【Fate×北斗の拳】セイバー「問おう、アタタが私のマスターか」【クロスSS】

【Fate×北斗の拳】セイバー「問おう、アタタが私のマスターか」【クロスSS】

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:28:35.32 ID:gF/1RyHCO
ラオウ(今噛んだな)

トキ(噛んだ)

ジャギ(絶対噛んだ)

ケンシロウ「今アタタって言った」

セイバー「……っ」カァァ
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:33:09.54 ID:gF/1RyHCO
199X年 冬木は核の炎に包まれた!

海は枯れ、地は裂けあらゆる生命体が絶滅したかに見えた……

だが
トキ「ジャギ、おかわり」

ジャギ「普通か?」

トキ「大盛で」

ケンシロウ「ジャギ、醤油がきれた」

ジャギ「塩分取りすぎだぞ……ちょっと取ってくる」

セイバー「私を無視して食事を続けないで下さい!」

ラオウ「テレビが見えぬ」ヒョイ

セイバー「うわぁ!?」
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:39:01.22 ID:gF/1RyHCO
\またもコージ君が止めたぁぁぁ!!/

ケンシロウ「すごいなコージ君」

ラオウ「一度手合わせしたいものだな」

セイバー「いつ敵のサーヴァントの襲来があるかもわからないのに、呑気にくつろいでいる場合ですか!」

ジャギ「ケンシロウ、醤油」

ケンシロウ「サンキュー」

セイバー「! 私の話を」

ジャギ「せっかくだから、あんたも飯食ってけよ」

セイバー「いえ、サーヴァントに食事は」

ジャギ「茶碗も用意しちまったし」

セイバー「いただきます」
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:44:11.62 ID:gF/1RyHCO
セイバー「もぐもぐもぐもぐ……」

ジャギ「よく食うな」

セイバー「ジャギ、おかわりを」

ジャギ「あいよ」

トキ「セイバーさんがいるだけで、男くさい部屋が華やかになった気がするな」

セイバー「いえ、私は女である前に騎士です。騎士に華やかさなど無用」

レイ「女は自分の幸せだけ考えていればいい!」ガラッ

マミヤ「はいはい、お邪魔しました」グイッ
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:47:44.57 ID:gF/1RyHCO
セイバー「今のは……」

ジャギ「気にするな。根はいいやつなんだ。それよりほら、てんこ盛りだ」

セイバー「ありがとうございます」パァァ

トキ「そういえば、サーヴァントとか何とかっていう話はいいのかい?」

セイバー「あ……」

ジャギ「食べてからでいいぞ」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:52:06.73 ID:gF/1RyHCO
……

ラオウ「アンタップアップキープドロー、消えない木霊」

ケンシロウ「もう取り除くカードが無い……」

セイバー「ごちそうさまでした」

ジャギ「お粗末様」

セイバー「これほど美味な食事は久しぶりです。ジャギ、礼をいいます」

ジャギ「そう言われると作った甲斐があるなぁ」

トキ「で、サーヴァントとかはいいのか?」

セイバー「……あ」

トキ(忘れてたな)

ジャギ(すっかり忘れてたな)
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:55:36.53 ID:gF/1RyHCO
ピロリリンピロリリン

セイバー「!? 魔術結界に反応が!?」バッ

ジャギ「あ、風呂が沸いた音だ」

セイバー「え」

ラオウ「一番風呂はこのラオウがもらってやるわ!」

ケンシロウ「たまには俺も一番に入りたいんだが」

ラオウ「うぬのデッキではこのラオウは倒せん」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 00:57:15.86 ID:LZr6blAK0
MTGとは・・・
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:00:09.93 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「さっきから言ってる魔術だのサーヴァントだのは何なんだ?」

セイバー「魔術をご存知ないのですか?」

トキ「まぁ、御伽噺的な部分なら知ってはいるが」

セイバー「……わかりました、一から説明しましょう。魔術とは」

トキ「あ、薬が効いてきた。先に休むよ」

ジャギ「お休み兄者」

セイバー「これからって時にっ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:04:17.22 ID:GqOk0duM0
ジャギ様良い奴すぎる
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:04:56.35 ID:gF/1RyHCO
…………

ジャギ「なるほど。願いの叶う聖杯ねぇ」

セイバー「おわかりいただけましたか?」

ジャギ「まぁ、アンタがいきなりうちの食卓に現れたのを見てるし、真実なんだろうが」

ケンシロウ「ジャギ、ブレイブルーしようぜ」

ジャギ「後にしろ」
ジャギ「そのマスターってのは、一体誰なんだ?」

セイバー「……え」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:08:41.04 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「俺の手にその令呪はないぞ」

ジャギ「ケンシロウの手にも」

ケンシロウ「触るなコンボミスるだろ」

ガラッ

ジャギ「ラオウ兄者の手にも」

ラオウ「なんだうぬら、のぞきか!」

ジャギ「トキ兄者の手にもないだろ」

セイバー「脈もない……」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:17:51.34 ID:gF/1RyHCO
セイバー「では私は一体どうやって……」

ジャギ「その聖杯って奴が間違ってここにセイバーを召喚しちまったのかもな」

セイバー「そのような事ありえません!」

ジャギ「果たしてそう言い切れるか?」

セイバー「どういう意味ですか」

ジャギ「俺達四兄弟は、本当なら荒廃した世界で血で血を洗う戦いを繰り広げている筈だった」

ジャギ「だが今はこの一戸建てを借りてまぁまぁ仲良く共同生活をしている」

ジャギ「これをどう説明する」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:30:47.57 ID:gF/1RyHCO
ラオウ「あがったぞ」ガラッ
ジャギ「聖杯が見せている束の間の平穏。そう考えれば辻褄が合うんじゃないか?」

セイバー「ジャギ、それはこじつけです」

ジャギ「なら外に出てみるか? サーヴァントなんか見つからないと思うぜ」

セイバー「何故そんな事がわかるのですか」

ジャギ「俺達は暗殺者だからな」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:36:10.21 ID:gF/1RyHCO
セイバー「アサシン……」

ジャギ「それにセイバー自身が魔力供給を感じないのなら、聖杯戦争とやらは始まってない……今回はイレギュラーって事じゃないのか」

セイバー「…………」

セイバー「では、私はどうしたら」

ビーッビーッ

ジャギ「あ、すまん。トキ兄者からナースコールだ。ちょっと行ってくる」
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:42:46.19 ID:gF/1RyHCO
セイバー「ケンシロウ、ラオウ」

ケンシロウ「なんだ」ガチャガチャ

セイバー「あなた達は世紀末の救世主と覇者になる筈だったと聞きました」

ラオウ「だからなんだ」ガチャガチャ

セイバー「いいのですか? 現状に甘んじていて」

フィニーッシュ

ケンシロウ「ああっ」

ラオウ「いいも悪いもない。覇者など俺がなりたい時になる。この生活に飽きたら天でも何でも目指してやるわ」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 01:56:48.29 ID:gF/1RyHCO
ラオウ「当分はLOVの大会で忙しいがな」

セイバー「ケンシロウはどうなのです」

ケンシロウ「どうもこうも、俺は現状に満足してるよ」

ケンシロウ「色々な問題はあるが、民が勇気を持って立ち上がれば打開できない事はない。先に進む力を皆持っていると俺は信じている」

ケンシロウ「だから救世主はしばらく休業だ。未来は自分達で勝ち取った方がより輝く」

セイバー「ケンシロウ……」

ラオウ「うぬもLOVがしたいだけだろうに」

ケンシロウ「茶々を入れるなラオウ」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:03:33.98 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「すまんすまん。トキ兄者が息してなくてな」ガラッ

セイバー「ジャギ」

ジャギ「ああ、兄者達と話をしてたのか。もう結論は出たのか?」

セイバー「ジャギ、もしも貴方が聖杯を手に入れたら、何を願いますか?」

ジャギ「何でも願いを叶える聖杯にか? そうだな……換気扇がロックしちまったから交換したいとか」

セイバー「そうではなく! 世紀末でもし貴方が聖杯を手に入れたらです」
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:06:24.59 ID:xiqsnIRw0
トキが息してないのはそんなに軽い出来事なのか
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:11:30.26 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「決まっているだろ。ケンシロウを殺す」

セイバー「!」ゾクッ

ジャギ「と、言いたいところだが、聖杯は使えねぇな」

ケンシロウ「手段を選ばないジャギらしくないな」

セイバー「そ、そうなのですか?」

ジャギ「ケンシロウを確実に倒すなら逃げ場のない所に誘き出し、木っ端微塵に爆破すれば簡単に済むだろう」

ジャギ「だが俺にもプライドがある。直接手を下さずに倒しても復讐にはならん」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:14:29.39 ID:gF/1RyHCO
ラオウ「うぬにもこだわりがあったのだな」

ケンシロウ「初めて知った」

ジャギ「俺を何だと思ってんだよ」

ラオウ「使い勝手のいい弟」

ケンシロウ「メシの種」

セイバー「ひどいですね」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:19:05.42 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「ゴホンッ、まぁアレだ。セイバーが何を聖杯に願うつもりかは知らんが、大切な事だけはやめておいた方がいい」

セイバー「何故です?」

ジャギ「例えば、『好きな娘と付き合いたい』という願いが聖杯の力で叶ったとして、嬉しいか?」

ジャギ「まぁ嬉しいと言う奴もいるだろう。だが、相手はどうだ? いきなり誰ともわからん奴と付き合う事になる。しかも強制的にだ」

セイバー「う……」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:27:00.67 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「例えば俺の復讐だったら、俺の傷付いた自尊心はどうなる」

ラオウ「例えば俺が天を握る力を願ったら、心躍る戦いは得られたか」

ケンシロウ「例えば俺が平和を願ったら、人の心の小さな悪をも全て根絶やしにしたのではないか」

セイバー「…………」

ポン

セイバー「トキ」

トキ「セイバー、願望とは求めるからこそ強く輝く。願いとは、それだけで美しいのだ」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:36:06.43 ID:gF/1RyHCO
トキ「私は病に冒されながらも、兄ラオウを追い続けた。そして戦いの果てに敗れたが、それは決して不幸ではない」

セイバー「夢破れたのに無念ではなかったのですか?」

トキ「無念だったさ。だが私の抱いた願望は、その程度で色褪せたりしない」

トキ「むしろ、ラオウという壁が、堅牢でとても高い壁で良かったと思った」

トキ「セイバー、お前の願いは聖杯を使う事で汚されはいないか?」
セイバー「私の願いは――――」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:41:05.27 ID:gF/1RyHCO
トキ「ゴホッ、ゴホッ!」

ジャギ「兄者! 無理をするから!」

セイバー「大丈夫ですか!?」

トキ「あ、ああ……大丈夫」ガクガク

ジャギ「悪い、ちょっと寝かしつけくる」
ケンシロウ「俺らも対戦に戻るか」

ラオウ「久しぶりに真面目な話をして疲れたわ」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:44:41.89 ID:gF/1RyHCO
…………

ジャギ「いや、さっきはよってたかって説教じみた事言ってすまなかったな」

セイバー「気にしないで下さい。ジャギ達の意見にも感じる部分がありました」

ジャギ「ならいいんだけどよ」コポポ

ジャギ「おっと、緑茶より紅茶の方が良かったか?」

セイバー「いえ、いただきます」

\ばよえーん/
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:53:25.02 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「セイバーにどんな事情があるかは、俺は知らないけどよ、死ぬ程叶えたかった願いを聖杯なんてわけのわからん物に託しちゃならねぇと思うぞ」

セイバー「では、私はどうしたら……」

ジャギ「そんな世界の終わりみたいな顔すんなよ」

ジャギ「人間は遥か昔から願いを託し、託されて生きてきたじゃねぇか」

セイバー「あ……」

ジャギ「親は子に、男は女に、友に同胞に教え子に……俺達の北斗神拳もそうやって1800年受け継がれてきた」
44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 02:57:52.00 ID:gF/1RyHCO
ジャギ「願望は共に抱けば力になるが、一人で抱え込むと悩みになる。あまり無理するな、セイバー」

セイバー「ジャギ……」

セイバー「私は、貴方達を頼ってもいいのですか?」

ジャギ「こっちにゃ覇者も救世主もいるんだ。遠慮するな」

セイバー「……ありがとう」

\ばたんきゅ~/
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 03:06:57.00 ID:gF/1RyHCO
アーサー王のイングランドを救うという崇高な願いを粉々に打ち砕いた北斗四兄弟!

しかし、そのおかげでアーサー王ことセイバーという一人の悩める少女を救うこととなった!
結局、何故セイバーが召喚されたかはわからず終いだったが

終わり良ければ全てよし!
48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/18(水) 03:09:47.43 ID:gF/1RyHCO
…………

ラオウ「ジャギ、おかわり」

ケンシロウ「俺も」

セイバー「私はてんこ盛りでお願いします」

ジャギ「お前ら少しは遠慮しろー!!」
その後、セイバーは現世をちょっと満喫した

トキは無理がたたって一週間ほど寝込んだとか
終わり

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