馬「よーし、ゲ




ぞ    」
桂馬「ゲームが・・・・・・・ない・・・・・・・・」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 16:04:39.06 ID:x6ROwN3h0
桂馬「・・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・ちくしょうッ!!」

桂馬「ボクとしたとこが・・・・・・つい、手元にはいつもゲームがあると思っていた・・・・」

桂馬「しかも、今にかぎって、常備のPFPがない・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・買いに行こ」

*********************************************

桂馬「いやー、買った買った、さすが学園都市、最新機種がいっぱい!!」

桂馬「この幻想体験なんてゲームは特に楽しみだ!!ついに2D女子とのご対面」ワクワク

桂馬「ん?あれは・・・あいつこんなとこで何やってんだ?」

エル「あっ、神にーさま!!よかった~部屋にいなかったからずっと探してたんですよ!!」フン

桂馬「それは悪い、でなんか用??・・・・・・・・」

エル「あっ、そうそう、さっそく駆け魂見つけ―――――」

桂馬「じゃあ、ボクは用があるから!!」ダッ

エル「えいっ!!」しゅるしゅる

桂馬「ぐへっ、いだdddddd痛い!!!羽衣で絞めるな!!!」

エル「逃げようとするからです」プンプン

桂馬「チッ・・・・・ボクのゲーム時間・・・・」

エル「あっ、あれです!!あの人です!!」

桂馬「ん?どのひと?>>23」

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/26(土) 16:55:43.84 ID:x6ROwN3h0
桂馬「ん?あのツインテールか?」

エル「そうです!!」

桂馬「そうかそうか・・・・・・・・・・・・・じゃっがんばって」

エル「はい!////」パァー

エル「・・・・・って、そうは行くか!!」しゅるしゅる

桂馬「ちっ」まきまき

エル「いいかげん、あきらめてやって下さいよぉ~」

桂馬「ふざけるな!!ただでさえ少ないボクのゲーム時間を駆け魂ごときに削る必要はない!!!」

エル「お願いしますよぉ~、やらないと契約違反でギロチンですよ?」

桂馬「うっ」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかたない」

エル「」ニコニコ パァー

桂馬「そうと決まれば行動だ!!さっさと終わらそう!!」

エル「はい!」

ナニアレーマカレテンノーキモーイ
ウワッナニアノリョウ!!ゲームバッカオタクダ

桂馬「さすがに騒ぎすぎたか・・・」

黒子「ジャッチッメントですの、そこの殿方、少し支部までご同行願えますか?」

桂馬「え?」

黒子「詳しい話はそちらで聞きますゆえ」

桂馬(なんだか知らんがこれはラッキーだ、第一印象の衝撃もさほど悪くない)

黒子(この殿方はなぜ縛られているのでしょう?まさか、変態の方?)

桂馬「はい・・・」

黒子「では」トン

32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/27(日) 22:30:21.16 ID:vQIHMpe50
エル・桂馬「!!!!!!」

黒子「どうぞ、おかけになさって」

桂馬(どうゆうことだ、さっきまで道路にいたはずなのに・・・)

エル「??????????????」

???「白井さ~ん、お客さんですかぁ?」

黒子「初春、事情聴取ですの、準備してくださいます?」

初春「えー、それくらい自分でやってくださいよー、私はお茶入れますから」

黒子「・・・・・初春、事情聴取にお茶はいりますの?」

初春「え?当たり前じゃないですかぁ、お客さんですよ」

黒子「初春、あなたはジャッチメントとしての意識をしっk――――――」

初春「はいはいはい、白井さんの小言はあとで聞きますから」

黒子「・・・・・・・もういいですわ」

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/27(日) 22:49:36.15 ID:vQIHMpe50
黒子「改めまして、白井黒子ですの、こちらが初春飾利」

桂馬「桂木桂馬だ、そしてこのアホ面が桂木エルシィ」

初春「では自己紹介もそのへんにして、事情聴取に移りましょう」

初春「で、何があったんですか?」

黒子「何があったってほどではありませんが・・・
人だかりができていたので、何かなーと見ていたところ、そちらの殿方が縛られて地べたに座っていたので事情を聞こうと
お連れしたしだいですの」ハァハァ

初春「長台詞ごくろうさまです」

エル「何をしていたって言っても・・・」(賭け魂のことを言うわけにはいかないですし・・・)

エル「え、えっと―――」

桂馬「兄妹喧嘩ですの」ハイ

黒子「ん」ピクッ

初春「はいはーい、パクリはダメですよー」

黒子「ふん」

桂馬「あはははは」

初春「兄妹喧嘩ですか、白井さん、今回はお咎めなしでいいんでないでしょうか?」

黒子「まあ、いいですの」

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/27(日) 23:25:54.96 ID:vQIHMpe50
黒子「ここまでお連れして申しわけ無いですの」

桂馬「いえいえ」

初春「もうおかえりになってけっこうですが・・・せっかくなのでお茶していきませんか?」

エル「いえいえ、そんな―――――」

初春「ケーキもありますが」

エル「もう少しいましょう」

黒子「初春、まだ仕事は終わっていませ――――」

???「おっじゃまっしまーす、初春いる?」

初春「佐天さーん、いらっしゃーい」

黒子「今日はこれ『――――』ばっかですの」ボソッ

佐天「お!お客さん?初めまして、佐天涙子で~す」

桂馬「ど、どうも」

初春「桂木桂馬さんとエルシィさんです、これからお茶しようと思っていたんです」

佐天「いいねいいね、もちろん私の分もあるよね?」

初春「え?佐天さんの分なんてありませんよ?」

佐天「えーー、ひどいよぉ、こちとらそれを楽しみで来てるのにー」

黒子「佐天さん、何度も言ってますが、ここは遊ぶところでは無いと何度言ったら――――」

佐天「まぁまぁ、そうは言わずに」

エル・桂馬(私「ボク」今、空気だな・・・)

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/27(日) 23:49:50.91 ID:vQIHMpe50
桂馬「ところで、さっき一瞬でここまで移動してたが、あれはなんだ?」

黒子「ああ、空間移動ですの」

初春「白井さんは空間移動能力者なんです」

佐天「しかも大能力者」

エル「????」

桂馬「・・・・・・悪いが、『空間移動能力者』『大能力者』など意味がわからないのだが・・・・」

初春「え?なんでですか?空間移動能力者は、それこそ数は少ないですが、結構有名な能力のひとつだと思いますが・・・」

桂馬「うーん、初春は超能力があるとでも言っているのかね?」

黒子「はぁ?あたりまえじゃないですか」

桂馬「はは、超能力なんてあるはず無いだろ」

初春「何言ってんですか?ここは超能力の街、学園都市じゃないですか、記憶喪失にでもなったんですか?」

桂馬「あ・・・んーと、ボク達は昨日この街に転校して来たばかりで・・・」

初春「え!!外部からの転校生!!めずらしいですねぇ」

黒子「えぇ、出入りの厳しい学園都市に住み移ってきた方は初めてお会いしました」

初春「それじゃあ、驚いても仕方ないですよね」

桂馬「あぁ、ボクは学園都市とは科学技術が進んだ街とは聞いていたが・・・」

黒子「まぁ、科学の力で能力開発をしているので間違ってはいませんの」

佐天「!!そうだ!!せっかくだから、学園都市を案内してあげませんか?」

初春「いいですね!」

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/27(日) 23:57:47.51 ID:vQIHMpe50
黒子「しかし、まだ仕事が・・・」

初春「白井さん、明日は非番でしたよねぇ」

黒子「え、えぇ」

佐天「じゃあ、決まり!!桂馬さんいいですよね?」

桂馬「ああ、ボクとしてもとても助かる」

初春「では、明日、そうですねぇ・・・・ここに集合でいいですか?」

佐天「いいともーー♪」

桂馬(女子の行動力ハンパねー)

黒子(はぁ、明日はお姉さまとラブラブデートする予定でしたのに・・・)※もちろん、断られました(笑)

エル(最後まで空気だったなぁー)

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 15:16:23.50 ID:QLzfWtKu0
~~翌日~~

※桂馬は基本、いつもゲームをやっている状態で脳内変換してください

佐天「う~い~はぁ~るーー!!」バサッ

桂馬・エル「!!/////」

初春「へ?さ、さ、佐天さん/////」

佐天「お~今日も淡いピンクの水玉かぁ~」

初春「う~佐天さん、ひどいです」グスン

黒子「佐天さん、ここには殿方もいるのですから・・・・・やるのはいないときにしなさいな」

初春「いない時もダメですよ!!」

桂馬「え、えーと、全員そろったことだし、そろそろ行こうか」(とりあえず話をそらしとこ・・・)

エル「そ、そそそそうですね!!」

黒子「では、でますわよ」

佐天「はーい」  初春「う~~~」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 15:29:39.90 ID:QLzfWtKu0
~~セブンスミスト~~

佐天「ここが第7学区で一番デカイ、ショッピングモール『セブンスミスト』で~す」

初春「主に、女性向けの商品がおいてありますが、男性の物も置いてあるので、買い物するならここに行ったほうがいいですよ」

エル「へぇ~~」

桂馬(ゲームショップは、と・・・)

黒子「とりあえず、見て回りましょうか」
~~~それから~~~

佐天「そういえば」

初春「なんですか?」

佐天「何で、御坂さんはいないのかな?」

初春「あぁ、佐天さんは聞いてないんでしたっけ」

黒子「お姉さまは、用事があるとかで・・・どうせまた、あの類人猿のところに・・・」

佐天「へー、そーなんだ、じゃあ仕方ないね」

黒子「ムキーー!!思い出したら、だんだん腹が立ってキターーーーー!!!」

初春「ははははは・・・・・」

黒子「次、さっさといきますわよ!!」

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 15:41:48.46 ID:QLzfWtKu0
~~~177支部~~~

佐天「あ~あ、疲れたーー」

初春「こんなに歩いたのは、初めてです」

黒子「あら、私はあまり疲れなかったですの」

佐天「まぁ、あれに比べたらまだ、ましかと思えるけど・・・・」
桂馬「ハァ、ハァハァ、ゼーゼー」←あれ

エル「神にーさま、しっかりしてください」

桂馬「こんなに、ハァ、歩いたのは、ゼヒュー、初め、ゼー、てだ」
初春「私より、体力がない人は初めて見ました」

黒子「いや、それにしても、体力無さすぎですの!!」

佐天「どうやったら、こうなるんだろうね・・・」

初春「やっぱり、あれじゃないですか・・・?」
桂馬「ゲーム・・・ゲームをくれ・・・」
黒・佐・エ『ですよねーーー』

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/03/29(火) 16:51:25.47 ID:QbS6hZ9C0
~~~翌朝~~~

桂馬「う~ん」ゲッソリ

桂馬(昨日の街探索で全身が痛いし・・・そのせいでゲームはできないし・・・不幸だ・・・)

桂馬(しかも、白井の『心のスキマ』は結局、分からなかったしな・・・)

桂馬「おいエルシィ、起きろ、今日から学校だぞ」

エル「ふぁい、おはぁようごぁいます、zzzz」

桂馬「おーい、寝るな」

エル「ふぁい!!起きました、エルシィは覚醒しましたよ!!」ビシッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

エル「魔法少女マジカルエルミン!!」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう少し寝てろ」

エル「は~い」バサーッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・忘れよ」

52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 19:15:34.10 ID:QLzfWtKu0
エル「神にーさまぁ、待ってくださぁーい」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「おいてかないで下さいよぉー」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「にーさまぁー」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「にーさま?」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「にーさま、もしかしてまだ怒ってる?」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「まぁたしかに、マンドラゴンの卵を羽化させちゃったのは悪かったと思いますケド・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「もーー、無視しないで下さいよーー」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピタッ

エル「?」

桂馬「お前のせいで・・・お前のせいで・・・」

エル「?」

桂馬「楽しみにしていた幻想体験が壊れた」

エル「そ、それは・・・」

桂馬「ゲームのセーブデータ、しかも後ちょっとでコンプだったデータが消えた」

エル「そ、それも・・・」

桂馬「だまれ、バグ魔、謝れ」

エル「ごめんなさい・・・」ショボーン

桂馬「二週間の休みをあたえろ」
エル「それは無理です」キッパリ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク

エル「あ、にーさまぁ、ごめんなさーい」

53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 19:59:32.80 ID:QLzfWtKu0
~~~ホームルーム~~~

小萌「はーいはーい、席につくですよー」

『ザワザワザワ』

小萌「えーもう、うわさにはなっていると、思いますが・・・」

小萌「今日は転入生ちゃんがいま~す」

一同『おーーーー!!』

青ピ「センセー、女子はいますかー」

小萌「ウフフ、いますよ」

男子『わーーーーーーー!!!!!』

吹寄「貴様ら!!うるさい!!」

小萌「では、紹介します、どーぞー、入って来ちゃって下さーい」

ガラガラガラ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・」テクテク ピコピコ

一同『シーーン』

エル「//////////」ニコニコ

男子『おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

吹寄「だから!!貴様ら、静かにせんか!!」

小萌「こちらが新しく転入してきた」

桂馬「桂木桂馬」ピコピコ

エル「桂木エルシィです」ニコッ

小萌「みんな、仲良くするんですよー」

54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 20:21:46.05 ID:QLzfWtKu0
小萌「えーと、席は・・・」

青ピ「センセー、ここ空いてるでーー」

小萌「あ、じゃあ、桂馬ちゃんは、あの青髪ちゃんのとなりに・・・」

青ピ「チッ・・・しくった・・・」

小萌「エルシィちゃんは・・・そうですねぇ、吹寄ちゃんのとなりに」

吹寄「ここ、ここー」

小萌「なにか分からない事があったら、学級委員の吹寄ちゃんに聞いてくださーい」

小萌「それでは、今日も一日がんばって下さい!」

吹寄「気を付け、礼」
女子1「ねぇ、エルシィちゃんと桂馬くんは兄妹なの?」

女子2「ねぇ、このふわふわなにー?」

男子1「ねぇ君、可愛いねぇ、放課後空いてる?」

青ピ「じゃあ、エルちゃんにはとりあえずスリーサイズと―――――」ゴンッ

吹寄「貴様はなにを聞いている!!」

■■「私も同じ、転入―――――」

男子2「エルシィちゃぁん、可愛いよぉ、かぁいいよぉう、フヒィ、ウフッ、のど渇いた?だったらこのカルピスの原液を飲――――」ヒュー

男子2「わぁーーーーーー!!」

吹寄「ゴミの排除、完了」

55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 20:24:21.79 ID:QLzfWtKu0
エル「あはは・・・はは・・・」アセアセ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

土御門「まぁ、そうなるわな・・・」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 20:42:19.94 ID:QLzfWtKu0
~~~1時限目~~~

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「これを引用し、答えを出すためには・・・・・転入生・・・・・ゲームをやめろ」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「・・・・・・聞こえなかったか?ゲームをやめろ」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「・・・・・・おい、この問題・・・解いてみろ」バンッ

桂馬「・・・・・・・・・・」スッ  「・・・・・・・・・・・・」カキカキ

先生「・・・・正解だ」  「じゃあ、これは!!」

桂馬「・・・・・・・・・・」カキカキ

先生「・・・・正解」  (クソッ・・・よぉしこれを出してやる)

先生「では、この問題」

桂馬「・・・・・・・・・」カキカ ピタッ

先生「」ニヤッ 「ま、この問題は長点上機クラスの問題だ、解けなくても恥では――――」

桂馬「・・・・・・」カキ 桂馬「・・・・できた」

先生「       」サァー  「正解」

一同「おぉーー!!」

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 20:50:39.29 ID:QLzfWtKu0
~~~2時限目~~~

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「転入生!!学校にゲームを持ってきてもいいと思ってんのか!!」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「ふんっ」バシッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スッ ピコピコ

先生「!!」バシッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スッ ピコピコ

先生「え!!」バシッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スッ

先生「??」バシッ(何個あるんだ!!)

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」スッ

先生「クソォ」バシッ

桂馬「・・・・・・・・・・」ジャラー PFP×10

先生「・・・・・・・・・・・」ナンデヤネーン

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 21:03:50.41 ID:QLzfWtKu0
~~~3時限目~~~

桂馬「・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「ゲームを大量に持った、長点上機クラスの転入生がいると職員で話題になっていたが・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「・・・・・・最高に憎たらしいな・・・・・・・」

先生「明日は、小テストだ、桂木、そんなにゲームがしたかったら毎回テストで100点取るんだな!!」

桂馬「・・・・・・・・いいですよ」

先生「お、言ったな、もし取れなかったら・・・・ゲーム禁止と学校の雑用だ!!」

桂馬「・・・・・では、100点取ったら、ゲームの黙認と『テストの点数=成績』・・・いいですね?」

先生「まぁ、せいぜい、がんばるんだな」

エル「あの・・・」

先生「なんだ、桂木妹、兄をかばっても無駄だぞ」

エル「いえ、やめたほうがよろしいかと・・・」

先生「ふんっ、今更、取り消しは無いぞ!!」
※小テスト  桂木桂馬   100点
桂木エルシィ  32点
先生「くそぉ・・・」
桂馬(やっぱり、小暮タイプだったか・・・)

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 23:03:29.05 ID:QLzfWtKu0
~~~4時限目~~~

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「【授業内容なんて書けるわけねーだろ】」チラッ

桂馬【・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「【以下同文】」チラッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

先生「あの、桂木く―――――」チラッ
桂馬「・・・・・・・・・・・」チャラッチャッチャチャラー

先生「・・・・・・・なんでもないです・・・・・」ササッ

先生「【ピー】が【ピー】で、これを【ピー】すると」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・」ピコピコ

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 23:30:34.00 ID:QLzfWtKu0
~~~昼休み~~~

土御門「いやぁー、桂木には関心するにゃ~」

青ピ「センセたちを圧倒させてたからなぁ」

■■「私はどこに行っても、この扱い・・・」

吹寄「っていうか、なぜに貴様はゲームを一時も離さないの?」

桂馬(ん?なぜに寄ってきた?)

エル「にーさま、昼ごはん買いに行きましょう!!」

桂馬「あぁ、そうだな」

土御門「この学校に学食とかってあったかにゃー?」

吹寄「こんな、しがない高校にそんな物があるわけないでしょ」

エル「え、えーー!!じゃあ、ご飯どうしましょう、何も持ってきてないし・・・」

桂馬「そういえば、朝飯も食べてなかったな・・・」ジーー

エル「うっ、そ、それはもういいじゃにゃいですか」

青ピ「桂木もなかなか、不幸やなー、第2の上条現るか?」

土御門「いやいや、上やんだったら『弁当忘れる+財布落とす+補修』だにゃー」

吹寄「まぁ、あいつほど不幸なやつがいたら、会ってみたいは」

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富家幸太「くしゅん、誰かがうわさをしてる気がする・・・」

狩野さくら「大丈夫?幸太くん、風邪?」

幸太「いや、大丈夫だよ・・・でも、さくらちゃんの看病も受けてみたい気もするけど・・・」

さくら「幸太君・・・・」

幸太「さくらちゃん・・・」

さ・幸「うふふふふふふ」

高須竜児「・・・なんか、あそこは常春って感じだな・・・」

逢坂大河「竜児!早く逃げるよ!!不幸がうつる!!」
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67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 23:41:39.38 ID:QLzfWtKu0
~~~放課後~~~

エル「はぁ、疲れたぁ~~」

桂馬「・・・・・・・・・・・・帰るぞ、エルシィ」

エル「はぁ~い」

小萌「あ、桂馬ちゃん」

桂馬「はい、何でしょう?」

小萌「桂馬ちゃんとエルシィちゃんは、まだ身体検査《システムスキャン》を受けてませんよね?」

桂馬「身体検査?」

小萌「学園都市では、この検査で能力レベルを測ったりするのです」

エル「へーぇ」

小萌「でも、2人は能力開発すら受けてませんよね?」

桂馬「え、えぇ多分」

小萌「あっ、能力開発とは、その名の通り、能力を開発するものです」

桂馬「受けてません」

小萌「明日の放課後、職員室に来てください、3人で研究所へ行きます」

桂馬「分かりました」

小萌「では、気をつけて帰るのですよー」

エル「さようならーー」バイバイ

70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/29(火) 23:58:47.42 ID:QLzfWtKu0
~~~帰り道~~~

エル「にーさま、のど渇きました」

桂馬「え?」

エル「のど渇いたぁ、ジュース買ってくださいぃぃ」

桂馬(まぁ、ボクものど渇いたな・・・あそこの自販機でいっか)

エル「はぁやぁくぅ」

桂馬「はいはい」ちゃりちゃり

桂馬「あれ?小銭がないな・・・千円札は・・・あれ?」

桂馬「あ!二千円札があった」ウウィーン

桂馬「・・・・・・」ピッ

桂馬「あれ?」ピッ

桂馬「ん??」ピッ

ピッ ピッ ピッ ピッピッピッピッピッ
桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

桂馬「スゥー・・・のまれたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

桂馬「取り消し取り消し」ガチャガチャガチャ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不幸だ」
???「なぁに?またのまれたの?だからこの自販機にはコツがあるって教えたじゃ・・・・・な・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・??」

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 00:19:29.39 ID:WmWh9GxS0
???「あ・・・あ・・・えーっと」(やばっ、思いっきり人違いした)

桂馬「えーっと・・・また?ボクたち、どっかで会った?」

???「え、い、いえ、会ってないです・・・」(え、えーい、もう正直に謝ろう)

???「あ、あの」

桂馬「?」

???「スイマセン、人違いです」

桂馬「ですよねーーー」

???「お、お詫びと言うか・・・この自販機のコツ教えてあげるわ」

桂馬「あ、あぁ、お金取り戻してくれるの?助かるよ、でもどうやって?」

???「こうやって」ビリビリッ

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

桂馬「」アゼン

???「あれーいっぱい出てきたぁお金は出てこなかったけど・・・間違いなく元は取れてると思うから、これでok?」
桂馬「」ダッシュ

???「って、何思いっきり逃げてんのよ、おーい」

ピーピーピーピーピー

桂馬「ハァハァハァハァ」ダッシュ

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 00:36:28.82 ID:WmWh9GxS0
~~~ベンチ~~~

桂馬「ハァハァハァ」(あ、エルシィ忘れた)

???「ほいっ」

桂馬「ん?」ゴッ

???「オッホー、いい音したねぇ」

桂馬「いたたたた・・・」

???「ゆかいに現実逃避してないで、ジュース運ぶの手伝いなさいってば、もともとあんたの取り分でしょ」ポイッ

桂馬「なんだか、これを受け取ったら、傍観者から共犯者にレベルアップしそうで怖いんですが、って熱っ」キャッチ

???「あぁ、やしの実サイダー飲まないんだったら貰うわよ」(なんか近視感)

???「あ、そういえば、まだ名前も聞いてなかったわね、私は御坂美琴、あんたは?」

桂馬「桂木桂馬だ」

美琴「ふーん」(なんでかな?なんとなくアイツと似てるような気がする・・・)

エル「あ、おーい!!にーさまぁ、置いてかないでくださいよ!!」オーイ

桂馬「あ、そういえば、わすれてた」

73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 00:53:14.39 ID:WmWh9GxS0
エル「ヒドイですよ、にーさま、置いてくな――――」ドロドロドロドロドロ

桂・エ「!!!!!!!」

エル「神にーさま!!」

桂馬「あぁ、分かってる、お前はとりあえず帰ってろ!!」

エル「はい!!」ソソクサァー

桂馬(・・・十中八九、賭け魂は御坂美琴の中にいる)

美琴「ねぇ、どうしたの?」

桂馬「いや、なんでもないよ」(ラッキーなことに、出会いはカンペキだ)

美琴「ふ~ん、なんかすごく切羽詰まった・・・みたいな顔してたけど・・・」

桂馬「いや、そんなことないよ」(早くも2匹発見とは・・・幸か不幸か・・・)

黒子「お姉さま?まあお姉さま、まぁまぁお姉さま」

美琴(神様!!ここまでいっしょにしなくても!!)

黒子「補修なんて似合わないマネしてると思ったら、このタメ・・・の・・・桂馬さん?」

桂馬「よう」

黒子「こんな所でなにしているんですの?・・・まさか、お姉さまをたぶらかそうと・・・」

美琴「違うっての!!!」ビリビリ

桂馬「ただ、ちょっと助けてもらっただけだ・・・」

黒子「・・・・・お姉さま・・・また、喧嘩を・・・」

美琴「あーー違う違う、自販機にのまれた金を取り返してあげただけ」

74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 01:01:28.22 ID:WmWh9GxS0
黒子「で、お姉さまはどこに・・・」

美琴「あ・・・その、見舞いよ!!友達の・・・」

黒子「本当ですの?」ジトーー

美琴「ほ、本当よ!!・・・まぁ友達って言うか、戦友っていうゴニュゴニョ」

黒子「・・・またあの類人猿ですの」

美琴「うっ」ギクッ

黒子「はぁ、あの清らかだった頃のお姉さまは何処に・・・」

美琴「あーーもう、じゃあね、私帰るから!!それじゃ!!」ピュー

桂馬「あ、ああ、じゃあな」

黒子「では、私もこれで・・・待ってくださいませ!!お姉さまぁーーー」

桂馬(愛は性別を超える?)

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 01:02:00.96 ID:WmWh9GxS0
今日はここまで!!おやすみーー

78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 13:04:53.53 ID:WmWh9GxS0
~~~帰宅~~~

桂馬「だだいまー」

エル「あ、おかえりー、にーさま」

桂馬「エルシィ」

エル「はい」

桂馬「御坂美琴について調べたか?」

エル「え?・・・・・・・すいません、忘れてました」

桂馬「・・・・・まぁ、お前のダメ悪魔っぷりは想定内」

エル「そ、それじゃあ許してくれますか・・・・・・?」

桂馬「いや、調べろ、40秒で調べあげな・・・・・・グズは嫌いだよ」

エル「え?無理ですよぉ」アワアワ

桂馬「いいから早く!!」

エル「はぁい」

79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 13:32:29.12 ID:WmWh9GxS0
エル「御坂美琴、中学2年生・・・学園都市に7人しかいないレベル5
序列・・・第3位
能力名・・・超電磁砲《レールガン》
所属学校・・・常盤台中学
エピソード・・・御坂美琴はレベル1からレベル5にのしあがった、努力の人である」

エル「ざっと、こんな感じでしょうか?」

桂馬「白井の方も読み上げてみろ」

エル「白井黒子、中学1年生・・・能力名・・・空間移動能力
レベル・・・レベル4
所属学校・・・常盤台中学
エピソード・・・変態  」

エル「こんなもんでしょうか?」

桂馬「・・・・・」ゴンッ

エル「イタッ、なんで殴るんですかぁ」グスン

桂馬「そんな誰でもわかるような情報を集めろって言ったんじゃない!!」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 14:25:45.16 ID:WmWh9GxS0
エル「えー、なんでですか?白井さんのエピソードなんて誰も分からなかったと思いますが・・・・・」

桂馬「それが分からないのは変態かよほどのバカだ」

エル「・・・・・・?」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・もういい」

桂馬(白井の心のスキマはたぶん御坂への嫉妬だ)

桂馬(できれば御坂と白井をくっつけたいが・・・・・)

桂馬「同性愛か・・・・・難しいな・・・・」

エル「え!・・・・・お相手は誰ですか?土御門さん?ま、まさか青髪さん・・・」

桂馬「・・・・・・と、アホはほっといて」

桂馬(これは・・・イベント待ちだな・・・)

桂馬「さてと、ゲームゲーム」

エル「あ!にーさま!!賭け魂狩りはどうするんですか?」

81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 15:13:14.36 ID:WmWh9GxS0
~~~翌日~~~

土御門「おっはよー、桂馬」

青ピ「おはよ」

桂馬「ああ」

エル「おはようございます」

土御門「いや~それにしても今日ほど憂鬱な日はそうそうないぜ~」

青ピ「せやな、毎回レベル1やらレベル0やら・・・・・皆もヤダろうに」

土御門「ま、俺たちには関係ないけどな!!」

エル「え!!実はすごい人だったんですか!?」

土御門「ふっふっふ、実はいろんな所に飛び回って、戦いまくってる、天才イケメンスパイなんだぜーい」

エル「え、えぇ!!す、すごいです!!」

青ピ「そしてそして、この僕は・・・正体を隠して、街の平和を守る、スーパー青髪なんや!!」

エル「2人とも、すごい人だったんですね!!」

吹寄「エルちゃん、騙されちゃだめよ」

桂馬「こんな、アホ面2名にそんな事ができるわけないだろ」

86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/30(水) 18:24:38.14 ID:WmWh9GxS0
~~~放課後~~~

小萌「桂馬ちゃ~ん、エルシィちゃ~ん」

エル「は~い」

桂馬「・・・・・・・」

小萌「では、いくですよ」

桂馬「先生、すいませんが今日はお金を持ってきてないので、電車などは使えない」

小萌「な~にを言ってるのですか!車ですよ!!」

エル「あ、じゃあボクたちのほかに先生が来るんですか?」

小萌「いーえ、私が運転します」

エ・桂「!!・・・・・・・?」

桂馬「先生・・・学園都市では幼児も運転していいんですか?」

小萌「失礼な!!私は立派な大人です!!」

エル「えー!!小萌先生って飛び級じゃないんですか?」

小萌「違いますよ!!」

89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/31(木) 20:58:27.90 ID:+6vBHREo0
開発中の場面とかできないんで・・・・とばしで
研究員1「これで終了だ、この後、能力測定があるから、30分後に来てくれ」

エル「はい」ワクワク

エル「にーさまぁ、どんな能力が手に入るんでしょうね!?楽しみです!」ワクワク

桂馬「興味ない」

エル「えぇー、なんでですか?超能力ですよ!?」

桂馬「ボクはゲームができれば問題ない」

エル「夢がないですねー」

桂馬「それで結構」

90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/31(木) 22:21:01.21 ID:+6vBHREo0
研究員1「それでは、これから能力測定テストを行う」

研究員2「まず、桂木エルシィ」

エル「は、はい!!」

桂馬「・・・・・・・・・・」

研究員1「では、桂木妹、イメージするのだ、自分が能力を使っているというイメージを」

エル「はい!!」

エル(イメージ、イメージ)

研究員2「例えば、自分のなりたい姿や理想の自分を思い描くんだ」

エル(理想の自分・・・・)

エル(いろんな人を落として、賭け魂退治をできる、神にーさまみたいになりたい!!)ウ~ン

研究員1「うっ」ドキッ

エル(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

エル「あれ?でも、私が女の人を落とすんでしょうか?」

研究員2「え?」

研究員1(なんだ・・・あの胸の高鳴りは・・・)

研究員1「ま、まぁ、今日いきなり能力が発現しなきゃ、もうでないって訳じゃないから、じっくりがんばればいいさ」

エル「は、はい」ショボーン

研究員2「あら?ずいぶんと優しいのね」ボソッ

研究員1「はぁ?ばかを言うな、俺は事実を言ったまでだ」

研究員2「ふ~ん、まぁいいけど」

91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/31(木) 22:39:02.57 ID:+6vBHREo0
研究員1「次、桂木桂馬」

桂馬「・・・・・・」スッ

研究員2「桂木、こんな時までゲームをやらなくていいでしょ」

桂馬「いやだ」キッパリ

研究員1「まぁ、いいだろ、モチベーションにも関係あるからな」

研究員1「では、始めろ」

桂馬(はぁ、早く、帰ってゲームしたいな・・・・・)

桂馬(そうだな・・・・・ボクの理想・・・・・もちろん!!)

桂馬「2次元!!」モワッ

研究員1・2「!!!!」

桂馬「!!!・・・・・なんだ・・・・ここは」

研究員1「こんな能力、見たことないぞ!!」

研究員2「桂木を中心に円状に空間が広がっているわ・・・・・」

エル「にーさま・・・・すごい!!」

桂馬「なんだ!?これは・・・・・」

桂馬(しかし、ここは居心地がいい・・・・・まるでボクのための空間のようだ・・・・・・・」

桂馬「そうか!!!」

桂馬「こんな感じか?」グニャリ

研1・2・エ「!!!!」

研究員2「椅子が歪んだ・・・・・・・・・・」

研究員1「いやっ違う、変形してるんだ!!!桂木が思った通りに!!」

エル「さ、流石です!!神様!!」

桂馬「なんだか、理解できてきたぞ・・・」

桂馬「2次元は、自由な世界、自分の力でハッピーエンドにも、バットエンドにも変えられる世界」

桂馬「ボクは神だ!!落とし神だ!!」

桂馬「これは、ボクの世界(2次元)を具現化させたものだ!!」

桂馬「だから、なんでもできる、この世界では、なんだってできる・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・こんな感じか?」

94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/31(木) 22:45:35.62 ID:+6vBHREo0
研究員2「ハァッ」ドクンッ

桂馬「・・・・・・・・・・・」ジーー

研究員2「・・・//////」ドキッ

桂馬「フッ」

研究員1「な・なんて力だ・・・・・早速、統括理事会に連絡しなければ・・・」ダッ

桂馬「フッフハハハハハハ!!!」

エル「ど、どうしたんですか?」コワイ

桂馬「喜べエルシィ!!これで駆け魂狩りも進むぞ!!!」

桂馬「はっ・・・・・・・少し取り乱してしまった・・・」フッ

研究員2「///////・・・・???」(なんで私はドキドキしていたんだろう?)
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/31(木) 23:02:18.04 ID:+6vBHREo0
研究員1「少し、おかしなテンションになってしまったが・・・・・もう、やる事は終わった」

研究員2「レベルや結果については後日、学校に連絡が行くわ」

研究員1「もう帰っていいぞ、まだ、完全下校時刻前だ、電車かバスで帰ってくれ」

桂馬「え?小萌先生は?」

研究員1「さっきも連絡したんだが・・・・・繋がらなくてね」

小萌「んふふふ、今日も久ぶりに酔っちゃいましたぁ」

桂馬「わかりました、お疲れ様」

エル「ありがとうございました!!」ペコッ

98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/03/31(木) 23:09:16.09 ID:+6vBHREo0
~~~帰り道~~~

エル「あの~、にーさま」

桂馬「ん?」

エル「あの~、実は昨日、言い忘れてたことが・・・」

桂馬「なんだ?」

エル「そ、その・・・・御坂さんの事なんですが・・・・・」

桂馬「え゛?」ピクッ

エル「そ、その・・・・・み、御坂さんは攻略しなくていいんです!!」

桂馬「は?」

101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 11:42:52.61 ID:Dcld1ZC20
エル「前にも話しましたが、駆け魂には担当登録というものがあります」

桂馬「あぁ」

エル「誰かに担当登録されてしまった駆け魂は、ほかのバディーが攻略することはできません」

桂馬「ふむ」

エル「そこで今回、元々学園都市にいた、バディーさんの担当登録を無効にしたんですけど」

桂馬「御坂は担当登録が消されてない、と」

エル「はい・・・・・」

桂馬「たぶん、そのバディーが今も攻略を続行しるんだろ」

エル「はい、恐らくそうだと思います」

桂馬「よかったじゃないか」

エル「え?」

桂馬「これで、ボクがゲームをする時間が増えた」

桂馬(それに・・・・・御坂と白井の同時攻略は難しいと思ってたし)

102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 11:49:18.18 ID:Dcld1ZC20
土御門「よぉ、おふたりさん」

桂馬「!!・・・なんだ、土御門か」

エル「どうしたんですか?こんな所で・・・・・」

土御門「ふたりを待ってたんだにゃー」

桂馬「・・・・・・どうした、新しい指令でも下ったか」

土御門「あぁ、そうだにゃー」

エル「なんですか?」

土御門「実は会わせたい人がいるんだにゃー」

桂馬「・・・・・・・誰だ」

土御門「学園都市に元々いたバディーだ」

桂馬「!!!」

土御門「まぁ、ついてくるんだにゃー」

桂馬「・・・・・・・・・・」

103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 11:56:01.91 ID:Dcld1ZC20
土御門「そんなに、警戒しなくていいんだぜー、別に怪しい場所でもないし」

桂馬(・・・・・・ここでボク達をどうこうしても駆け魂狩りに支障がでるだけ・・・・・大丈夫か?)

土御門「まぁ、どっちにしても、命令は命令だにゃー、絶対についてきてもらうぜー?」

桂馬「・・・・・・・わかった」

土御門「そうか、それはよかった、こっちだにゃー」

桂馬「・・・・・・・」

エル(よくわからないけど・・・・付いてけばいいのかな?)テクテク

104: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 12:04:36.96 ID:Dcld1ZC20
土御門「ここだにゃー」

桂馬「病院?・・・・・・あぁ、そういえば怪我してるんだったな」

土御門「部屋番は―――だにゃー」

土御門「・・・・・・・・・」テクテク

桂馬「・・・・・・・・」テクテク

エル「・・・・・・・・?」(どこに向かってるのでしょう?)テクテク

土御門「ここの部屋だにゃー」ガラッ

桂馬「失礼します」

エル「おじゃましまーす」

???「よぉ、土御門!!お前が見舞いに来てくれるとは・・・・珍しいな!!」

土御門「いやいや、親友が傷ついていく姿を見るのは、なかなか心苦しいぜぇーい」

???「あはははは、そんな事、思ったこともないだろ」

???「・・・・・・そちらの方は?」

105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 12:26:08.37 ID:Dcld1ZC20
土御門「紹介するにゃー、今回お前のかわりに来てくれた、桂木桂馬と、その悪魔、エルシィちゃんだにゃー」

桂馬「よろしく」

エル「エルシィですよろしくおねがいします」

???「よろしく、俺は上条当麻」

桂馬「上条さんですか・・・・」

上条「当麻でいいよ、土御門から吹寄から聞いたんだが、クラスメイトだそうじゃないか」

桂馬「え?」

土御門「ほら、お前の後ろの席、空いてただろ」

桂馬「あぁ」

上条「なに?じゃあ桂馬は俺の前の席?」

土御門「おっと!!もうこんな時間か・・・・・上やん、仕事だから俺は帰るにゃー」

上条「そうか」

桂馬「ボクは少し残る、いろいろと、聞きたいことがあるからな・・・・・・」

土御門「そうか、じゃまたなーー」

106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 12:47:22.71 ID:Dcld1ZC20
上条「あ、桂馬、エルシィちゃん、座ってよ」

桂馬「あぁ」

上条「で、聞きたいことって何だ?」

桂馬「・・・・・・単刀直入にいうが、いいか?」

上条「あぁ」

桂馬「まず、退治した駆け魂の数と、見つけた駆け魂の数を―――――」

???「とぉーまぁ!!」

上条「げっ、インデックス」

イン「なに、入院してまで女の子と仲良く談笑なんてしてるのかな!?」

上条「よく見ろインデックス!!男もいるぞ!!」

イン「ウガァーー!!」ガブッ

上条「っ!!不幸だーーーーーー!!」

107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 12:59:22.95 ID:Dcld1ZC20
上条「っ痛てててて・・・・こいつはインデックス、俺と契約した悪魔だ」

イン「よろしくなんだよ、ケイマにエルシィ」

上条「で、さっきの話の続きなんだが・・・・・」

桂馬「退治した数と見つけた数」

上条「そうそう、それで、退治した数なんだが・・・・・」

桂馬「ん?どうした?」

上条「実はまだ0匹なんだ」

桂馬「え!?」

上条「見つけた数は結構いるんだが・・・・・現在、把握している駆け魂持ちは一人」

桂馬「御坂か?」

上条「!?なんだ、もう会ってたのか」

桂馬「あぁ」

桂馬「しかし、見つけた数は結構いるのに、駆け魂持ちが一人って・・・・・どういうことだ?」

上条「それは、俺にもわからない、いつの間にか、駆け魂がいなくなってるんだ・・・・」

桂馬「う~ん、意味がわからないな・・・・」

桂馬(担当登録をしていないってことは無いだろうし・・・・)

108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 13:06:11.60 ID:Dcld1ZC20
イン「ケイマ、ち、ちょっと話があるんだよ」

桂馬「ん?」

イン「ここでは話せないから、出るんだよ」

桂馬「わかった」スクッ

イン「とうま、エルシィになんかしたら・・・・・」ギラッ

上条「なにもしないって」

桂馬「・・・・・・・」ガラッ

イン「これから話すことは絶対に誰にも言っちゃだめなんだよ」

桂馬「わかった」

イン「実は、とうまは駆け魂を攻略したのは0匹じゃなくて、4匹なんだよ」

桂馬「え?」

111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 14:18:47.61 ID:Dcld1ZC20
イン「とうまはね、優しいんだよ、すっごく」

桂馬「・・・・・・」

イン「それは、地獄から見てても伝わる優しさだったんだよ」

イン「ドクロウ室長は、そんな不幸で優しい人に、女の子を何人も落とすことはできない、と判断したんだよ」

桂馬「・・・・・・」

イン「それで、普通は攻略を完了しても、バディーの記憶は消されないんだけど」

イン「特別に、とうまだけは記憶を消しているんだ」

桂馬「それで、0匹だと・・・・・」

イン「・・・・・・・・・あとね」

桂馬「?・・・・・・」

イン「とうまには昔の記憶が無いんだよ」

桂馬「どういう意味だ?」

イン「正確には7月26日以前の記憶がないんだよ」

112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 14:32:33.63 ID:Dcld1ZC20
桂馬「!!!」

イン「一人目の攻略対象、神崎火織の攻略が完了した時点で、2人の『攻略に関する記憶』は消されるはずだったんだけど・・・・」

イン「今、地獄は節電、節電で記憶消去も最小限の電力でやってるんだ」

桂馬「うん」

イン「でも、実はそれって、絶対安全ではないんだよ」

桂馬「・・・・・詳しくおしえろ」

イン「旧悪魔時代も記憶の消去や人間界への干渉はやっていたんだけど」

イン「それは、莫大な電力が必要だった・・・・・・だけど効果は確実、失敗なんて無かった」

イン「今は、地獄の技術も進んで、昔より、少ない電力でできるようになったんだけど」

イン「それをあの駆け魂大発生から更に少なくして、行っている記憶消去は『失敗する可能性』があったんだよ」

桂馬「それで、失敗したのか」

イン「・・・・・・・うん、『失敗する可能性』はあったものの今まで一度も失敗なんてしたことなかった」

イン「だけど、とうまの不幸体質が、失敗を呼んだ」

114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 14:45:53.02 ID:Dcld1ZC20
イン「それから、地獄は、上条当麻の記憶消去に使う電力は高めて使っているんだよ・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・おかしくないか」

イン「え?」

桂馬「地獄はなんでそこまでして上条にこだわる、4匹の駆け魂は出しているが、決して多いわけでもない」

イン「そ、それは、あの事件を反省して・・・・・」

桂馬「ボクだったらそんな厄介なやつ、バディーにはしない・・・・・」

桂馬「きっと、上条にはなんか目的があるんだ・・・・・・なにか」

115: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 14:56:55.99 ID:Dcld1ZC20
桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4匹」

イン「え?」

桂馬「4匹ってどういうことだ、学園都市にはそんなに駆け魂が少ないのか?」

桂馬「それとも他にバディーがいるのか?」

イン「なに言ってるの?学園都市のバディーはとうまだけじゃないよ」

桂馬「!!!じゃあ、なぜボクらはここに呼ばれた!?上条の怪我はそんなにひどいのか?」

イン「とうまは、明日にでも退院するよ?」

桂馬(どういうことだ!?ボクが学園都市に来てからたった6日で退院)

桂馬(他のバディーが十分フォローできる日にちだ、支障などでない)

桂馬「・・・・・・・・・どうやら上は何かを隠しているようだな」
116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 15:34:01.07 ID:Dcld1ZC20
桂馬「・・・・・・・・・・・」ガラガラ

上条「おっ、桂馬、遅かったな」

エル「にーさま、イカデックスさんになにかしたんですか」ジトォー

桂馬「なにも」

イン「イカデックスじゃないんだよ!!」

桂馬「上条、悪いが今日は帰らせてもらう、色々考えることができたのでな」

上条「・・・・・・・・あぁ、わかった」

エル「やった!!ババ抜きで初めて勝った!!」

桂馬「エルシィ、帰るぞ」

エル「はぁい」

桂馬「インデックス、またなにか聞きにいくこともあるかもしれないが、そのときは頼む」

イン「うん!」

エル「じゃあねーイカの人!!」

イン「だから、イカじゃないって!!」

上条「桂馬、また明日」

桂馬「あぁまた明日」

130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 21:05:57.32 ID:Dcld1ZC20
~~~翌日の放課後~~~

桂馬「学校イベントなんて、朝と放課後だけで十分だ」

エル「どうしたんですか?急に(いつものことですが・・・・・)」

桂馬「いや・・・・宇宙の意思を感じた」

エル「は、はぁ・・・・・(うん、いつも通りだ)」

桂馬「そんな事より、早く行くぞ」

エル「え?どこへですか?」

桂馬「白井のとこだ」

エル「に、にーさまが駆け魂狩りに積極的・・・・・・・今日は槍が降るな」

桂馬「なにおかしなことを・・・・・いや、お前はそれが普通だったな」

エル「私はいつもおかしくないですよ!!」

桂馬「積極的もなにも、あと一歩でエンディングなのにコンプリートしない馬鹿がいるか・・・・・・・・いるな」

エル「え!!いつの間にフラグたてたんですか!?」

桂馬「お前からフラグなんて言葉がでる日くるとはな」

エル「もうにーさまに馬鹿にされるのは慣れました」

131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/01(金) 21:15:09.14 ID:Dcld1ZC20
桂馬「フラグ?そんなもの、今回はいらないよ」フッ

エル「なんでです?」

桂馬「フッフッフ、最初こそは難しいと思われた今回だが・・・・・・」

桂馬「蓋を開ければただの楽ゲーだった」

エル「意味がわからないのですが(?。?)」

桂馬「昨日の出来事を思い出してして見ろ」

エル「昨日の出来事・・・・」

エル(能力開発して、上条さんに会った)

エル「・・・・・・・・・・・・?」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・はぁ」

桂馬「ここまで言っても分からないとは・・・・まぁ・・・・・エルシィだしな・・・・」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/04(月) 12:11:03.24 ID:IuryadlN0
桂馬「昨日、ボク達は能力を手に入れた・・・・・・まぁ、お前は能力の能力は発現しなかったが・・・・・・」

エル「・・・・・・・・」ショボーン

桂馬「ボクはとってもすばらしい能力を手に入れた」

エル「あれですか・・・・・・」

桂馬「そう、あの空間はボクの世界、つまりあの世界のものはなんでもボクの思い通りになる、心でもな」

エル「????」

桂馬「・・・・・・はぁ、つまり、ボクの能力で白井の心のスキマを埋めるって事」

エル「・・・・・・・・・・えー!!それってすごいじゃないですか!!」

桂馬「あぁ、これで、駆け魂狩りはずっと楽になる」

エル「にーさま、早く行きましょう!!」

桂馬「ということで、エルシィ、白井の捜索頼んだぞ」

エル「え!!む、無理ですよぉ~」

137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/04(月) 12:46:20.33 ID:IuryadlN0
桂馬「はぁ、お前の頭のドクロは飾りか?駆け魂レーダーを使えばいいだろ」

エル「あ、そっか」

桂馬「・・・・・・・・・・・・」

エル「じゃあ、さっそく行ってきまぁす!」

桂馬「いってら」

138: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/04(月) 12:49:29.45 ID:IuryadlN0
桂馬「土御門」

土御門「なんだ~い、桂馬」

桂馬「話がある、とりあえず人気のない床に移動だ」

土御門「・・・・・・・来ると思ったぜー」

桂馬「じゃあ、屋上でいいか」

土御門「あぁ、いいんだぜー」

139: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/04(月) 14:20:03.78 ID:IuryadlN0
桂馬「土御門、教えてくれ、ボクをこの街に呼んだ、本当の理由をおしえろ」

土御門「残念ながら、教えることはできないにゃー」

桂馬「フッ、まぁそう言われるとは思っていた」

土御門「そうか、それなら助かるにゃー」

桂馬「だが」

土御門「?」

桂馬「いつか、かかかかかかかかかかかか」

土御門「?どした?」

桂馬「土御門となんて話すんじゃなかったァァァァァァァ」

土御門「ど、ど、どうした!!」

桂馬「話す内容をもいつかねーーーーーーーーーェ」

桂馬「ギャハ☆ロードロードロードォォォォォォ」

土御門「おい!餅つけ!!」

140: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/04(月) 14:30:46.97 ID:IuryadlN0
土御門「と、とりあえず、俺はかえるにゃー・・・・・・・じゃな!」バンッ

桂馬「かきくかきくかいくききかかかきかァァァァァァァ」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・いったか」フゥ

桂馬「安易に話しかけるもんじゃないな、内容が思いつかん・・・・・・・」

エル「に、にーさま?」

桂馬「おう、エルシィ、白井はいたか?」

エル「は、はい」ビクビク

桂馬「どうした?ビクビクして?」

エル「いえ、なんか近くからセロリの叫び声が聞こえた気がして・・・・・」

桂馬「?そうか」

エル「い、いえ!なんでもありません!!」

桂馬「じゃあ、さっそく白井の所にいくぞ」

143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/07(木) 16:18:00.13 ID:GTlVMd3U0
桂馬「あれか・・・・」

エル「なんか、妖気がでてませんか?」

桂馬「駆け魂の作用だろ、それよりさっさと落としてゲームをやるぞ」

エル「はりきっていこー!」

桂馬「白井」

黒子「・・・・・・桂馬さんですか」

桂馬「なんだ、俺では不満か」

黒子「・・・・・・・・・・・・・」ジィー

黒子「・・・・・・・・・・・・・はぁ」
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/07(木) 16:47:38.03 ID:GTlVMd3U0
桂馬(まぁ、いいや・・・・能力発動)モワッ

黒子「!!!なんですか?これ」

桂馬(よし、あとは心をボクで埋めれば・・・・・)

黒子「!!っ//////」ドキッ

桂馬「よし」(あとちょっと)

黒子「」モコッ

エル「あっ」(駆け魂が出かけてる!!)

桂馬「いけ!」

黒子「」ズバァーーン

エル「お疲れ様です、にーさま」

桂馬「ふぅ」(能力解除)

エル「え!?」

駆け魂「」ヒュルヒュルヒュル

桂馬「なに!?駆け魂が戻っていく!!」

147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2011/04/15(金) 16:18:40.70 ID:Vy68D37a0
エル「う、うそぉ~」

桂馬「ど、どういうことだ・・・」

黒子「桂馬さん、どうしたんですか?」(き、気のせいのはずですの・・・・)

桂馬「白井」

黒子「はい・・・?」

桂馬「付き合ってくれないか?」

黒子「つ、付き合う!!?」

エル(神様だいたん!!////)

黒子「お、お付き合いはできませんの、私には御坂美琴お姉さまという人が、ゴニョゴニョ」

桂馬「付き合う?あ、違う違う、買い物に付き合ってくれないかってことだよ」

黒子「あ、そ、そうですわよね、私としたことがオホホホホ」

桂馬「当たり前じゃないかアハハハハ」(よし、これは脈ありだな)

エル「神様、切り替え早いな~」

149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/23(土) 15:46:30.13 ID:9q5iGTKc0
桂馬(う~ん、どういうことだ?)

桂馬(僕の能力が切れたから、心のスキマが再発したっ事は分かるんだが・・・)

桂馬(あんな、駆け魂が吸い込まれたような戻り方、するのか?)

黒子「桂馬さん」

桂馬(エルシィに聞いてもわからなそうだし・・・・)

黒子「桂馬さん!」

桂馬「う、うん、何?」

黒子「どこへ行くつもりですの?さっきからブラブラして」

桂馬「あ、えーっと・・・・・」(か、考えてなかった・・・・・)

150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/23(土) 18:12:38.09 ID:9q5iGTKc0
桂馬「え、えっーと・・・・・・・・」

黒子「?」

桂馬「げ、・・・・・・・・ゲーム屋」

黒子「ゲーム?」

桂馬「そこ」

黒子「」

初音「いらっしゃいませー」

キモオタ「今日のイベントは・・・・」

ガヤガヤ

156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/23(土) 23:41:14.47 ID:9q5iGTKc0
黒子「こ、ここですの・・・・・」

桂馬「ああ」

黒子「・・・・・・・私は外で待ってますの」

桂馬「え?遠慮しなくていいよ、早く」グイッ

黒子「え、えええええええ」
こなた「あじゃじゃしたー」

黒子「お姉さま、黒子は黒子は・・・・・・」

桂馬「おい、なにしてんだー」

黒子「」キッ

桂馬「?」

黒子「もう付き合っていられませんの、私は帰ります」ツカツカ

桂馬「え、え!!ちょっと待てー」

黒子「フンッだ」シュッ

桂馬「消えた!?」

黒子「フンッだ!!待ってほしかったら追いついて見なさいな!!」シュッ シュッ

桂馬「だったらこれで・・・・・」(能力を僕の周りにだけ発言させて・・・・・)

桂馬「こうだ!!」ピュンッ

黒子「え!!」

桂馬「どうだ、新幹線と同じ速さだ」

黒子「・・・・負けませんの」シュッ

桂馬「あっちか」ピュンッ

黒子「あははははは」シュッ

桂馬「・・・・・・・・・・」ピュンッ

159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/23(土) 23:54:35.68 ID:9q5iGTKc0
黒子「はぁ、はぁ、さすがに疲れました・・・・・・・の・・・・・・・」

桂馬「よし、捕まえた!!」

黒子「・・・・・・・・・・」

桂馬「白井?」

上条「御坂、俺は、例えなにがあったとしても!!御坂美琴とその周りの世界を守る!!」

美琴「・・・・・・・・」ツー

上条「だから、お前に何かあったときは、この上条当麻が、真っ先に駆けつけてやる!!」

美琴「・・・・当麻!!!」ダキッ

上条「!!・・・・・」ギュッ
ドカァーン

イン「当麻!!ご苦労さま、なんだよ!!」

イン「う、ん~~~~イケェーーーー!!」キュポッ

イン「ふぅ、駆け魂、勾~留!!」
160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/23(土) 23:58:27.55 ID:9q5iGTKc0
黒子「・・・・・・・・」ツー

桂馬「白井・・・・・・」

黒子「はっ、私・・・・・・・」

黒子「さよなら!!」シュッ

桂馬「白井!!」

桂馬「・・・・・・・・・・・」

エル「にーさま」

桂馬「・・・・・・・・・・・・」

エル「白井さん、帰っちゃいましたよ」

桂馬「・・・・・・・・・・・・」

エル「追わなくていいんですか?」

桂馬「・・・・・・・・・・エルシィ」

エル「はい」

161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/24(日) 00:01:13.25 ID:dqXGomqh0
桂馬「最終イベントだ」

エル「はい?」

桂馬「僕はこのイベントで駆け魂を出す」

エル「はい」パァ

桂馬「エルシィ、今回は少しだけ、役に立つかもよ?」

エル「は、はい、がんばります!!」
162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/24(日) 00:08:28.94 ID:dqXGomqh0
~~~翌日~~~

ドロロロロロロロ

桂馬「来た!!」

エル「へ?」

桂馬「とりあえず出ろ!!」

エル「はい、エルシィですけ―――」

イン「エルシィ!!大変なんだよ!!黒子がいなくなったって短髪から電話が!!」

桂馬「インデックス」

イン「ケーマ?」

桂馬「ああ、そうだ、で、御坂はなんて?」

イン「昨日の夜から一度も寮に戻ってないって」

イン「今、風紀委員の人や常盤台のひとが探してる」

桂馬「上条は?」

イン「当麻は聞いた瞬間、でてったよ」
163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/24(日) 00:15:26.71 ID:dqXGomqh0
桂馬「そうか、ありがとう」プチッ

エル「神様、どうしましょう、白井さんが・・・・」アセアセ

桂馬「エルシィ!!」

エル「はい!!」ビクッ

桂馬「このイベントは誰にも譲れない!!探しに行くぞ!!」

エル「ま、また、選択肢総当りですか?」

桂馬「おい・・・・・・・お前の頭についてるのは、ただの飾りか?」

エル「あ!!」

桂馬「さっさと調べろ!!」

エル「ハイィ」ビクッ

桂馬(ここは学園都市だ・・・・・見つかるのにそんなに時間は掛からないだろう)

桂馬(早く行かなくては・・・・・)

エル「にーさま!!発見しました!!ここです!!」

166: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/24(日) 17:27:57.07 ID:dqXGomqh0
黒子「お姉さま・・・・・・・」

桂馬「白井ーーーーーー!!」

黒子「桂馬さん!!」

桂馬「どこだーーーーーーー!!」

黒子「桂馬さん!!来ないでください!!」

桂馬「白井ーーー、いたら返事しろ!!」

黒子「桂馬さん?」

桂馬「エルシィ!!」

エル「はい!!」

桂馬「白井は本当にここにいるのか?」

エル「はい、現に今も反応してますし」ドロドロドロドロドロ

桂馬「いったいどこに居るんだ」

167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/24(日) 17:39:49.23 ID:dqXGomqh0
黒子「桂馬さん・・・・・気づいてないのですか?」

桂馬「白井ーーー!!」

黒子「こんなに近くに居るのに・・・・・・・・」

アレイスター『ちなみに、ここは初めて白井黒子が上条当麻にあったところだ、白井はベンチにうずくまっている、桂木はその目の前だ」

桂馬「う~ん、これも駆け魂の作用か・・・・?」

桂馬「かのんみたいに、消えてるのかも知れない」

エル「え!?じゃあどうやって見つけるんですか?」

桂馬「とりあえず、お前は違うところを探せ!!僕はここでもう少し探してみる!!」

エル「はい!!」フワフワ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「これで邪魔者は消えたか・・・・・」

168: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/24(日) 17:47:50.99 ID:dqXGomqh0
桂馬「条件は、『白井黒子を見えるようにする』『僕、白井、エルシィ以外の立ち入りを禁止する』

桂馬「能力発動」ブワッ

桂馬「大きさは半径50m位でいいか・・・・・・」カクダイチュウ

桂馬「・・・・・・・!!」

桂馬「白井・・・・・・・・・・そこに居たのか・・・・・・」

黒子「桂馬・・・・・・さん・・・・・・?」

169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 16:34:00.01 ID:dhH0O3jp0
~~~~白井黒子、攻略開始~~~~
黒子「・・・・・・桂馬さん・・・・・」

桂馬「白井・・・・・・・・・・どうしたんだ?皆、心配してるぞ」

そう言うと、白井は顔を俯かせた

桂馬「ほら、寮に帰ろう」ニコッ

黒子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ですの」

桂馬「なに?」

黒子「・・・・・・・・・・・・・いや・・・・・・・・・・・ですの」

桂馬「なんで?」

黒子「なんとなく・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「なんとなく・・・・・・・・・・帰りたくありませんの」

顔を俯かせたまま、声のトーンを低くして、今にも泣きそうな声でそう言った

170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 16:58:45.26 ID:dhH0O3jp0
それから、しばしの沈黙

黒子「・・・・・・・・・・・・・・・・・お姉さま」ボソッ

桂馬「やはりな」

黒子「!!」

桂馬「やっぱり、昨日の事か」

黒子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・よかったら、聞かせてくれないか?」

黒子「・・・・・・・・・・・・・・いやですの」

桂馬「話したら、楽になるかもしれないじゃないか」

黒子「うるさいですの!!」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「いいって言ってるですの!!」

桂馬「僕は、君の力になりたいんだ!!」

171: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 18:55:16.13 ID:dhH0O3jp0
黒子「っ!!・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・」

黒子「桂馬さんには・・・・・・・・か、関係ないことですの」
桂馬「関 係 な い こ と な ん か じ ゃ 、 な い !!」
黒子「!!」

桂馬「僕は、正直、今の君の気持ちは分からない」

黒子「・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「それでも!!悩んでる君を、だまって見ているだけなんてことは」

桂馬「絶対にしない!!」

黒子「//////!!」

172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 19:05:00.26 ID:dhH0O3jp0
桂馬「・・・・・・・・・」

黒子「・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・すまない、ついテンションが上がってしまった」

黒子「いえ・・・・・・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「・・・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・ありがとう・・・・ございますの」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・?」

黒子「その・・・・・・そこまで、私のことを心配してくれているなんて・・・・・思ってませんでしたの」」

黒子「で、では・・・・・・私の話・・・・・・き、聞いてもらえますの?」

桂馬「ああ」

173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 21:23:55.90 ID:dhH0O3jp0
『学園都市230万人の頂点、レベル5の第3位、超電磁砲の異名を持つ、常盤台のエース、御坂美琴お姉さま、

そんな特別な存在であるお姉さまは、どんな時でも中心、学校でも、なにかの事件でも、いろんな人の中心に

立っていましたの。

しかし、お姉さまは、そんな「人の輪」の中に入れないことを好ましく思っていませんでしたの。

しかしある時、お姉さまは自分と同じ、いや、それ以上の存在を見つけたのですの。

それから、お姉さまは、ことあるごとに、あのバカ、あのバカと・・・・・・うれしそうに言うんですの

たまに、帰ってこない事もありましたの。理由を聞いても、「あーー!!ほんとっムカつく!!なんで当たらないのよ!!」

などと、これもまた、楽しそうに・・・・・いつもいつもいつもいつも、あの方の事を語るんですの。

あ、この心のモヤモヤは嫉妬だな・・・・・・と、すぐに気づきましたの。

それから、あの類人猿とお姉さまが近づくのを阻止しようと・・・・・まぁ、たまにはやり過ぎたこともありましたの。

しかし、それはお姉さまのため!!と、最初の頃はそう思ってやっていましたが、しだいにその思いは薄れていきました。

だって、お姉さま・・・・・・すっごく楽しそうでしたの。

私たちと一緒に過ごすときの時間と、あの方と一緒に過ごす時間は、あきらかに、違っていました。

174: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 21:41:17.03 ID:dhH0O3jp0

やっぱり、私はあの方と同じ位置には立てないのだと思いました。

お姉さまにとっての、私は、ただの後輩、ただの円の中の一人だと、

お姉さまにとっての、あの方は、並んで共に歩んでいく人。

くやしい、お姉さまの隣には、私が居たかったのに

くやしい、こんなにお姉さまを愛しているのに

私は、負けたのです。類人猿にじゃない、お姉さまの思いに勝てなかった

お姉さまのお隣に立てなかった・・・・・・私には、届かなかった

私では、ダメだった

私では、いけなかった

私みたいのは、いっぱい居た

私は、特別じゃなかった

私では、足りなかった

私には、出来なかった

175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 21:57:54.14 ID:dhH0O3jp0

ゆえのこの現実、あの方が、手にし、私はこぼれた

いやだ、認めない、お姉さまは私のもの!!

いやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
いやだいやだいやだいやだいやだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


お姉さまは、私のものじゃない

176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 22:02:32.20 ID:dhH0O3jp0
桂馬「白井!!」

黒子「」

桂馬「しっかりしろ!!」

黒子「」

桂馬「おい!!」

黒子「」

桂馬「くそっ、逆効果だったか・・・・・・」

黒子「」ズズズズズ

桂馬「?」

黒子「」グバッ

桂馬「白井!!」

エル「にーさま!!」

桂馬「エルシィ!!」

エル「その駆け魂は危険です!!レベル4に達しました!!」

177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/25(月) 22:07:54.19 ID:dhH0O3jp0
桂馬「レベル4!!ってことは、檜のときみたいに、暴れだすのか!?」

エル「はい、今、応援が駆けつけて来ます!!」

『今の黒子、普通の黒子が、真っ黒』

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・いや」

エル「?」

桂馬「その必要はない」

エル「?」

桂馬「この展開は、倒せばそれでクリア、ゲームでは、よくあることだ」

エル「そんな、ゲームの通りにいく訳ないじゃないですかぁ」

桂馬「大丈夫、僕を信じろ」

181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 20:42:18.16 ID:wGPH0+1z0
桂馬(さて、これは本当に倒していいのか?)

黒子「ですのぉぉーー!!」

桂馬(だめだ!!戦うのはあくまで駆け魂、白井と戦っても意味がない)

黒子「ですのぉぉぉぉ!!」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・やるか!!」

桂馬「条件、『白井黒子の心への侵入』能力発動!!」

黒子「ですのぉぉぉぉぉと!!」

桂馬「行くぞ!!」

182: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 20:48:32.72 ID:wGPH0+1z0
*******************************************************
*******************************************************
桂馬「ここは・・・・・・・・・・・・・・・・・・城?」

桂馬「なぜに城?」スタスタ
桂馬「おじゃましまーす」ギィイ

桂馬「うぉ!!」
黒子「」

桂馬「し、白井?」

183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 20:54:27.06 ID:wGPH0+1z0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そうだったのか!アレ上解説

『今、白井黒子は鉄格子の中で鎖に繋がれている、意識はない』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
桂馬「白井!!」ガシッ

黒子「」

桂馬「おい!!僕だ!!しっかりしろ!!」

黒子「」

桂馬「起きろーー!!」

黒子「」

桂馬「クソッ、どうすればいい・・・・・」

184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:00:45.33 ID:wGPH0+1z0
シュッ

桂馬「!?」サッ

ドゴォォォォォン

桂馬「な、なんだぁ!?」

ペタ

桂馬「?」

ペタ ペタ

桂馬「!?」

桂馬「白井・・・・・・・・・・じゃないな」

黒子?「ギギギッ」

桂馬「ついに出たな!!駆け魂!!」

闇子「ギギギッ、グギャァーーー!!」

桂馬「白井は僕が救う!!」

185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:12:35.80 ID:wGPH0+1z0
桂馬「いくぞ駆け魂!!お前は僕が、必ず倒す!!」

闇子「グヒッゲハハハハハハ!!」

桂馬「ハッ」

瞬間、僕は能力を発動させた

闇子「ギヒヒヒヒヒッ」

桂馬「炎」

僕がそう叫ぶと、やつの周りには炎が現れた

闇子「グキキキキッ」

やつは、ただ奇声をあげるだけ、まったくダメージを受けていないようだ

桂馬(まぁ、予想の範囲だ)

僕が普通に戦えば、十中八九、僕が勝つだろう

だが、

こいつは白井の心、つまり、僕は、白井の心に攻撃を加えなくてはいけない

186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:25:04.26 ID:wGPH0+1z0
桂馬(やっぱり、楠みたいに、やんなきゃダメかなぁ・・・・?)

要は、思いの攻撃だから、素手での殴りあいが一番だというが・・・・・・

桂馬(痛そうだなぁ・・・・・・・・・・)

桂馬(やっぱり待つしかないか・・・・・・)

闇子「オ、ゴォォネェェェェェェェ」

桂馬「とりあえず、足止めだ!!」

闇子「オ、オ・・・・・・」

桂馬「いけるかっ!?」

闇子「オネ、オ、オ、オネエ」

桂馬「」ゴクッ
闇子「オ、オネエ・・・・・・オネェェェェサマァァァァァァァ!!!!!」

187: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:36:39.82 ID:wGPH0+1z0
桂馬「きたっ!!」

僕はこのときを待っていた、

そう、やつがしゃべれるようになるのを

闇子「オネェェェェェサマァァァァァ!!」

それはもちろん、駆け魂が強くなった、ということだが、

闇子「オネエサマ・・・・・・・」

僕は僕のやりかたで

桂馬「白井!!」

闇子「グギギギッ」

闇子「ケイマ・・・・・・・サン」

桂馬「そうだ!!僕は君を助けに来た!!」

闇子「け、桂馬さん」

188: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:47:09.32 ID:wGPH0+1z0
桂馬「白井、みんなの所に帰ろう!!」

闇子「・・・・・・・・・d」

桂馬「みんな、君の事を大切におもってるんだ!!」

闇子「・・・・・・・・・・だ」

桂馬「みんな、君と一緒に居たいと思ってるんだよ、きっと、御坂も!!」

闇子「だ、だまれぇぇぇぇぇぇぇ!!ですのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ドゴォォォォオ

桂馬「ウワァッ!!」

闇子「だまれだまれだまれ!!お姉さまは私のものだ!!誰にも渡さない!!」ゴォンッ

桂馬「ドワァッ」

闇子「私はお姉さまの為に生きてきた!!だからお姉さまは私の為に生きるんだ!!」ドギッ

桂馬「うっ!!」カスッ

闇子「お姉さまは、私 の も の だ ああああああああああああああ」ドガァァァァン
189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:55:40.60 ID:wGPH0+1z0
闇子「なんで・・・・・なんで・・・・・?」

闇子「お姉さまの為に、立派な淑女になろうとした」

闇子「お姉さまの為に、普通の中学生はやめた」

闇子「お姉さまの為に、私さえも捨てたというのに!!」

闇子「お姉さまは、私のものであるべきなのに!!」

闇子「グアアアアアアアアァァァァァァァ!!」

桂馬「白井!!」

190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 21:59:24.34 ID:wGPH0+1z0
桂馬(『私さえも捨てた』?・・・・・・・・・・はっ!!)バッ

黒子「」

桂馬(そうか!!あの白井は昔の・・・・・・いわば封印した白井、こっちが今の白井)

闇子「お姉さまぁぁぁぁ!!・・・・・・・」

桂馬「白井!!」

闇子「うっ」

191: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 22:10:21.88 ID:wGPH0+1z0
桂馬「白井!!お前は間違っている!!」

闇子「グッ!!」

桂馬「理想の世界にいたいなら・・・・・いや、したいなら!!」

桂馬「現実【リアル】に負けるな!!」

桂馬「現実の壁で立ち止まってたら、いつまでたっても、理想へはいけない!!」

桂馬「みんな一度はぶち当たる!!それでも超えなきゃ!!」

桂馬「現実から逃げたら、そこで終わりだ!!勝手にあきらめるな!!」

闇子「・・・・・・・・・・・わ」

闇子「分かったようなことを・・・・・言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 22:17:39.07 ID:wGPH0+1z0
闇子「それが出来ないから、なんどやっても出来ないから!!」

闇子「それでも、あきらめたくないから、苦しい!!」

闇子「助けて、たすけてよ・・・・・・・私を・・・・・たすけ――――」

桂馬「・・・・・」ギュッ

闇子「え?」

桂馬「苦しいのは・・・・・みんなそうだ・・・・・・」

桂馬「悲しいのも・・・・・みんなそうだ・・・・・・」

桂馬「だから、僕らがいる」

桂馬「仲間【僕たち】は君のために、仲間【君たちは】僕の為にいる」

闇子「うっ」

桂馬「悲しいときは、泣けばいい」

桂馬「苦しいときは、あがけばいい」

194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 22:26:39.57 ID:wGPH0+1z0
桂馬「僕らはすべてを受け止める」

桂馬「作った君じゃなくて、本当の君を」

桂馬「だから、君は君の理想を目指せ!!」

桂馬「君は君のままで、君が居たい場所に居ろ!!」

桂馬「そしたら、もっと理想に近づける」

桂馬「だから・・・・・・もう、楽にしていいんだ」ギュッ

桂馬「本当の仲間が、君を待ってる」

闇子「桂馬・・・・・・さん」サラサラサラ
ガコッ  ガラガラガラ

桂馬「!!」

195: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 22:32:27.19 ID:wGPH0+1z0
桂馬「白井!!」

黒子「う・・・・桂・・・・馬、さん」

桂馬「白井!!大丈夫か!?」

黒子「ええ・・・・・」

桂馬「よかった・・・・・・・・」

黒子「桂馬さん」

桂馬「?」

黒子「ありがとうございました」

黒子「桂馬さんの声、届いていましたよ」

桂馬「・・・・・」

黒子「私は、勘違いしていました」

黒子「お姉さまと居るには、ふさわしい人間にならないといけない・・・・と」

196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 22:41:18.42 ID:wGPH0+1z0
黒子「でも、私でいいんですよね?」

桂馬「ああ」

黒子「私は、これから理想の世界に出来るようにがんばります!!」

桂馬「ふっ」

黒子「?」

桂馬「がんばれよ、黒子」
・・
黒子「!!//////////」

黒子「ふっ」

黒子「理想の世界の中には、あなたも入っているのですのよ、桂馬さん」チュッ

桂馬「//////」

=========================================================================================================================

197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/26(火) 22:49:14.93 ID:wGPH0+1z0
駆け魂「グワァァァァァァ!!」

イン「形が崩れた!!」

エル「今です!!」

一方「オゥ!!」

一方「ベクトルパーンチ!!」ドゴォォォォン

駆け魂「グェェェェェェ!!」

一方「くくかかかくくかかききくかかきくかきくかァァァァァァ」

一方「愉快なオブジェにしてやろォォかァァ?」 ドカドカドカドカ

駆け魂「グギェェェェェェ!!」

イン「今だよ!!吸って!!」

エル「はい!!」

イン・エル「うぅーーーー」ゾォォ

駆け魂「グ、グギゲェェェェェェ!!」ズズズズズ

イン・エル「駆け魂、拘ー留!!」

201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/27(水) 20:16:18.77 ID:6iySo1e50
エル「にーさま!お疲れ様です」

桂馬「ああ、エルシィか・・・・・・・・・」

エル「なんですか?もう、私だってがんばったんですよ!!」

エル「セロリさんが宿主ごと拘留しようとしたのを、必死に止めたんですよ!!」

桂馬「あぁ、よくやったな」

エル「え?・・・・・・・・・・・・・・・あ、あなた、さては神にーさまじゃ、ないですね!!」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・」スタスタスタ

エル「ちょ、待ってくださいよぉ~」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・」
202: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/27(水) 20:30:12.53 ID:6iySo1e50
???「あ!!いましたぁ」ブンブン

桂馬「?」

???「桂馬ちゃーん」

桂馬「げっ、小萌先生・・・・・・・・・・・」

小萌「学校サボって、なにしてたんですかぁ?」

エル「そ、それは・・・・・・・・その・・・・・・・」

桂馬「遊んでました」キッパリ

小萌「堂々と言えば、なんでも許されると思ったら、大間違いですよぉ」ニコォォ

上条「おっ、桂馬」

桂馬「おお上条、いい所にきた」

上条「桂馬、お手柄だったな!!やっぱりすごいぜ!!極東一番はだてじゃな――――」

小萌「上条ちゃん」

上条「小萌先生・・・・・・・・」

203: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/27(水) 22:30:25.21 ID:6iySo1e50
上条「な、なんでここに・・・・・・」

小萌「もう、みんな補修ですからね!!」プンスカ

桂馬「ははは・・・は・・・は・・・・」

エル「う、補修・・・・・・・・・」

上条「不幸だぁーーーーーーーー!!」

205: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 18:32:26.82 ID:IuvXrxOD0
~~~で、翌日~~~~~~

小萌「はいはい、みなさーん、これから身体測定【システムスキャン】の結果発表をしま~す」

一同「えぇーーーーーーー」ブゥブゥ

小萌「グダグダ言ってんじゃないですよ」

小萌「はい、荒井くん―――――――――――――」

桂馬「なぁ上条」

上条「ん?なんだ」

桂馬「結局、僕を学園都市に呼んだ理由は、なんなんだ?」

上条「は?」

桂馬「いや、僕はお前の代わりに『ここで働け』って言われたんだぞ?」

上条「えっ?いやいやいや、聞いてない聞いてない」

桂馬「はぁ?」

上条「俺はなにも聞いてないぞ」
206: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 18:44:08.69 ID:IuvXrxOD0
桂馬「ん?じゃあなぜだ?僕・・・・・来なくてよかったんじゃ――――――」

小萌「桂馬ちゃん」

桂馬「あぁ」スクッ

上条「いってら」

小萌「みなさーん、注目ーーーー」パンパン

小萌「今回、桂木桂馬ちゃんは、8人目のレベル5になりましたぁ」

一同『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」

小萌「みんなも、うちのクラスから、レベル5が出た事を誇りに思い、そして、自分にも可能性があることを―――――」

上条「け、桂馬!!お前もレベル5なのか!?」

吹寄「貴様!!何をした!!うちの学校からそんな者が出るわけなかろう!!」

「桂木!!なにもんだよ!!」「桂木、すごい!!」「桂馬くん・・・・・・」ぽっ

桂馬「な、なんだ!!僕にふれるな!!」

小萌「み、みなさーん、落ち着いてくださーい!!」アワアワ

207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 18:57:17.20 ID:IuvXrxOD0
小萌「おほんっ、では、桂馬ちゃんの検査書を読み上げます」

小萌「   名前   桂木桂馬

能力名  理想世界【セカンドディメンション】

レベル  5

序列   第1位

一同「第一位ぃぃぃぃぃ!?」

小萌「は、はい、で、でもぉ!第一位といっても、同率一位ですが」

上条「で、でもスゲーよ!!あの、一方通行と並んじゃうなんてさ!!」バンッ

桂馬「うぉ、・・・ぼ、僕は現実とは関係ない!!これ以上僕にふれるな!!」

エル「神様ぁ!!やっぱり神様は神様だったんですね!!」

桂馬「うるさい!!見るな、触るな、近寄るな!!」

吹寄「またまたぁ、嬉しいくせに」ガスッガスッ

桂馬「グホッ、は・・・・・はいってる・・・・・・」ワキバラ

210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 21:04:33.93 ID:IuvXrxOD0
~~~放課後~~~

桂馬「はぁ・・・・・・・」ボロッ

上条「うぉっ!」

桂馬「もうやだ・・・・・・・・現実は痛いだけだ・・・・・・」

上条「なんか、俺の不幸が移ってる気がする・・・・・・・」

エル「あ!!消防車!!」ピュンッ

上条「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

桂馬「ゲ、ゲーム・・・・・・・・・・・・・・・」

上条「なにがあったんだ?・・・・・まぁ大体予想はつくが・・・・・・・・」

桂馬「学校中の生徒が押し寄せてきた」

上条「それはそれは・・・・・・・・・・・・・・モテモテですなぁ」

桂馬「どこが!!」クワッ

上条「ほ、ほんのジョークだよ!!メキシカンジョーク!!」

桂馬「みんな「能力見せて」だとか「レベル5になった感想は!?」とか・・・・・・・・うるせぇんだよ!!」

211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 21:16:16.14 ID:IuvXrxOD0
上条「まぁ、しょうがないよ、こんな中堅高校にレベル5なんて出るわけないんだから」(あれ?俺のボケはスルーなの?)

桂馬「はぁ・・・・・・・・・・不幸だ・・・・・・」ズゥーーン

上条「おい、俺のセリフ取るなよ」

桂馬「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す(笑)」

上条「なんで知ってる!?」

桂馬「神だから」

上条「神様すげーな!!」
???「っ、無視すんなやごらーーー!!」アタック☆

上条「ゴフッ」

桂馬「おぉ!!」

美琴「あ、あぁぁぁ///////」オシタオシ

上条「ビ、ビリビリ?」オシタオサレテ

桂馬「犯っちゃいな」キラッ

212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 21:25:43.41 ID:IuvXrxOD0
上条「・・・・・・・・桂馬・・・・・・キャラ崩壊がハンパない」

桂馬「ここに来て?」

上条「あとちょっとなのに・・・・・・・」
美琴「だ~か~ら!!無視すんなやーーー!!」ビリビリ☆

上条「うぉっ!!」キュィーン

桂馬「・・・・・・」ボクノセカイニハイッテコナイデ!

美琴「ちっ」

上条「お、おい!!俺以外の人にも当たってんじゃねーか!!」

美琴「はぁ?バカにしてんのちゃんと、一般人を避けるコントロールはあるっての」

上条「はぁ?桂馬にあたってんじゃねーか!!」

美琴「だ~か~ら、『一般人』は避けてるって」

213: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 21:43:49.50 ID:IuvXrxOD0
美琴「現第一位、桂木桂馬・・・・・・・・・でしょ?」

桂馬「知ってたのか!?」

美琴「当たり前でしょ、電子機器だったらなんでも侵入しちゃうわよ」フフン

上条「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それって、犯罪じゃ・・・・・・・・・・」ジトォー

美琴「こ、細かいことは気にしないの!!」

美琴「それにしても、自販機に2000円飲み込まれてたやつが・・・・・・・・第一位ねぇ」ニヤニヤ

上条「な、なんだよっ」

美琴「いえいえ、なんでもございませんよぉ」ニヤニヤ

美琴「どっかの誰かさんとは、大違いだなぁ、なんて思ってもいませんよぉ」ニヤニヤ

上条「くっ」

桂馬「では、お先に失礼しま~す」ニコッ

上条「なぜに!?」

桂馬「いや、せっかくの、ラヴラヴタイムを邪魔しちゃ悪いなーーーと思って」

214: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 21:49:03.33 ID:IuvXrxOD0
美琴「はぁ!?//////な、なにいってんの!?なんでこいつとっ、その・・・・・・」アセアセ

上条「なんでこんなビリビリとラヴラヴしなくちゃいかんのだ!!上条さんはもっと大人な、セクシーバディと・・・・・・・・」

美琴「ピキッ」ビリッ

ズドォーン

上条「不幸だぁーーーーーーーーーーーーー!!」

215: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 21:56:28.21 ID:IuvXrxOD0
上条「」プスプス ←上条だったもの

美琴「で、あんた!!」

桂馬「?」

美琴「勝負よ!!」ビシッ

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?」

美琴「だから、勝負よ!!」ビシッ

桂馬「・・・・・・・・・・すまない、話の流れについていけない・・・・・・・」

美琴「あぁーーーーもう!!」

美琴「だぁかぁらぁ!!あんたは私と勝―――――――」

黒子「お姉ぇさまぁー♪」ダキッ

美琴「うおっ、って黒子・・・・・・」

黒子「こんなところでお姉さまとお会いできるなんて、今日はついてますわ!!」

216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 22:12:03.18 ID:IuvXrxOD0
黒子「んふふぅーーお姉さまのにおいが、体中にいきわたっていくのがわかりm―――――」

美琴「セイヤァーーー!!」ドシィーン

黒子「ぐえっふ」

黒子「あら、桂馬さん」

桂馬「いや、気づくの遅いだろ」

黒子「こんなところで何をしているんですの?・・・・・・・・・・ま、まさか、お姉さまをレイp――――――」

美琴「ドッセェーイ」バチィーン

黒子「ぐふっ」

黒子「ジョ、ジョークですの・・・・・・メキシカンジョーク」

桂馬「メキシカンってなんだよ」

上条(あれ!?ツッコムの!?)

217: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 22:58:57.10 ID:IuvXrxOD0
桂馬「そういう、黒子こそ、なにしてんだ?」

黒子「私は、パトロール中ですの」

美琴「一人なの?」

黒子「いえ、さっきまで初春もいたのですが・・・・・・・」

初春「白井さーん!!」ハァハァ

黒子「まったくもう、どこへ行ってたですの」

初春「白井さんが「お姉さまのにおいがする!!」とか言って、飛んでったんじゃないですかぁ」

美琴「あいかわらずね・・・・・・・・・」

黒子「むっ、失敬な、私も日々、進歩してますのよ」

美琴「へぇ、なによ」

黒子「たとえば、『お姉さまの匂いを嗅ぎ分ける能力』とか『お姉さまに気づかれないで抱きつく方法』とか・・・・・・・」

桂馬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ジトーーォ

218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 23:28:46.01 ID:IuvXrxOD0
美琴「いらない力ね・・・・・・・・・・」

黒子「失礼なっ!!」

美琴「あんたねぇ、やりたい事とかないの?」

黒子「もちろん!!お姉さまをペロペロチュパチュパクンカクンカしたいですの!!」

美琴「」ズザザザーーー

桂馬「さすがにひくは・・・・・・・・・・」

美琴「いや、マジで・・・・・・・・・・・」

黒子「ちょ、ちょっと!!」
219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) 2011/04/28(木) 23:39:22.67 ID:IuvXrxOD0
黒子「私にだって、やりたい事位ありますの」プンプン

桂馬「ほおぅ」ニヤッ
黒子「私の世界(理想の世界)を守ることですの」
黒子「私は、私の世界(理想の世界)のジャッジメントですの!!」

――END――

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