1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:49:14 ID:1b/QAV4o
◇
ほむら「転校初日なのにうっかり寝坊してしまったわ」
ほむら「急いで走っているけど間に合わなそうだわ」
一方通行「ベクトル操作」
ほむら「あっ、急に加速したわ」
ほむら「イチローのレーザービームくらいの速度が出てるわ」
ほむら「これならHRに間に合いそうだわ」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:49:49 ID:1b/QAV4o
◇
和子「転校生を紹介しまーす」
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
ほむら(今度こそ守ってみせるわまどか)ギロリ
まどか(ふええ、なんか睨まれてるよぉ)
ほむら(しまった、気合いを入れすぎてまどかが怯えているわ)
一方通行「ベクトル操作」
ほむら(あっ、なんだか顔の筋肉がリラックスして自然な笑顔になったわ)
まどか(素敵な微笑みだなぁ、仲良くなれそうかも!)
ほむら(ありがとう一方通行さん)
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:50:53 ID:1b/QAV4o
◇
ほむら「貴方はこの世界が尊いと思う?」
まどか「えっと……」
ほむら(しまったわ、緊張のあまり厨二病発言をしてしまったわ)
ほむら(まどかがどん引きしてるわ、どうしよう)
一方通行「ベクトル操作」
まどか「ふふっ、ほむらちゃんって面白い子なんだね」
ほむら(あ、まどかの副交感神経が優位になったわ)
ほむら(ありがとう一方通行さん)
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:51:29 ID:1b/QAV4o
◇
ほむら「とりあえずキュゥべえを狩るわ」
バンバン
QB「危ないじゃないか」
ほむら「避けられたわ」
ほむら「もう一度撃ってみるわ」
一方通行「ベクトル操作」
バンバン
QB「キュッ!!」
ほむら「あっ、弾が当たるようになったわ」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:52:12 ID:1b/QAV4o
◇
マミ「飲み込みが悪いのね、見逃してあげるって言ってるのよ」
ほむら(困ったわ、巴さんと敵対してしまったわ)
ほむら(何とかして誤解を解けないかしら)
一方通行「ベクトル操作」
ほむら「Gradirei fare amicizia con sovrappeso.」
マミ「!?」
ほむら(あ、なんだか急にイタリア語が流暢になったわ)
マミ「ふふ、貴方イタリア語が話せるのね! 素敵だわ♪」
ほむら(巴さんの警戒が解けたわ)
ほむら(ありがとう一方通行さん)
6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:53:23 ID:1b/QAV4o
◇
マミ「一気に決めさせて貰うわよ! ティロ・フィナーレ!」
ほむら「待って巴さん! 油断しちゃ……」
シャルロッテ「あーん」
マミ「……!?」
ほむら(お菓子の魔女が巴さんを丸かじりしようとしているわ)
ほむら(いけない、このままじゃ間に合わないわ)
一方通行「ベクトル操作」
なぎさ「なぎさはチーズを食べたかっただけなのです」
マミ「えっ?」
ほむら(あっ、魔女が人間に戻ったわ)
ほむら(おかげで巴さんもかじられずに済んだわ)
ほむら(ありがとう一方通行さん)
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:55:14 ID:1b/QAV4o
◇
恭介「もうこの手は動かないんだよ! 奇跡でも起こらない限り……!」
さやか「あるよ! 奇跡も魔法もあるんだよ!」
ほむら(大変だわ。このままじゃ美樹さやかが契約してしまうわ)
一方通行「ベクトル操作」
恭介「動いた」
さやか「えっ」
ほむら(ありがとう一方通行さん)
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:55:45 ID:1b/QAV4o
◇
杏子「ふーん、あれが噂のイレギュラー?」
一方通行「ベクトル操作」
杏子「あっ……」
ほむら(杏子がお団子を落としたわ)
杏子「う、うう……落としちゃった、もう食べられないよぉ」
ほむら(なんだか泣き顔の杏子ってゾクゾクするわ)
ほむら(ありがとう一方通行さん)
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:56:55 ID:1b/QAV4o
◇
杏子「言って分からねーならボコボコにしてやるしかないよねぇ!!」
マミ「くっ……!」
なぎさ「喧嘩はダメなのです!」
まどか「どうしよう! このままじゃマミさんが!」
QB「僕と契約すればマミを助けられるよ」
まどか「本当!?」
ほむら「大変だわ、このままじゃまどかが契約してしまうわ」
一方通行「ベクトル操作」
杏子「あっ! 鯛焼きが空を泳いでる!」
マミ「ホントだ! 写メ撮らなきゃ!」
ほむら「戦いの雰囲気じゃなくなったわ」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:57:49 ID:1b/QAV4o
◇
QB「君たち魔法少女はゾンビなんだよ」
杏子「まじかよ」
QB「あと絶望すると魔女になるよ」
マミ「魔法少女が魔女を産むならみんな死ぬしかないじゃない!」
ほむら「大変だわ、巴さんがご乱心だわ」
一方通行「ベクトル操作」
マミ「あら、魔法が使えなくなったわ」
杏子「ほんとだ」
ほむら「みんな人間に戻ったみたいだわ」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 22:58:51 ID:1b/QAV4o
◇
杏子「魔法が使えなくなったせいで暮らしが不便なんだけど」
ほむら「私も心臓病が再発しそうだわ」
さやか「恭介に告白する勇気がなくて……」
マミ「美味しい紅茶がほしいわ」
なぎさ「チーズが食べたいのです」
一方通行「ベクトル操作」
ほむら「全部解決したわ」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 23:00:04 ID:1b/QAV4o
◇
まどか「明日は雨なんだってー」
さやか「うん、かなりの嵐がくるみたいだよ、なんかスーパーセルとかなんとか強そうな名前の」
マミ「困ったわね、せっかく皆でお出かけの予定なのに」
杏子「あーあ、天気予報が外れれば良いのになー」
ほむら「残念だけどほら、天気図の雨雲の動きから言って……」
一方通行「ベクトル操作」
ほむら「あら、雨雲がどっか行ったわ」
まどか「これなら明日も晴れだね!」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 23:00:41 ID:1b/QAV4o
◇
ほむら「こうして私達はワルプルギスの夜を打ち倒して見滝原を守ることが出来たのだった」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
マミ「でもこうなると残った魔女たちが人々に危害を与えることが心配だわ」
ほむら「そうね、私達はもう魔法少女じゃないし」
一方通行「ベクトル操作」
ほむら「あっ、過去と未来全ての魔女が生まれる前に消え去ったわ」
まどか「もう絶望する必要なんてない!」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 23:02:31 ID:1b/QAV4o
◇
QB「どうしよう、エントロピーで宇宙がやばいよ」
QB「魔法少女がいなくなったからエネルギーが回収出来ないよ」
一方通行「ベクトル操作」
QB「すごい感情エネルギーを感じる」
QB「幼女が登り棒で遊ぶことにより発生する感情からエネルギーを得られるようになったよ」
QB「これで宇宙は安泰だ」
ほむら「ありがとう一方通行さん」
15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/30(木) 23:03:26 ID:1b/QAV4o
くうつかれましたこれにて完結です!!
>>1の次回作、
ほむら「貴方を雇うわ、劣等生」司波達也「……舐められたものだな」
に、ご期待ください!!