【シュタゲ×リトバスSS】恭介「そんな時凶真は言ったのさ…『跳べよおぉぉっっ!! 』とな…」【クロス】

3: So Near 2012/09/09(日) 23:39:39.14 ID:h0Ze7M290
理樹「…いやいやいや!!今の話と何の関係が!?」

恭介「え?テロリストに襲われたって話じゃなかったのか?」

真人「え?俺は相手が筋肉を見せつけ手ながら襲って来るとか…」

理樹「なんで襲ってこられてばっかりなの!?話聞いてなかったでしょ!!」

謙吾「そうだぞお前ら、大体凶真って誰だ一体」

恭介「ん?ああ、この前秋葉原に就職活動に精を出して徒歩で移動してたんだが」

理樹「また倒れたの…?」

恭介「ああ、気付いたら神社でばったりと倒れていたよ」

真人「こいつアホだな…」

謙吾「ああ、アホだ」

恭介「五月蠅いやい」

4: So Near 2012/09/09(日) 23:52:51.04 ID:h0Ze7M290
恭介「それでな、就職活動の結論から言えば全部駄目だった…」

理樹「また駄目だったんだ…」

謙吾「お前、面接の時に変な事言ったりしたりしてるんじゃないだろうな」

恭介「そんなつもりはないんだがな…」

真人「変なことって何だ?」

恭介「そうだな…アタックチャーンス!!ではまず貴方の長所を教えて下さい」

真人「理樹…ちょうしょってあれだよな…ほらヒラヒラしてる…」

理樹「ちょうちょの事!?全然違うじゃん!!」

謙吾「いいか真人、長所と言うのはなこの場合自分のいいところや凄いとこを言うんだ。反対に悪いところを短所と言うぞ」

真人「俺の凄い所…やっぱり俺の凄い所と言えば筋肉だぜ!!筋肉筋肉~!!!」

恭介「俺はさすがにこんな事言わないからな」

理樹「いやそれは分かってるけど…」

6: So Near 2012/09/09(日) 23:56:50.10 ID:h0Ze7M290
真人「あ~?…何だよ、いつもいつも筋肉筋肉言っててそろそろネタが尽きてるんじゃないですか、ついでに脳みその空きも尽きて筋肉になってそうですね、とでも言いたげだなぁ!!?」

理樹(でた、真人の言いがかり!!)

謙吾「なったくその通りだな」

真人「あ?何だとコラ」

謙吾「自分で言ったんだろうが、自分は馬鹿ですと」

真人「ほほう…言うじゃねえか…それじゃあ勝負で決着付けてやるぜ!!」

謙吾「良いだろう…して内容はどうする」

理樹「喧嘩は駄目だよ!!二人とも!!」

真人「安心しろ…今回は知的にやるつもりさ…、謙吾っちよ、筋肉しりとり…なんてどうだい?」

謙吾「筋肉しりとり…だと…!?何だそれ凄く楽しそうじゃないか!!」

理樹(それって結果が予想できるんだけどまあいいか)

8: So Near 2012/09/10(月) 00:14:51.53 ID:8OjTRLFy0
理樹「まあそれで恭介、その秋葉原でどうしたんだっけ?」

恭介「ああ、今回はちゃんと資金もそろえて威風堂々と駅前へと歩を進めたその時…」

理樹「何があったの…?」

恭介「スクレボ関連グッズの限定版が見つかってな…つい…」

理樹「何してるのさ!!?」

恭介「そもそも秋葉に行くならそっちで買えば…色々得したんだろうがな…ハハハ…笑ってくれ…」

理樹(うわ…久々に見た…あんなに暗い顔した恭介)

理樹「それで…徒歩で?」

恭介「ああ…」
真人「まずは俺からだな…しりとりのりからだな。り…り…梨状筋(りじょうきん)!!」

謙吾「んがついたな」

真人「…うおおおおおおお!!全部最後んで終わるじゃねえか!!!」

謙吾「…始まった瞬間終わるとは…ん?真人!最後筋の後に肉をつけるのはどうだ!?」

真人「おお!!行けるんじゃねえか!!?」
理樹(いや、その場合全部くで終わるんじゃ…)

16: So Near 2012/09/11(火) 00:08:28.37 ID:bUQPbvLz0
恭介「あれは本当に暑かった夏の日の事だ…」
恭介「うう…さすがに飯抜きはきついぜ…そこの神社で休んでくか…」

るか「あ、あの…大丈夫ですか…?」

恭介「ああ…すまないが軒下を貸してくれないか…少々疲れがたまっていてな…」

るか「はぁ…それは構いませんが…熱中症等は大丈夫ですか?」

恭介「ああ、それは大丈夫だ、少し休めば問題ない…」

るか「そうですか…分かりました」
恭介「そういってその巫女さんは摸造刀を一生懸命素振りしていたんだ」

謙吾「ほう…何か流派でも属していたのか?」

恭介「確か…清心斬魔流といったか、師匠に――ああ、これ凶真のことな――妖刀・五月雨を託してくれたからには気持ちに応えたいと言っていたな」

謙吾「いい心がけだな…」

真人「妖刀か…あれだな、俺の筋肉にも何かが宿ってるんだろうな」

理樹「いやいやいや…」

謙吾「八百万の神がいるなら筋肉の神様もいるかもな」

真人「マジか!」

18: So Near 2012/09/11(火) 01:20:22.70 ID:bUQPbvLz0
真人「筋肉の神様…想像するだけで興奮しそうだ…」

理樹「いたとしてもどうしようって言うのさ…」

恭介「まあそれは置いておいて、その後に様子を見に来た凶真と少しばかし話してな、それでとある建物に案内してもらったのさ」

理樹「もしかしてその建物に行くためにわざわざ電車に乗って」

シマルドアニゴチュウイクダサイー

謙吾「今日、秋葉原に来たのか」

真人「しかもしっかりと着替えなども準備させられてな」

恭介「サプライズもいいと思ってな、それじゃあ行くか」

コソコソ

???「目標補足。そのまま改札へと向かう模様」

???「わかった、おーばー」

???「私達に内緒で出かけるとはな、しかも面白そうなイベントでだ」

???「みっしょん いず いんぽーたんと!頑張りますよ!!」

???「それにしても大丈夫でしょうか…」

???「う~ん…分からない~…」

???「どうにでもなりますヨ!行こうお姉ちゃん!!」

???「あ、ちょっと…!引っ張らないで!!」

20: So Near 2012/09/11(火) 01:24:25.94 ID:bUQPbvLz0
Prrrrrrrr
紅莉栖「岡部ー、携帯が鳴ってるわよー…誰からだろ…何々…」

着信:闇の執行部部長

紅莉栖「また厨二病かしら…?」

岡部「だれが厨二病だ」

紅莉栖「あら失礼って…シャワー出たなら服ぐらい着なさいよ!!あと髪も拭け!!」

岡部「分かった分かった…。ようお前か、久しぶりじゃないか。この前お前にやったサイリウムセイバーは活用してくれたか?…何?仲間にプレゼントした?そうか、喜んでくれたなら何よりだ」

紅莉栖「…おや?」

岡部があの厨二病口調じゃない…知り合いの人かな。

岡部「何…もう近くに来てる?…聞いてないぞ!?」

???「当たり前だ、サプライズだからな」

紅莉栖「!?」

そこには学生の制服に身を包んだ男が立っていた。

岡部「久しぶりだな、恭介」

恭介「お前もな、Mr凶真」

紅莉栖「えーと…?」
26: So Near 2012/09/11(火) 18:37:04.29 ID:bUQPbvLz0
紅莉栖「とりあえず聞きたい事はありますが…土足で上がるのはちょっと…」

恭介「ありゃ、つい癖でな…失敬失敬、よっと」

紅莉栖「上から縄で降りてくる癖ってなんですか…あ、また降りてった」

<オイ、てめー何やってんだ?

<青春さ!!

<ほほう…元気でいいじゃねえか、ブラウン管見てくか?

<すまないが…置くところがないもので…

<そうか、残念だな…

紅莉栖「…面白い人ね」

岡部「ああ、確かにな」

27: So Near 2012/09/12(水) 01:19:47.14 ID:wS0UI0730
岡部「さて、よく来たなリトルバスターズよ!!この俺がこの世界の支配構造を支配し、混沌を生み出す事を目的とする…鳳凰院!凶真だ!!あとこれ助手」

紅莉栖「これ呼ばわりするな!!…オホン、牧瀬紅莉栖です。脳科学を専攻してます、よろしく」

理樹「よ、よろしくお願いします」

岡部「…一応俺もちゃんと自己紹介しておこう。岡部倫太郎だ、このラボ「未来ガジェット研究所」のNo.001だ。君は?」

理樹「は、初めまして、直江理樹です。リトルバスターズの二代目リーダーをやってます」

紅莉栖「よろしく、直江君」

岡部「よろしく。しかし恭介、お前もう引退か?」

恭介「そう言う意味ならこっちは何年も前からリーダーやってたんだ、世代交代したところで問題ないさ」

紅莉栖「あんた達は一体何の話をしてるのよ…」

恭介「…確かに俺たちはそこで語り合ったんだ。思いの波紋を広げ合って…」

岡部「それは…人生の中で一番長く、とても大切な日々だ…」

紅莉栖「また厨二病か…」

岡部「さて、失礼な助手は放っておいて…それで後ろの――」

真人「俺斎藤っす!!」

岡部「…斎藤?そういえば恭介、斎藤と言えばおm―――ムググ」

恭介「なんの事だね?」

28: So Near 2012/09/12(水) 01:48:45.60 ID:wS0UI0730
謙吾「ほら、真人もちゃんと自己紹介しろ」

真人「分かったよ…井野原真人です…」

岡部「よろしく、ウンコッコ真人」

真人「…なんでそれ知ってるんだー!!!…ウッ…トラウマが…」

理樹「ほら、真人気を落とさないで!ほら、筋肉筋肉ー!!うわっ!マジ泣きしてる!!?」

恭介「そのネタは秘密だって」

岡部「すまんな…こうなるとは…」

紅莉栖「何があったのよ…」

謙吾「まったく…俺は宮沢謙吾だ、以降よろしく頼む」

岡部「よろしく」

謙吾「ところで…聞いたところ清心斬魔流という剣術を教えているそうだが…見せていただけないがろか…」

岡部「…すまないが。あれは剣術という名でありながら剣術ではない剣術だ、多分お前が望むものは得られないと思うぞ?」

謙吾「それでは清心斬魔流とは一体…」

紅莉栖「どうせ適当なんでしょ?」

岡部「ちがぁう!!あれはだなぁ…内なる邪悪な炎を払うための剣術であり、それに必要なのがあの五月雨なのだ!!」

謙吾「岡部さんの家は剣術に通じているのか?」

岡部「…それはだな…」

紅莉栖「岡部の実家は青果店よ」

岡部「そこは黙っておけよぉ!!」

33: So Near 2012/09/13(木) 00:17:32.91 ID:SA42OSpt0
岡部「まあとにかく、色々あるのだ」

謙吾「分かった、信じよう。人を騙して楽しむような輩ではなさそうだしな」

恭介「さて、俺も自己紹介しておこう。棗恭介、初代リトルバスターズリーダーだ」

紅莉栖「よろしく、そういえばそもそもリトルバスターズって何なんですか?」

恭介「正義の味方さ」

紅莉栖「はぁ…?」

謙吾「とは言っても初めはただの子供の遊びだったのだがな」

真人「何かを悪者に見立ててそれを成敗する正義の味方…懐かしいぜ…」

恭介「お前黒コゲになって新聞に載ったしな」

真人「大体お前のせいだろうが!!」

理樹「まあ、それで僕達が高校生になってある日僕が提案したんだ、また何かをやろうって」

恭介「それで出来上がったのが野球チーム及び新生「リトルバスターズ」さ」

35: So Near 2012/09/13(木) 00:52:56.13 ID:SA42OSpt0
一方その頃

沙耶(あや、以降略)「ここがあの男が入って行ったハウスね!!」

美魚「ネタが分かりづらいです…」

鈴「んう?何の事だ?」

小毬「うーん…でも勝手についてきて大丈夫なのかな…」

葉留佳「多分大丈夫ですヨ!何てったって強力な助っ人がいるんだから!」

沙耶「ええ、私に任せてくれればお茶の子さいさいよ!!」

クド「わふー!それはとてもいんぽっしぶるな匂いがするです!!」

佳奈多「不安だわ…」

葉留佳「それじゃあ私達も潜入するよ!!行け!クド公!!」

クド「わふー、歯車ならでは技を見せてやりますです!」
コソコソ
佳奈多「…あの子はダンボール被って何をしているのかしら…」

美魚「歯車ならではの…鉄の歯車…メタルギア…」

葉留佳「美魚ちんストップ!!」

36: So Near 2012/09/13(木) 01:08:37.53 ID:SA42OSpt0
沙耶「それじゃあ私も行くわ」

コソコソ

佳奈多「そもそも葉留佳、なんで潜入しなきゃいけないのかしら」

葉留佳「…雰囲気?」

佳奈多「まあそこは可愛い妹の事だから100歩歩み寄るとしてなんであの人達は被りモノをしてるのかしら…?」

葉留佳「はるちんもさすがに分からないですヨ」

鈴「んしょ」

小毬「あれ?鈴ちゃん何してるの?」

鈴「私も前にミッションをやってたからこれぐらい余裕だ」

小毬「かっこいいね~」

鈴「…//それじゃあ行ってくる」

小毬「頑張れ頑張れ~」
コソコソ、シャカシャカ
佳奈多「あの子に至ってはなんでタンバリン持ってるのかしら」

葉留佳「やはは…」

40: So Near 2012/09/13(木) 22:05:03.32 ID:SA42OSpt0
ブラウン「で、お前達、人の店の前で何やってるんだ?」

Σ(∵)Σ(∵)Σ(∵)

沙耶「シット!貴方、相当出来るようね!」ガバッ

ブラウン「…まああれだけ目立ってればなぁ…あとそこの」

沙耶「そうよ、前から思ってたけど唯の樽じゃ普通は隠れるどころか目立つわよね!しかもひょこひょこ顔出して狙撃したら即ばれるに決まってるじゃない!!滑稽でしょ?笑えるでしょ?笑いなさいよ!あーっはっはって笑えばいいじゃない!!あーはっはっは!!!」

ブラウン「いや…まあ…あとそこのダンボール」

クド「わふっ!!ばれてしまいました!!」

ブラウン「お前もアイツとそこの小娘の仲間だろ?」

鈴「しゃかしゃかへいっ」シャカシャカ

クド「だ、だー」ブルブル

沙耶「仕方ない!退却よ!!」

クド「だー!!」

鈴「…お?コラ!置いてくな!!」

41: So Near 2012/09/13(木) 23:39:40.64 ID:SA42OSpt0
沙耶「うう…」ブツブツ

葉留佳「このダメダメワンコ!!」

クド「わふー…やはり慣れない事はやるべきではないのですね…切腹します」

美魚「それは止めておいた方がいいですよ」

鈴「おかしいな、何故ばれたんだ」

小毬「う、うーん…仕方ないような…」

綯「あ、あのお姉さん」

佳奈多「え?」

綯「あの…うちに何か用事があったのかなって…お父さんがご迷惑かけたならごめんなさい…」

佳奈多「ああ、そう言うわけじゃないのよ」

小毬「さっき、4人ぐらいの男の人来なかった~?」

綯「あ、来てました」

小毬「ちょっと用事があるんだけど…入っても大丈夫?」

綯「あ、私たちは大丈夫ですけど…おじさんが許可するかだとおもいます」

佳奈多「ありがとう、それで結局どうすr―――」
沙耶「正面突破ヤッホーーーーーーーーーーイ!!!」

葉留佳「もう何でもいいから突っ込めー!!!」

鈴「ドラッスティックにぶっ殺したかったあの日の夏inトウキョー!!」
美魚「…行っちゃいました」

佳奈多「…待ちなさい!!」

ダダダダ

小毬「…へ?あ、待って~…」

42: So Near 2012/09/13(木) 23:59:57.89 ID:SA42OSpt0

―――それで出来上がったのが野球チーム及び新生「リトルバスターズ」さ

葉留佳「そこに私参上ー!!」

紅莉栖「うわあ!?」

理樹「三枝さん!?」

恭介「鈴、やっぱりついてきたか…」

真人「うお、クド公に二木も居やがるぜ」

謙吾「と言うかほぼ全員集合じゃないか」

鈴「いや、さっきと言うか割と最初の方からくるがやがいない」

葉留佳「ありゃ、姐御は何処へ」

美魚「さっきカメラを用意して何処かへ行きましたよ」

来ヶ谷「一部始終は撮らせてもらったぞ」

クド「まさかさっきのも…」

来ヶ谷「うむ、最高だったぞ」

クド「わふー!!」

48: So Near 2012/09/15(土) 00:18:03.62 ID:hU6dUJFl0
トタトタトタ

まゆり「ジューシー唐揚げ、No1!!」

ダル「来たお、オカリン」

岡部「おお、来たかまゆりよ…それにダルも」

理樹「あ、こんにちは、お邪魔させてもらってます。直枝理樹です」

まゆり「椎名まゆりです…あれ…またラボメンさん?」

紅莉栖「違うわよ…ええと、岡部の知り合いでリトルバスターズって言うんですって」

恭介「その通り、悪を成敗する正義の味方…人呼んで、リトルバスターズさ!!」

まゆり「へぇ~」

真人「もしも困った事があれば俺の筋肉を頼りな」

ダル「何故に筋肉…」
50: So Near 2012/09/16(日) 01:12:36.17 ID:pIyMiJqP0
ダル「しかしまた…レベルが高い美少女達が…オイオカリン、自害せよ」

岡部「してたまるか!!」

恭介「はっはっは、だが前に来た時よりも騒がしくなったようだな、特に牧瀬」

紅莉栖「…そんなに騒がしい?」

理樹「僕ですか…?うーん…」
葉留佳「ひゃっほう!見てみておねーちゃん!!面白いのがあるー!!」

佳奈多「こら!勝手に棚を弄らない!!」

真人「凶真、ちょっといいか?これはなんだ?」

沙耶「クレイモア!?なんでこんなところにあるのよ!!ていうかこっちに持ってこないでよ!!」

岡部「ああ、これは未来ガジェット4号機「モアッド・スネーク」だ、一瞬で凄まじい蒸気を発する事が出来るぞ」

沙耶「…偽物…」ブツブツ

クド「いのはらさん!これを使えばこうおんたしつな状況でとれーにんぐ出来るのではないでしょうか!!」

真人「マジか!?凄まじい蒸気と汗…そして筋肉から発する熱での過酷なトレーニング…やべえ筋肉が暴発しそうだぜ!」

謙吾「おお!それはすごいな!!動けば動くほど過酷になる…最高じゃないか!!」

鈴「きしょいわボケー!!」

美魚「凄く…湿気です」

来ヶ谷「それはまあ…そうだろうが…他に何かないのか?」

美魚「二人きり…?」

小毬「う、うーん?ゆいちゃん、分かるー?」

来ヶ谷「だからゆいちゃんと呼ぶなと…」
理樹「…いつもこんな感じなので」

紅莉栖「貴方も苦労してるのね…」

岡部「助手よ」

紅莉栖「何よ、あと助手じゃない」

岡部「今何気に自然に皆が凶真と呼んでくれる事がムズ痒いのだが」

紅莉栖「知らないわよ…」

54: So Near 2012/09/17(月) 19:38:58.41 ID:Vcjjsppx0
岡部「にしても少し狭いな…何処かいいところはないものか…」

ダル「広い所と言えば…普通に公園とかるか氏の神社とか…条件だけで言うならメイクイーンニャン^2とか…それぐらいだと思うお」

岡部「採用」

ダル「へ?」

岡部「さあ、まゆりよ!!フェイリスに確認を取るのだ!!」

まゆり「ん?ああ、分かった。開いてると思うから聞いてみるよー」

紅莉栖「開いている…?橋田、どういう事?」

橋田「本人に聞かず僕に聞くとはさすがの評価ですね私、まあ今日は確か雑誌の取材とかで早く店が閉じちゃってるからそれさえ終わればお店を使えるんじゃないか?って事じゃね?」

紅莉栖「とは言えねぇ…この人数じゃ…」

鈴羽「こらー!!少しうるさいって…なんじゃこりゃー!!」

ダル「おい増えたぞ」
56: So Near 2012/09/17(月) 21:48:18.47 ID:Vcjjsppx0
鈴羽「いやー騒がしいと思ったら色々人が増えてびっくりしたよ…」

真人「おっと、俺の筋肉のオーラに押しつぶされなかったかい?」

理樹「いやいやいや…」

沙耶「うんこね」

真人「んだとコラー!!」

鈴羽「にしても鍛えてるみたいだね」

真人「お、分かってくれるか!こいつは俺が愛をこめて鍛え上げた筋肉だからよ」

鈴羽「私もそれなりに結構鍛えてるよ、勝負してみる?」

真人「良いのかい…?俺の筋肉はもう温まっているんだぜ?」

鈴羽「それじゃあ…勝負は…」

理樹「ちょっと待った!!…これで良いんでしょ?恭介」

恭介「成長したな…理樹」

真人「どうしたんだよ…理樹…まさか」

理樹「そのまさかだよ」

58: So Near 2012/09/17(月) 22:14:02.55 ID:Vcjjsppx0
理樹「バトルランキングの再開だ!ルールは簡単、外野から投げ入れられた何かを使って勝負する事!ただしその何かは正当な使用方法で勝負する事と女子は好きな何かを使ってもよい事とする!!」

真人「っち…ホントなら素手の方が強いんだがな…手加減してやるぜ」

鈴羽「あはは、後悔しないでね!!」
怒涛のニンジャファイターマサ
井野原 真人

VS

バイト戦士
阿万音 鈴羽
真人「うおおおー!!こんな称号いやだー!!」

鈴「お前がクドに負けるからいけないんだろうが、クズ」

真人「もうクズ呼ばわりされる云われはねえぞ!!」

謙吾「いいから早くしろ、怒涛のニンジャファイターマサ」

真人「そっちも嫌だー!!」

理樹「さあ、皆よろしく!!」

恭介の集めた野次馬が窓の外からアイテムを投げ入れる。

60: So Near 2012/09/17(月) 22:44:18.78 ID:Vcjjsppx0
真人「俺の武器は…こいつだー!!」

目を瞑っていた真人が見えているかのような動きでアイテムを掴み取る、そのアイテムは。

真人「ごぼう…?おい、なんか既視感があるんだが…」

鈴羽「それならこっちは…このジャージで良いよ」

真人「ほう…?さすがに舐めすぎじゃないか?」

鈴羽「すぐにわかるよ」

真人「…」

鈴羽「…」

理樹「Fight!!」

61: So Near 2012/09/17(月) 23:07:52.98 ID:Vcjjsppx0
美魚「緊張の一瞬です…」

クド「いーのはーらさん!頑張って下さい!!」

小毬「頑張って~」

来ヶ谷「さて、真人少年はどこまでもつかな?」

鈴「そんなにやばいのか?」

沙耶「そうねえ…意外と良い勝負するんじゃないかしら」

謙吾「いや、勝負は一瞬だ」

沙耶「どういう事よ」

謙吾「お前は分かっていない…真人のフラグの能力を…」

鈴「?」

恭介「あれはな…俺も認める最強だが…いかんせん、相手によってはその実力を出し切れないんだよ…」

64: So Near 2012/09/19(水) 17:54:53.64 ID:/SdGsQcb0
真人「それじゃあこっちから行くぜ…マーン!!」

真人の攻撃、真人はごぼうを思いっきり面打ちの動作で振り下ろした!

鈴羽「甘いよ!!」

鈴羽はジャージで受けた!

ごぼうは折れた!!

真人「うおお!やっぱりじゃねえか!!」

鈴羽「今度はこっちの番だね!!」

鈴羽はジャージを投げつけた!!

真人は前が視えずそのまま転んだ!!

真人は前が視えない!!そのまま転んでしまった!!

鈴羽のCQC!!真人は気絶した!!

真人「ぐあああああああああああ!!!!!!」

理樹「ゲームセット!!…まあ最後は一応セーフと言う事で」

謙吾「ドンマイだ、真人」

理樹「それじゃあ阿万音さん、真人に好きな称号をつけてあげて」

鈴羽「それじゃあ…」

真人の称号が「僕の筋肉萌え☆萌えキュン♪」に変わった。

68: So Near 2012/09/21(金) 18:19:01.35 ID:43wwnlVH0
葉留佳「真人くん駄目駄目ですネ…」

美魚「がっかりです…」

来ヶ谷「やはり筋肉は飾りか」

真人「くそう…好き勝手いいやがって…!!」

鈴羽「それにして皆こうして遊んでるの?良いなぁ」

佳奈多「そうでもないわよ…いつも騒いで学校が煩いし…」

恭介「まあ少しは見逃してくれ」

佳奈多「最近私が丸くなったと舐めてませんか?風紀委員としてやる事はやりますよ」

岡部「そっちは楽しいそうだな」

理樹「あの、凶真さん。凶真さんが通っていた学校はどんな感じだったんですか?」

岡部「通っていた…となると高校か。今通っている大学とはやっぱり違うものだったな」

理樹「…え?大学?」

岡部「…俺とお前はおそらく年はそう変わらんぞ」

クド「…びっくりです」

美魚「なるほど、所謂一種の老け顔と言う奴ですね」

小毬「さすがにひどいよ~」

岡部「…そんなにか?」

紅莉栖「…まあ、そうなんじゃないかしら?」

69: So Near 2012/09/24(月) 13:07:24.69 ID:/yepLESb0
まゆり「ねぇねぇオカリン」

岡部「お?ああそう言えば連絡はどうなった」

まゆり「来るってフェリスちゃんが」

岡部「…俺はそっちに行っても大丈夫か?と聞いてくれと頼んだのだが」

まゆり「あと萌郁さんも連れてくるって、あとるか君も」

岡部「…は?助手よ解読を頼む」

紅莉栖「あー…さっきのバトルが聞こえたみたいで…面白そうだから取材に来てた萌郁さん連れてくるついでに漆原さんも連れてくるって」

フェイリス「来たニャー!!」

鈴「!!?」

来ヶ谷「ほほう…ネコミミメイドか。何気にここの女の子たちのレベルの高さに頭ポヒー、としそうだよ」

フェイリス「にゃふふ…貴女…見どころあるにゃ」

小毬「わ~なんか凄いね~」

70: So Near 2012/09/25(火) 22:12:13.99 ID:IGNyPoLv0
岡部「何故来たし」

フェイリス「凶真…確かにパーティーをやるぐらいなら問題はないにゃ、しかしバトルするほど盛り上がるなら話は別ニャ!!」

ダル「正論である」

鈴羽「いやー…ごめんごめん」

真人「俺の筋肉セーブ…60%では足りなかったようだな」

美魚「それ以前の問題だと思いますが…」

フェイリス「まあそう言うわけで暴れる可能性があるならさすがに店の方はごめんにゃ」

紅莉栖「当然ね…」

萌郁「…それで、なんで連れてこられたの…?」

るか「それが僕にも…あ!!あの時の!!」

恭介「…ん?おお、るかか、また来たぜ」

謙吾「ああ、あの」

るか「…え?」

71: So Near 2012/10/06(土) 18:09:14.06 ID:KGOghEJr0
るか「ああ!!もしかして宮沢謙吾さんですか!?」

謙吾「…お?俺の事を知ってるのか?」

るか「もちろんです!剣道の大会での活躍は僕も新聞などで目にしますから!!」

謙吾「…ああ、そう言うことか」

真人「へっ、気取りやがって謙吾の先生よ。それならこっちは筋肉をものすごい速度でちらつかせてダブリニジカル効果で凄い事にしてやるぜ!!」

理樹「多分…サブリミナル効果の事かな…」

真人「うおおー!!凄え!!初っ端から筋肉が暴走だ!!」

クド「わふー!いつもより切れて鋭いですー!!」

萌郁「…凄い」パシャ

真人「…お?お前も筋肉に興味があるのか?」

萌郁「…何となく、あと私年上」

真人「そんなの関係ないぜ!!俺も筋肉お前も筋肉!!それ、行くぜ―!!筋肉大旋風だ!!筋肉筋肉ー!!」

クド「わふー!のうみそ筋肉なのですー!!筋肉筋肉ー!!」

理樹「筋肉筋肉ー!!」

萌郁「筋肉筋肉…」

岡部「何だあれ…」

恭介「始まっちまったか…」

74: So Near 2012/10/18(木) 21:40:38.23 ID:f9OyPf0O0
紅莉栖「頭湧いてるわ…」

鈴「うっさい!暑苦しいんじゃ!!」

そうは言っても聞くような状態ではない、もはや筋肉のみがコミニュケーションだった。

美魚「鈴さん、下がって下さい。…科学部部隊!!」

科学部部隊<スタイリッシュに決めろ!!

美魚「了解…メガBL(バズーカランチャー)…ファイア!!」

真人「うおおおおおおおおおおおおおああああああああああああ!!!」

<マサトー!!!

沙耶「え!?何よそれ!?」

紅莉栖「…ちょっと!?なんか出たわよ!?」

鈴木「NYPだ、正確にはなんだかよくわからないパワーの略だ」

紅莉栖「意味がわからないんですけど…あとどなた?」

鈴木「マッド鈴木だ」

紅莉栖「だから誰よ!!」

75: So Near 2012/10/18(木) 23:31:00.03 ID:f9OyPf0O0
真人「…おおおおおああああああ!!…いてて…へ…あの時に比べればましだな」

ブラウン「おいお前」

真人「ん?」

ブラウン「…二階から落ちて無傷なのか…?それなりに丈夫な体のようだな」

真人「ヘッ…鍛えた筋肉は俺をいつでも守ってくれる…当たり前のことさ」

ブラウン「なるほどな、だがしかしはしゃぎ過ぎじゃねえか?俺の貸してる部屋だからもう少し丁寧に使ってくれや」

真人「お、おう…分かったぜ。…お?それはテレビか?」

ブラウン「おう、今日の特別客さ。こいつを丁寧に直してやればこいつはまだまだ働けるからな」

真人「へぇ…でも少し古いな…でもその分重くて鍛えられそうだ」

ブラウン「はっはっは、それ以外でも鍛えてるさ。それこそガキの頃からな」

真人「俺も鍛えてるぜ!!」

ブラウン「お前…極寒の冬のマンホールの下で寝た事はあるか?」

真人「おっさん、ポストの中に腕が固定されたまま戦った事はあるかい?」

真人、ブラウン「…ないな」
ハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!
鈴羽「ピンピンしてたよ」

紅莉栖「少し興味が出てきたわね…筋肉と馬鹿の関連性…」

岡部「やめておけ」

78: So Near 2012/10/31(水) 17:47:34.95 ID:BlkCCokV0
恭介「おっと、そろそろ暗くなってきたな…」

岡部「どうするんだ?」

恭介「そうだなあ…理樹、お前はどうする」

理樹「僕?…うーん」

鈴「理樹」

理樹「…ん?どうしたの?鈴」

鈴「猫カフェと言うものがあるらしいな、少し興味がある」

フェイリス「ネコミミメイドカフェならあるにゃーぞ?」

鈴「違うわ!ボケ!!」

フェイリス「えー」

ダル「まあ電車使うならそろそろ帰らないとやばくね?」

鈴「ふみゅう…」

恭介「まあまあ…また来ればいいさ」

79: So Near 2012/11/06(火) 23:33:15.61 ID:xHAW9raw0
岡部「それじゃあそろそろお別れか…そうだな、これをやろう」

鈴「…これは?」

岡部「ドクペだ」

鈴「…マズ」

岡部「…ほう、この聖なる知的飲料の素晴らしさを理解できないとわn(ry」

紅莉栖「無理に薦めんな!!」

岡部「…仕方ない、なら今度来た時にでも素晴らしさを教えてやろう…」

恭介「うえ…良く飲めるなお前」

岡部「ぐぬぬ…この兄妹は…」

80: So Near 2012/11/06(火) 23:54:31.28 ID:xHAW9raw0
岡部「よし、忘れ物はないか?」

恭介「おう、ちゃんとお前達からの餞別も持ったぜ」

謙吾「今度はこっちが出迎えてやろう」

まゆり「おお~たのしみだねぇ」

真人「それじゃあ行こうぜ!」

ブラウン「おう、達者でな」

綯「またね!!真人お兄さん!!!」

紅莉栖「綯ちゃんが馬鹿になついている…」

岡部「…お兄さんだと!?扱いが違うではないか!!」

綯「ッヒ!」

ブラウン「岡部ェ!!!」

岡部「ゴメンナサイ」

81: So Near 2012/11/07(水) 00:02:30.73 ID:6zssYzJZ0
こうして僕の一日だけの旅行は終わった。

恭介の人脈はどこまで広がっているんだろう。

そう思いながら僕は学校の寮とは別方向のチケットを見る。

僕の夏休みはこれからだーーー。

終わり

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