【モバマス・クロスSS】堀裕子「ぼええええ!」剛田武「ホゲーーー!」矢吹可奈「!!」【ドラえもん】

1 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:01:02.75 ID:ba3lm/HG0
346のアイドルと765のアイドル、
さらには我らが大スタージャイアンの夢の共演…的な何か。
2 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:02:09.62 ID:ba3lm/HG0
堀裕子「困りました…さいきっく大弱りです…」てくてく…

裕子「この前温泉で撮影のお仕事をして以来、歌の音程が取り辛い…」

裕子「ここはこっそりさいきっく発声練習で普段の感覚を取り戻さなくては!」

裕子「でないと、プロデューサーに会わせる顔がありません…!」

ーーーーーー
3 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:02:46.97 ID:ba3lm/HG0
矢吹可奈「るんるんるー♪ 今日はーとってもいい天気ー♪ 可奈はーいつでもノーテンキ~♪」

可奈「なんだか今日は喉の調子がいいかも!昨日買った新作のど飴の効果かなぁ」

可奈「この歌声を、もっと多くの人に聞かせたいなぁ~♪」

可奈「そうだ、どうせなら今のうちに発声練習でもして、プロデューサーさんを驚かせちゃおう!」

可奈「発声練習~♪ らーらー♪」

ーーーーーーー
4 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:03:17.27 ID:ba3lm/HG0
ーーーー

ーー

ドラ「こういうお天気のいい日は」てくてく…

のび太「町ゆくのら犬の足どりさえはずんでいるね。」てくてく…

のら犬「~♪」
5 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:03:59.61 ID:ba3lm/HG0
二人「……?」ぴたっ

のび太「……なにか不吉な気配がする………。」

ドラえもん「ゆく手はるかにたちこめる黒雲のようななにかが……。」

のら犬「………!?」びくっ!

のら犬「きゃんきゃんきゃん!」←逃げた
のび太「………これは……ただごとじゃないぞ!」
6 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:04:42.74 ID:ba3lm/HG0
ーーーーーーー

ー事は、ドラ達が来るほんの数分前にさかのぼる…

いつもの空き地…
7 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:05:22.56 ID:ba3lm/HG0
スネ夫「あのアイドルの矢吹可奈ちゃんとは知り合いでね」←何人かに自慢中

スネ夫「スネちゃんカナちゃん、なんて呼び合う仲だったりするわけ、これがさあ」がやがや…

スネ夫「こないだなんてあの346プロの堀裕子ちゃんとばったり!」がやがや…

スネ夫「うん、そうそう。パパがあの美城常務と知り合いでね、それでさあ」がやがや…

ジャイアン「なんでえ、みんなして! そんなにアイドルの歌がいいってのかよ!」がおっ!
8 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:05:53.78 ID:ba3lm/HG0
スネ夫「ど、どうしたのさジャイアン、いきなり大声だしちゃったりなんかして」どよどよ…

ジャイアン「うるせえうるせえ!あっちがアイドルならな!おれだって世紀の大スターなんだぞ!」

ジャイアン「てめえらおれの歌はきこうともしないで、そんなにアイドルのほうがいいって言うのかよ!」
9 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:06:49.32 ID:ba3lm/HG0
きゃー!わー!わー!←逃げまどう子どもたち

裕子「あ、ちょうどよさそうな空き地がありましたよ可奈ちゃん!」←偶然出会った

可奈「わあ、ホントにみつけちゃうなんて、さいきっくってすっごいんだな~♪ろーきっくならでっきるかな~♪」

スネ夫「ジャジャジャジャイアン!ジャイジャイアン!」

ジャイアン「なんだ!てめえ、いまさらいのちごいをしたってな、そうかんたんには」
10 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:07:19.82 ID:ba3lm/HG0
スネ夫「後ろだよジャイアンってば!アイドル!ほんもののアイドル!」

裕子「よーっし、それじゃあ歌いましょう可奈ちゃん!私に合わせてください!」

可奈「はい!なるべく音を外さないようにがんばります!」

ジャイアン「そんなに言うならな、今からでもきかせてやる、よーく聞け!」

スネ夫「ちょっと待って、ジャイアン!」
11 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:08:58.75 ID:ba3lm/HG0
ーこのときスネ夫は、自分の周りの時間がゆるやかに流れるような錯覚に陥った。

後に、彼は自身の著書にてこう綴った。

「人ってさ。ほんとに死をかくごするときはおだやかな気持ちになるんだなぁって」

ー骨川スネ夫著ースネ夫ヘアーに学ぶ上向き経営術ー

ーーーーー
12 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:09:30.78 ID:ba3lm/HG0
ー現在ー

ドラえもん「何が起こっているのか」

のび太「こわいけど見たい。」そろそろ…

覗き込む二人。

ーー刹那。
13 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:10:41.99 ID:ba3lm/HG0
武「ほげええええええええええええええええええええええええ裕子「ぼええええええええええええええええええええええええ可奈「ぼへええええええええええええええええええええスネ「ギョエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」
14 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:11:11.14 ID:ba3lm/HG0
のびドラ「うわあああっ!」←弾き飛んだ

ドラえもん「な、なんだなんだ!?」~♪~♪~♪

のび太「すごい歌…!ドラえもんなんとかしてぇ…!」~♪~♪~♪

ドラえもん「バカを言うな!ぼくにだってできることとできないことくらいあるんだぞ!?」~♪~♪~♪
15 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:11:39.43 ID:ba3lm/HG0
ネズミの群れ「チュウ…」ふらふら…

ドラえもん「!!??」~♪~♪~♪~♪

のび太「すごい、あちこちの家からネズミやゴキブリがにげていくよ!」~♪~♪~♪~♪

ドラえもん「超音波…いや、怪音波のせいで家にいられなくなって出ていくんだよ!」~♪~♪~♪

Q太郎「」ふらふらふら~……どさっ…

ドラえもん「見ろ、オバケまでおちてきた!」~♪~♪~♪
16 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:12:12.11 ID:ba3lm/HG0
のび太「……思ったんだけどさ。ジャイアン達本人は、どうしてあんなにけろっとしてられるんだろう?」~♪~♪

ドラえもん「当たり前だろ、フグが自分の毒で死ぬか!?」~♪~♪~♪

スネ夫「」~♪~♪~♪~♪

のび太「す、スネ夫が真っ青だよ!早く助けないと!」~♪~♪~♪~♪

ドラえもん「そ、そうだった!『とりよせバッグ』…『マジックハンド』…これでもない、あれでもない…」
17 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:12:49.29 ID:ba3lm/HG0
ーーーーーーー

ースネ夫は無事救出され、ドラえもんとのび太は逃げ出しましたー
ジャイアン「やるじゃねえか、アイドル!」がしっ!

裕子「はい!武くんもなかなかの美声でした!」ぎゅっ…(握手)

可奈「また三人でこうして歌いたいですね!いいコーラスだったなぁ~♪」すっ

ジャイアン「俺たち三人は心の友だ!また集まって、歌おうぜ!」パチン!(ハイタッチ)

三人「おー!」
18 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:13:19.71 ID:ba3lm/HG0
ジャイママ「タケシ!!また近所迷惑な歌響かせて、やかましいったらありゃしないよ!」だだだ…!

ジャイアン「やっべえ、かあちゃん! じゃ、じゃあな、またいつか必ず会おうぜー!」だだだ…!

二人「ばいばーい!」

ジャイママ「待ちな!タケシーーーーー!!」

ジャイアン「ぎゃーーーーーごめんよかーちゃあああああん!!」

二人「……ふふ」

「あははははは…」

ーーーーーー
19 : ◆tPHkm/jYV. 2015/12/11(金) 00:13:45.60 ID:ba3lm/HG0
ーおしまい。

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