【こち亀・クロスSS】両津「なにぃ!?ワシがアンブレラ社に潜入だと!?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:01:52.28 ID:yPe8gvdq0
両津「うーっさみぃな…」

キキーッ

両津「両津勘吉!ただいまパトロールから戻りました!!」

部長「という訳だ」

中川「まさかアンブレラ社の地下にそんな施設があったなんて…」

麗子「それに、開発中のウィルスが漏れたんでしょ?」

両津「あ…あの……」

部長「現在、レッドクイーンを停止させるために特殊部隊が派遣されたみたいだ」

両津「部長!!!ただいま戻りました両津です!!!聞こえてますかぁ!!!」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:10:41.44 ID:yPe8gvdq0
部長「…!!耳の近くで大声を出すんじゃない!」

バキッ

両津「いたたっ…!グーで殴らないでくださいよまったく…!」

寺井「両さんパトロールじゃなくてパチンコに…」

両津「おいコラ!!余計な事を言うんじゃない!」

部長「この大馬鹿もーーーーーんっ!!!」

両津「ぶ、部長もそんな至近距離から怒鳴らないでくださいよ…!」

両津「鼓膜が破れますよその内…」

部長「ゴキブリのお前に鼓膜など必要無い」

両津「ぐぬぬ…腹が立つが言い返せん……」

中川「先輩、今アンブレラ社が大変なことになってるみたいですよ」

両津「アンブレラ社だと?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:21:27.14 ID:yPe8gvdq0
両津「新しいゲーム会社か?」

中川「某国の巨大企業ですよ」

両津「そんなもんワシは知らん、ニュースなんて見なくても生きていけるからな」

部長「両津の頭は30年ほどのタイムラグが生じているからな」

両津「ぶ、部長!ワシの頭を何だと思ってるんですか!」

両津「それで…そのアンブレラ社がどうしたんだ?」

麗子「開発中のウィルスが漏れてバイオハザードが発生したのよ」

中川「その結果、研究員達は全員死亡したとの情報が…」

両津「なに!?そんなに強力なウィルスなのか!?」

中川「ええ、まだ詳しいことはわかっていませんが」

両津(…ウィルスか…高く売れそうだな…)

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:31:47.85 ID:yPe8gvdq0
両津「で、今はどうなってんだ?」

中川「事態を重く見たアンブレラ社が特殊部隊を派遣したようですが…」

中川「派遣してから連絡がパタリと取れなくなったみたいです」

両津「情けねぇ特殊部隊だな…」

両津「ワシなら1人で乗り込んでやるぞ」

部長「ゴキブリ並の生命力のあるお前の場合だそれは」

両津「ゴキブリはひどいじゃないですか部長!せめてもう少しマシなものにしてくださいよ!」

中川「ハイブと呼ばれる研究所の最下層に存在するレッドクイーンの停止をしなければなりません」

両津「そんな時こそワシの出番だ!!日本の警察が他国のために動かねばならんのだ!」

部長「そうか、なら今すぐにでも潜入して来い」

中川「ぶ…部長!いくらなんでも先輩だけじゃ危険過ぎます!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:38:08.37 ID:yPe8gvdq0
部長「本人が志願しているなら行かせてやるべきだ」

部長「死んでも特に困る事は無いような人間だからな」

両津「…ぐぬぬ……」

中川「部長!それはちょっと言いすぎですよ!」

両津「もし、ワシが死んでも泣かないでくださいよ部長!」

部長「泣く所かお前の棺桶にゴキブリを入れてやるから安心しろ」

両津(クソッ部長の奴…ワシのことを何だと思ってるんだ…)

両津「いいですよ!ワシはもう派出所には戻ってきません!」

部長「ああ、そうしろ」

両津「その代わり戻ってきたら来月の給料ワシだけ倍にしてくださいよ!」

部長「戻ってこれたらな」

両津「ほ、ホントですか部長!?」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:43:11.11 ID:yPe8gvdq0
両津「倍ですよ倍!!嘘はつかないでくださいよ!」

部長「もちろんだ」

部長「中川、馬鹿に付き合うのも疲れたからパトロールに行ってくる」

中川「はい分かりました」

両津「クソッ…最後の最後までワシのことを見下しやがって…」

麗子「両ちゃんの態度が悪いからでしょ?」

両津「うるせぇぞこのアマ!!」

麗子「痛いわよ…!!髪の毛は引っ張らない…で!!」

バチンッ

両津「ぐぁぁぁぁ…!!女の癖にグーで殴ったぞこいつ…!」

中川「今のはどう見ても先輩が…」

両津「それより、場所はどこなんだよ中川」

中川「ホントに行くつもりですか?」

両津「当たり前だ…潜入してまた部長の前に現れて驚かせてやる…」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:48:07.28 ID:yPe8gvdq0
中川「場所は……」

両津「む?」
―数時間後―

両津「よし、ここがラクーンシティだな」

両津「しかし…街全体がほとんど崩壊寸前じゃねぇか…」

両津「本田にも一応来るように連絡はしておくか」

両津「さてとアンブレラ社はどこだ?」

両津「早い所、そのT-ウィルスっての手に入れねばならん…」

ゾンビ1「…ッァォォォ」

両津「な、なんだコイツ…?酔ってんのか…?」

ゾンビ1「ウッァァァァ…ォォ」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:52:21.89 ID:yPe8gvdq0
ぶんぶんっ

両津「うわっ…斧振り回してきやがったぞ…!」

両津「酔っ払いにしては危なすぎるだろ」

ゾンビ1「ッァァァァァ!!」

両津「おい、その斧をさっさと下ろせ」

ゾンビ1「ッァ…ゥゥ…」

がばっ

両津「な、なんだ!?ワシに襲い掛かってきたぞ!」

ゾンビ1「がぶっ」

両津「いてぇぇーー!!ワシの首を…!」

両津「テメェクソ酔っ払いが調子乗ってんじゃねぇぞ!」

パンパンッ

ゾンビ1「ァァァァ…ッァァァ!!」

両津「じゅ、銃でも死なないのかこいつ…?」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/29(日) 23:57:29.77 ID:yPe8gvdq0
ぞろぞろ

ゾンビ2「ッァァァ」

ゾンビ3「ゥォォォ…!!」

両津「似たような奴等が出てきたぞ…」

ゾンビ2「ァァァァ!!」

ぶんっ

両津「あぶねぇ!コイツ等全員でワシを仕留めるつもりか!?」

ゾンビ4「ァァァァァ」

両津「何人いるんだよ…同窓会の帰りか?コイツ等…」

両津「ええいしゃらくせぇ!!全員まとめてなぎ倒すぞ!!」

ガッ

ゾンビ1「ッァァァァ」

両津「でぇぇぇぇい!!!!」

ゾンビを1本背負いする

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:02:38.91 ID:MZwwW9Ml0
ゾンビ1「…」ピクピクッ

両津「どけどけ!!ワシはお前等の相手をしてる暇はないんだ!」

ドスッ

ボコッ

ゾンビ2「ァァァァァァ!!」

両津「クソッ…うじゃうじゃと沸いてきやがるな…」

両津「テメェ等、酔っ払って人様に迷惑かけてんじゃねぇぞ!!」

ズドーーーンッ

両津「キリがねぇな…何度も起き上がってきやがる…」

ゾンビ4「ァァァァ!」

両津「コイツ等、ホントにどうなってやがるんだ……」

両津(そういや…白衣着てる奴もちらほらいるな…)
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:07:36.87 ID:MZwwW9Ml0
がぶっ

両津「…ぐぁっ!!」

ゾンビ4「ァァァ」

両津「勝手に噛むんじゃねぇ!!」

ズドーーンッ

両津「はぁはぁ…2回も噛まれてしまったぞ……」

両津「本田はまだなのか!!このままだとこの酔っ払い達に殺されてしまうぞ!」

ぞろぞろっ

両津「…むぅ……とうとう囲まれたか…」

バッ

上半身の服を脱ぐ

両津「本田が来るまでここで遊んでやるか!来い酔っ払い共!!」

両津「日本の警察舐めてんじゃねぇぞ!!!」

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:13:26.71 ID:MZwwW9Ml0
―3時間後―
両津「でぇぇぇっぇい!!!」

ズドーーンッ

両津「ふぅ……これで何千人目だ…」

両津「コイツ等は一向に減る気配もしないしな……」

ゾンビ「……」

両津「むっ、今度は武器を持ってきやがったか」

両津「さすがに酔っ払い達と遊ぶのも飽きてきたぞ…」

ブンッ

両津「うっ!クソッ…あぶねぇなコイツ…」

両津「とにかく、ひとまずここから離れるしか…!」

ぶろろろろろろん

両津「…ん?この音は!?」

本田「待たせたな両津の旦那ァ!!!」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:19:55.26 ID:MZwwW9Ml0
両津「遅いぞ本田!」

タンッ

本田「せ、せんぱぁ~い…遅くなっちゃってすいませぇん…」

両津「おい!とりあえずどこでも良いからバイクを走らせろ!」

本田「そ…それよりこの人たち何なんですかねぇ?」

両津「知らん、ワシがきたときには既にこの有様だったぞ」

本田「もしかしてゾンビなんかじゃないんですかぁ?」

両津「ゾンビだと?」

本田「だって、せんぱいの攻撃受けても平気そうにしてるじゃないですか…」

ゾンビ4「…ァァァ」

本田「ひっ…」

両津(ゾンビ…?ホントにゾンビなのかコイツ等?)

両津(……いや、逆にゾンビなら…)

130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:22:41.11 ID:MZwwW9Ml0
―1時間後―

両津「両さんは偉い」

両津「だから、アンブレラ社の場所まで案内しろ」

ゾンビ「コクコクッ」

ゾンビ2「…コクッ」

本田「せ、せんぱぁい…もう終わったんですかぁ」

両津「ここにいるゾンビ共は全員ワシの言う事を聞くようになった」

両津「あとは原因となった場所まで案内させるだけだ」

本田「ホントに誰とでも仲良くなっちゃうんですね…」

両津「人間とゾンビも心を通い合わせれば仲良くなることだって可能だ」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:28:52.43 ID:MZwwW9Ml0
ゾンビ「…ァッ…ァァァ」

両津「なに?研究所のウィルスが外に漏れただと!?」

本田「へ?せんぱいゾンビの言葉が分かるんですかぁ?」

両津「いや…段々とコイツ等の話が分かるようになってきたぞ…」

本田「それってすごいことなんじゃ…」

両津「警察を退職したらゾンビの通訳の仕事でも始めるか…」

本田「ゾンビの通訳役なんて多分先輩ぐらいなんじゃ……」

両津「分からんが、コイツ等と近い存在になってきた感じがするぞ」

本田「へ?」

ゾンビ(こっち)

本田「あ、せんぱい!あのゾンビが案内してくれるみたいですよ」

両津「よし、着いて行くぞ!」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:33:57.19 ID:MZwwW9Ml0
本田「せんぱい!これ見てください!」

バサッ

両津「む?新聞か?」

両津「英語でなに書いてるか分からんぞ…」

本田「し、死者が歩くって書いてますよぉ……」

両津「死者が歩くだと?」

両津「てことは、コイツ等は新聞に掲載されてるゾンビのことを言ってんのか?」

本田「そうなんじゃないんですか…どう見ても顔色だって悪いですしぃ…」

両津「酔っ払いかと思ったら違うみたいだな…」

ゾンビ「…ァァァァ!!」

ゾンビ2「グァァァァ!!」

両津「げっ!!ゾンビ同士喧嘩し始めたぞ!!」

本田「と、止めないとマズイんじゃないですかぁ…!」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:38:05.30 ID:MZwwW9Ml0
両津「おい、止めろ!!」

ゾンビ「ァァァァ!!」

両津「なに?このゾンビがケツを触ってきただぁ?」

本田「このゾンビってメスだったんですねぇ…」

両津「ゾンビ化したら性別もクソもねーだろ……」

ゾンビ2「…ァァァ!!ァァ!!」

両津「わ、分かった分かった!お前は触ってないんだな!」

本田(せんぱいがゾンビの生みの親に見えてきた…)

両津「いいな?わしの前では絶対に喧嘩をするな!」

ゾンビ「……ゥゥッ」

両津「両さん喧嘩するゾンビ嫌い」

ゾンビ2「コクッ」

両津「ふぅ…やっと分かってくれたか…」

172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:43:37.31 ID:MZwwW9Ml0
本田「せ、せんぱい!前方からゾンビの集団が!」

両津「なにぃっ!?」

ぞろぞろ

両津「クソッ…さっきより大勢できやがったな…」

本田「ど、どうするんですかせんぱぁい!」

両津「ゆけ!!ワシのゾンビ達よ!!」

ゾンビ「ァァァァァ!!」

ゾンビ2「グァァァァ!!」

両津「前方からやってくるゾンビ共を片付けろ!」

本田「ぞ、ゾンビ同士戦わせるんですかぁ?」

両津「今はこれしかないんだよ…!」

両津(…むぅ、さっきから頭痛がしてきたぞ…)

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:47:33.50 ID:MZwwW9Ml0
両津「本田!今の内に走るぞ!」

本田「え…?ゾンビ達はどうするんですかぁ?」

両津「心配いらん…!ワシがゾンビ達に格闘技を教えておいた!」

本田「か、格闘技!?」
ゾンビ「ァァァァ!!」

ズドーーーーンッ

本田「い、今あのゾンビが背負い投げしましたよぉ!」

両津「見てみろ、ワシが仕込んでおいた通りだ」

本田「ま…前よりあのゾンビ達強くなってませんかぁ…?」

両津「ワシの育て上げたゾンビ達はまさに一国の軍隊並の力を誇っている!!」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:54:27.74 ID:MZwwW9Ml0
両津「ここがアンブレラ社だな」

本田「ここの研究施設からウィルスが漏れちゃったんですねぇ」

両津「もしかしたら、まだ中に誰かいるかもしれんな」

両津「入るぞ本田」

本田「えっ…えぇ!?危険ですってせんぱぁい!」

両津「うるさい!こっちは金がかかってるんだ!」

両津「多少のリスクは元より承知だ!さっさと行くぞ!!」

本田「ヒィッ…」

ウェスカー「両津……勘吉だな?」

両津「む?誰だお前は?」

ウェスカー「俺と取引をしないか?もちろん金は払う」

両津「金……だと…?」
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 00:58:59.92 ID:MZwwW9Ml0
両津「取引だと?」

ウェスカー「まさかゾンビを手懐けるとはこちらも予想外だった」

両津「ワシはただ友達になっただけ」

ウェスカー「そして、お前のその高い生命力と戦闘能力」

ウェスカー「ゾンビに噛まれても尚、発揮できる力……」

本田「せ、せんぱい噛まれてたんですかぁ!?」

両津「ああ…2~3回噛まれてるぞ」

本田「感染したりしてないんですか!?」

両津「いや……頭痛がするだけ特に何も無いな…」

ウェスカー「お前は、ゾンビの頂点に立つ男にふさわしい」

両津「ぞ、ゾンビの頂点だと!?」

208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:02:59.34 ID:MZwwW9Ml0
ウェスカー「その素質はお前にしか無い力だ」

ウェスカー「我々側と手を組むつもりはないか?」

ウェスカー「もちろん、お前が望むだけの金は用意してやろう」

ウェスカー「答えを出すのはお前自身だ」

本田「せ、せんぱい……」

両津(…迷うな)

両津(正直、派出所で働いてもあの部長に怒られるだけだしな)

両津(中川は最近ワシに金を貸してくれなくなったし)

両津(麗子はなにかと暴力的になってきてるからな…)

両津(この際、コイツ等と手を組んで金もらって逃げた方が良さそうだぞ)

ウェスカー「今すぐ返事を聞かせてもらおうか」

両津「よし、人類の平和のためにぜひ手を組もうではないか」

本田(目が金になってる……)

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:18:39.55 ID:MZwwW9Ml0
ウェスカー「大金を渡す前にまずはお前の身体を調べさせてもらう」

両津「ワシの身体をか?」

ウェスカー「その強靭な力、そして体力と精神力は実に興味深いからな」

ウェスカー「お前の血液から新たなウィルスを作ることが可能かもしれん」

ウェスカー「そうなればお前の元にも金は降り注いでくる」

両津「うむ、好きなだけ検査しろ」

ウェスカー「決断が早くて助かる」

両津(くくっ…これで一生遊んで暮らせるぞ…)

トンッ

リッカー「……」

両津「な、なんだコイツは!?」

ウェスカー「今からリッカーと戦ってもらう、そしてお前の力がどれぐらいのものか調べさせてもらう」

両津「こんな化け物と戦わねばならんのか!?」

ウェスカー「成功すれば金が入るんだぞ」

両津(ぐぬぬ……仕方ない…金のために一肌脱ぐか…)

253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:25:31.86 ID:MZwwW9Ml0
リッカー「べろっ」

両津「…!!舌が足に絡みつきやがった…!!」

リッカー「…ァァァ!!」

両津「やばいやばい!このままでは食われてしまうぞ!」

ウェスカー「ククッ…」

ウェスカー「両津でもさすがにリッカー相手では死んだな…」

両津「こっちは命懸けて金を稼ごうとしてるんだぞ!!」

両津「テメェごときにワシの金儲けは邪魔させねぇぞ!!!」

グッ

リッカーの舌を腕力で引っこ抜く

両津「むぅ…この舌はあとで食べれそうだな…」

リッカー「……!!!」

ウェスカー「ば…馬鹿な……」
266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:33:26.89 ID:MZwwW9Ml0
ウェスカー「ふんっ、30分後ぐらいには形勢も逆転しているはずだ」

ウェスカー「両津を仲間に入れたのは殺させるためだ」

ウェスカー「奴をこれ以上野放しにしていたら我々の計画までもが狂ってしまう」

…………

………

……

―30分後
ウェスカー「……さて、両津はどうなっている?」

パチッパチッ

両津「やっぱりこの部分の肉は固いな…」

もぐもぐっ

両津「お、ウェスカー!ワシはもうリッカーを戦闘不能にしたところだぞ!」

ウェスカー「た…倒した所かそのリッカーを鍋にしているだと…?」

両津「お前も一緒に食べようぜ!リッカー鍋だぞ!」

ウェスカー(コイツ…本当に人間なのか……?)
274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:39:14.10 ID:MZwwW9Ml0
両津「ぺっ…!!げほっげほっ…!何だこの味!?」

両津「部分によっちゃ不味い部分もあるな…」

両津「そうだ、リッカーだけだと不味いだけだな」

両津「ワシの革靴と雑草とネギとパンの耳を鍋にぶちこむか」

ぐつぐつ

両津「おぉ!実に素晴らしい色合いだ!」

ウェスカー「……調理し始めたか…」

両津「おいウェスカー!醤油と塩持ってきてくれ!」

両津「あとマヨネーズとチョコレートもな!」

ウェスカー「あ、あぁ分かった…すぐに持っていく」

両津「この鍋を食いながらゲームをしてみたかったものだ…」

両津「中川や麗子に少しだけ持って帰ってやるか」

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:43:00.66 ID:MZwwW9Ml0
ウェスカー「持ってきたぞ」

スッ

両津「サンキュー」

ぶちゅっ

ぐつぐつ

両津「よし、これで隠し味は出来た」

両津「ウェスカー!まずはお前から食べてみろ!」

ウェスカー「…お、俺からか?」

両津「お前に味見してもらいたいんだよ、ほら」

ウェスカー(クッ…クッサァァァァァァ!!)

ウェスカー(とてもじゃないがこんなもの食べれん…!)

両津「スープだけでも流し込め」

ごくごく

ウェスカー「!?」

286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 01:48:30.99 ID:MZwwW9Ml0
ウェスカー「うあああああああああああああ!!!」

バタバタッ

両津「おい、どうした?」

両津「海外の人間はリアクションがすごいんだな…」

ウェスカー「げほっげほっ!!」

両津「そんなウェスカーにワシの革靴を食わせてやろう!」

がぼっ

ウェスカー「!!」

両津「特に靴底の部分が柔らかくてジューシーだぞ」

ウェスカー「!!!!!!ッァァァァァァ!!!!!!」

両津「むっ…あまりの味の良さに奇声を上げ始めたぞこいつ…」

ウェスカー(殺す…!!俺の手で殺す…!!)

両津「さて、リッカーも食べたしそろそろ金の準備を……」
298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/30(月) 02:29:06.16 ID:MZwwW9Ml0
東京上空からT-ウィルスが降ってきた!?

ヘリに乗っていた犯人は未だに逃亡中

日本も着実に死の国へと……

部長ゾンビ「両津の馬鹿はどこだ!!!」

中川ゾンビ「しばらくアンブレラ社でバイトするそうです…」

お わ り

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